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ティラノサウルスと並ぶ人気の新種が!子どもも夢中「大昔の海の底」へ行けちゃう冬の穴場スポットを獣医師ママライターが解説

  • 2026.1.31

牛や馬専門の 獣医師の経歴 を持ち、 アニマルセラピーにも詳しい ママライター「MERI」が、北海道各地の「動物とふれあえるおすすめスポット」とそのおすすめポイントを紹介する【連載】「こころ育む、動物ふれあいスポット」。

今回ご紹介するのは、大昔、海の底だった場所にある「三笠市立博物館」。

展示が分かりやすいだけでなく、触れる展示がたくさんあったり、子どもも一緒に楽しめる工夫が随所に散りばめられていたりと、とーってもステキな場所なんです!

三笠市では、海を泳いでいたアンモナイトの化石がたくさん見つかっています。

Sitakke

そのため海で暮らす生き物が見つかりやすい反面、恐竜など陸で暮らす大型の生き物が見つかる可能性は低いと考えられていました。

しかし…!あるとき、恐竜の化石らしきものが三笠市内で発見されます。
当時の三笠市民は「待望の恐竜かも!?」と大興奮…!でも、実は恐竜じゃなくて…!?

そんな三笠市立博物館ができるきっかけとなったストーリーについては、後半でご紹介します!

まずは、子連れならではの三笠市立博物館の楽しみ方からご紹介していきましょう!

さわってOKがうれしい!「本物」の化石

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中に入れそうなほど大きい!日本最大級のアンモナイトの前でピース!

展示室に入るとまず目に飛び込んでくるのが、ずらーっと並んだアンモナイトの行列!
大きくてとても状態が良く、しかも触ってもOKなんです。
海外からもこれを見るために訪れる観光客がいるほど。

さすが海の底…こんなに大きいアンモナイトが泳いでいたのか…!
中でも、日本最大級のアンモナイトは大人でも中に入れそうなほど大きくて驚きです!

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アロサウルスの大腿骨(実物化石)触っちゃったよ〜!

そしてなんと、アロサウルスの大腿骨の「実物化石」にも触れちゃうんです!
一般的には博物館の化石は多くが「レプリカ」。そんななか実物に触れるってすごいですよね。

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「これはどこの骨なのー?」と5歳の息子に聞かれ、息子の太ももを指差して「ここだよ〜」と教えてあげたのですが…アロサウルスの骨が大きすぎてピンとこないようでした(笑)

化石が目の前で動き出す…!?

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「中世代スコープ」を覗くと、アロサウルスが動き出す!?

展示室に2台設置されている「中世代スコープ」は大人も必見!
のぞいてみると…なんと目の前の化石たちが生きていた当時の姿で動き出すんです…!
この仕掛けにはびっくり。息子は夢中になって何回ものぞき込んでいました。

Sitakke
大きくてすごい迫力!空を飛ぶプテラノドン

さらに…見上げなくても勝手に視界に入ってくるほど大きい「プテラノドン」にもご注目!
こんなに大きいプテラノドンが海の上を飛んでいたなんて…!

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近くを歩いてみると…上空をプテラノドンが飛んでいくかも!?
ぜひぜひ現地でご体験くださいね。

海の底だったはずの三笠市で恐竜の化石発見!?と思ったら…

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約8000万年前、白亜紀後期の三笠市は深い海だったため、アンモナイトなど海で暮らす生き物の化石がたくさん見つかっていました。

そのため、ティラノサウルスのように陸で暮らす大型恐竜の化石が見つかる可能性は低いと考えられていたのです。

しかし、1976年のある日。
三笠市内で恐竜の化石らしきものが発見されます。
当時の三笠市民は「きっとティラノサウルスの化石に違いない!」と大盛り上がり。

でも…
その後の研究によって、2008年に新種のモササウルス「エゾミカサリュウ」(学名:タニファサウルス・ミカサエンシス)であることが判明しました。

待望の恐竜かと思いきや、トカゲの仲間であるモササウルスだったとは…

Sitakke
エゾミカサリュウの舌にご注目!なんと、トカゲやヘビのように二股なんです…!

判明した当時は落胆してしまっていた三笠市民ですが…今となってはモササウルスはティラノサウルスと並ぶほど子どもたちに大人気!

このエゾミカサリュウの発見をきっかけに1979年に三笠市立博物館が開館し、三笠市民だけでなく、今では多くの恐竜ファンに愛される博物館となっています。

そんな背景もちょっと頭に入れておくと、より博物館を楽しめるかもしれませんね。

おみやげにペーパークラフトはいかが?

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エゾミカサリュウのペーパークラフトがおもしろかわいい!

三笠市立博物館ができるきっかけとなった「エゾミカサリュウ」のペーパークラフト(500円)がありました!
台座から飛び出すエゾミカサリュウ。なんともかわいらしくないですか!?

自宅に帰ってから息子と一緒に作ってみました。
切り取り線のところに切れ込みが入っているので、取り外して、折って、のりでくっつけたら完成!

Sitakke

じゃじゃーん!

あぁ、やっぱりかわいい…!
博物館に行って、すっかりエゾミカサリュウの虜になってしまった私と息子なのでした(笑)
ステキな思い出をありがとうございます!

ペーパークラフトや缶バッジなどのオリジナルグッズは、入り口の事務所で販売しています。エントランスに見本が展示されていますので、ぜひお気に入りを見つけてみてくださいね!

海の底・三笠ならではの魅力をたっぷり味わって!

Sitakke
アンモナイトさんたちと一緒に…ハイチーズ!

今回は「三笠市立博物館」をご紹介しました!
とっても良い状態のアンモナイトの化石がたくさんあって、新種のモササウルス「エゾミカサリュウ」にも出会える、とってもステキな博物館でした。

大昔は深い海だったからこそ、海で暮らす生き物たちにとっては天国だったのかもしれませんね。
冬でも大満足でしたか、夏には特別展などのイベントや野外博物館エリアも楽しめますので、ぜひご家族で遊びに行ってみてください!

【三笠市立博物館】
所在地:北海道三笠市幾春別錦町1丁目212-1
公式HP

〈観覧料〉
一般(高校生以上)450円/小・中学生 150円/小学生未満 無料
※例年7〜10月に開催される特別展の開催期間中は、通常の観覧料に加え、特別展観覧料が加算された金額となります。
〈休館日〉毎週月曜日(祝日の場合は翌日)/年末年始(12月30日~1月4日)
〈開館時間〉午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
〈アクセス〉札幌中心部から車で約1時間/JR岩見沢駅から北海道中央バス三笠線「幾春別町行」(乗車時間:58分)終点下車後、徒歩5分

【連載】「こころ育む、動物ふれあいスポット」

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文:MERI
1991年生まれ、1児の母。東京都出身、2016年より北海道に移住し現在は安平町在住。
牛と馬の産業動物獣医師として勤務したのち、ライター&カメラマンに転身。動物やペットに関する記事を多数執筆。大学時代には馬の飼養管理を担当しながらアニマルセラピーの研究を行う。動物に関する豊富な知識と経験を生かし、動物とのふれあいを積極的に取り入れる子育てを実践中。

編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は取材時(2026年1月)の情報に基づきます。

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