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「女性はアイスホッケーをやらない」と言われた過去も。米代表ヒラリー・ナイトが語る、“最後の五輪”への想い

  • 2026.2.3
Al Bello / Getty Images

2026年2月6日から22日まで、イタリアで開催される「ミラノ・コルティナ冬季オリンピック」。開幕前から世界中の注目を集めるなか、今年で5度目の出場となるアメリカ代表アイスホッケー選手は、幼少期の思い出や、今回のオリンピックにかける想いを率直に語った。

「女性はアイスホッケーをやらない」と言われた過去

アメリカ人選手として、男女通じてアイスホッケー最多出場記録を更新することになるヒラリー・ナイト(36歳)。

米国代表は前回北京大会でカナダに敗れており、金メダルは2018年平昌大会以来遠ざかっている。しかし、2025年4月の女子世界選手権ではそのカナダに勝利。ヒラリーは今、再び世界の頂点を目指している。

先日、『TODAY.com』の取材に応じたヒラリーは、「試合以外のちょっとした瞬間も、私にとっては大会の大切な思い出になる」といい、チョコレート製造会社ハーシーズの新キャンペーン『Hershey's. It's Your Happy Place.』では、本人と家族が、個人的なエピソードや幼少期の思い出、そして願いを語った。

「すぐに思い浮かんだのは、勝利した後に友人や家族をアイスリンクのレベルまで無理やり持ち上げようとしていたときのことです。勝つこと自体が特別だったわけではなく、その瞬間を一緒に楽しめたことが何よりうれしかったんです」

Steph Chambers / Getty Images

フォワードとして最後のオリンピックに臨むヒラリーは、幼い頃、祖母に「女性はアイスホッケーをやらないのよ」と言われたこともあったというが、彼女の母親がすぐ反論してくれたと振り返っている。

「母はすぐに言い返して、『もしアイスホッケーをやりたいなら、絶対にやらせる』と言ってくれたんです」

その後、ヒラリーは当時老人ホームにいた祖母を訪ね、2018年平昌オリンピックで獲得した金メダルを手渡すことができたという。

5度目のオリンピックにかける想い

今大会で、2度目の金メダル獲得を目指しているヒラリー。チームにとって大切なのは「全員が万全の準備を整えること」だと語っている。

「今はそれぞれの拠点でトレーニングや準備を進めています。全員がしっかり準備を整え、合流したときには、最高のチームとして戦えるはずです」

しかしチームは経験が浅い選手が多く、出場メンバーの半分、もしくはそれ以上がオリンピック未経験者だという。そのため、ヒラリーは全員が安心して自分の力を発揮できる環境を整えることが重要だと語っており、チームには素晴らしい選手たちが揃っているため、全員が力を出し切ることができれば、パフォーマンスは非常に高いレベルに達すると話している。

「オリンピックがどれほど素晴らしく、ワイルドでエキサイティングなものかはよく分かっています。大会の1カ月間は、興奮でなかなか眠れないこともありますし、他の選手や競技を応援したくなったり、ただチームUSAの一員でいたくなったりするのです」

さらに彼女は、自身の経験について、「オリンピックの全体像を把握しているつもりです。それによって、時間の使い方やどこにエネルギーを注ぐべきかを効率よく考えられるようになりました」とも明かした。

また、前回のオリンピックは、新型コロナウイルスの影響で観客の入場は制限されており、ヒラリーは友人や家族が会場にいなかったことで、大会での経験における彼らの存在の大きさをあらためて実感したという。

「競技する私たち自身と同じくらい、応援してくれる人たちの存在が大会にとって大切なのです」

「最後のオリンピック」と宣言

2006年の4ネイションズ・カップで17歳でデビューして以来、ほぼ20年間にわたりナショナルチームで活躍してきたヒラリー。この約20年間で、彼女はアイスホッケー史上屈指の実績を誇る選手となり、2018年平昌冬季オリンピックで金メダルを獲得したのはもちろん、2010年、2014年、2022年には3度の銀メダルを獲得し、さらに10度の世界選手権優勝も果たしている。

また、オリンピックの公式サイトによると、世界選手権におけるゴール数、アシスト数、合計ポイントのすべてで歴代最多記録を保持しているとのこと。

2025年5月20日(現地時間)には、『USA TODAY』のインタビューで、2026年をもって国際舞台でのキャリアを終える決断を宣言。「そのときが来た」とヒラリーは話している。

「このプログラムで育ち、多くのことを学びました。心は穏やかです。健康でいられて、やめたいときにやめられることに感謝しています。本当に幸運なことです」

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