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【ネット通販】冬セールで「賢く買う人」「在庫切れで泣く人」の“違い”とは 販売のプロが教える“買い物の極意”

  • 2026.1.31
ネット通販で商品をお得に買うコツは?(画像はイメージ)
ネット通販で商品をお得に買うコツは?(画像はイメージ)

1月から3月は、通販サイトからメールやLINEなどを通じて「〇%オフ」という魅力的なセールの案内が頻繁に届く時期です。店側も、季節の変わり目に在庫処分をしたいタイミング。目当ての商品を「もう少し待てば安くなるかも…」「今買わないと、なくなるかも」などと考え、購入するか迷っている人は多いのではないでしょうか。実はこの迷いが、「賢く買える人」と「在庫切れで泣く人」の分かれ道になります。

これまで、ネットショップの運営やデータ分析を通じて、数多くの購買行動を見てきた立場から、“ネットショッピングで損をしない”ための方法として、1月から3月までを対象に、通販サイトの月別の使い分け方を伝えたいと思います。

1月は「自分が本当に欲しいもの」を見定める月

メーカーやセレクトショップにとって1月は、在庫整理に本腰を入れるタイミングです。「いよいよ、ここから本格的に売り出す」という空気が、売り場や数字にも表れ始めます。そのため、自分が欲しい商品のサイズや色、型など“欲しいものがはっきりしている人”は、1月のうちに決めてしまうことをおすすめします。「もう少し下がるかも」と思っているうちに、欲しかった商品がなくなっていってしまいます。

特に注意したいのが、ハイブランドの冬物アイテムです。人気のダウンやコートのようないわゆる“大物”は、ブランド直営サイトでは値下げしないケースが多いです。そのため、「このブランドはセールをしないから無理」と判断してしまう人も少なくありません。ですが、同じ商品でも、複数のブランドの商品を取り扱うセレクトショップのサイトだと値下がりすることがあります。ここが、損をしない買い方の分かれ道です。

意識してほしいのは、欲しい商品の流通が「どこを通って売られているか」です。直営店だけを見るのか、セレクトショップも含めて探すのかなどを判断する必要があります。「欲しいブランドがセールをしないから購入を諦める」のではなく、「どのサイトに出て販売されているか」を一度調べるというひと手間で、価格や選択肢が大きく変わってきます。

そういった意味で、1月は自分の妥協点を決める月です。サイズや色に妥協できないもの、来年まで待てないもの、代わりがきかないもの、そういったアイテムは、値引き額よりも、条件の合う在庫との「出合い」を優先した方が、後悔が少なくなります。

2月はショップとの「精神的な駆け引きの月」

価格と在庫のせめぎ合いが始まる1月を過ぎると、セールの空気は少し変わってきます。値下げが進むと同時に、商品の在庫は確実に減っていくので注意が必要です。「もう少し安くなるかもしれない」と「もう在庫が残らないかもしれない」の間で判断を迫られるため、2月はショップとの駆け引きの月です。

2月にネット通販で買い物をするときによくある後悔は、「もう少し下がると思って待っていたら、サイズがなくなっていた」というシンプルなもの。「どうしてもこれが欲しい」というアイテムの購入を保留にしていると、在庫切れのリスクが高くなります。そのため、購入を待つのであれば、次のようなアイテムが向いています。

【購入を待っても問題がないアイテム】・色や形に強いこだわりがないもの・代わりがきくアイテム・価格次第で買ってもいいかなと思えるもの

2月は、安さだけを追いかけた人ほど失敗しやすい時期です。「少し高くても、欲しかった条件がそろっているなら買う」「条件が崩れているなら、無理に買わない」というこの割り切りができると、2月のセールはかなりラクにお買い物ができます。

「これ以上は下がらなくても買うライン」「ここまで残っていなければ諦めるライン」を決めておくことで、情報に振り回されにくくなります。待つか、買うか。その判断を先延ばしにし過ぎると、3月は「もう残り物しかない」状態になりがちです。2月は、ショッピング計画を決めるための分岐の月なのです。

3月は「条件を緩めて流れてきたものと出合う月」

3月になるとセールはもう終盤であり、価格だけを見れば「ここまで下がるのか」と驚くようなものも出てきます。ただし、その分、選択肢はかなり限られているのが現実です。そのため、3月の通販サイトの使い方は、1月や2月とは、まったく違う向き合い方になります。

背景として知っておきたいのが、3月という時期の「売り場の事情」です。ブランドやショップ側は、3月以降は基本的に新作、新シーズンの立ち上がりを最優先します。トレンド感や世界観を大切にするため、オフィシャルサイト(自社ECサイト)では、あえてセール品を前面に出さないケースも多くなります。理由はシンプルで、「今、ブランドとして見せたいのは未来」であり、過去シーズンの商品は主役ではないからです。

その一方で、在庫がゼロになるわけではありません。そこで使われるのが、販売の“受け皿”としての別チャネルです。

例えば「ファミリーセール」「アウトレット」「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」「『楽天ファッション』などのモール媒体」では、ブランドの世界観や今季の打ち出しとは切り離して、「在庫としての商品」が並びます。だからこそ、価格は大きく下がる一方で、サイズや色はバラバラになりやすく、まさに「条件が合えばラッキー」という状態です。そのため、3月に手を出していいのは、次のような条件が緩いアイテムです。

【3月に購入してもよい商品】・サイズや色に強いこだわりがないもの・多少妥協しても使えるもの・あればうれしいくらいの位置づけのもの

価格が十分に下がっていて条件も許容できるなら、3月のショッピングはとてもお得です。つまり3月は、「欲しいものを探しに行く月」ではなく、「条件をゆるめて、流れてきたものと出合う月」です。

3月のセールは、計画性よりも余白を楽しめる人向けです。「これじゃなきゃダメ」を手放せる人ほど、結果的に満足度の高い買い物ができる月だと思います。

買い物で失敗しやすいのは “最安値”を狙い過ぎること

私は待つことは我慢ではなく、一つの選択だと思っています。もちろん、安く買えたらうれしいでしょう。でも、安さを追い過ぎると結果的に一番大事なものを逃してしまいます。私は毎年、次のような判断を繰り返しています。

・本当に欲しい商品→1月中に買う・なくなっても納得できる商品→2月まで待つ・購入をさらに待てる場合→3月も視野。ただし“残っていたらラッキー”と考える

この「線引き」ができると、迷いが減ります。ブランド側の事情と、売り場の役割を理解していれば、「なぜ選択肢が限られるのか」「なぜ驚くほど安い商品が出てくるのか」が自然とふに落ちます。

「自分は、これをこの価格で買う」「ここまで下がったら買う」「なくなったら縁がなかった」という自分の価値基準で決められると、セールに振り回されなくなります。

もちろん、本当に欲しい物をみんなより早く持ちたいからと定価で買う選択も、全然ありです。自分が後悔しないタイミングを選べるかどうかという点が一番大事だと思っています。後悔のないネットショッピングの参考になれば、うれしいです。

「六次元」社長 泉辰徳

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