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メイクアップのプロが教える、2026年春の新色ベストバイ。

  • 2026.1.30

カラフルでプレイフル、新たな息吹に包まれる2026年春のモードに合わせて、メイクアップはどうアップデートするのが正解? 何を手に取り、どう自分を表現すべきか、今季のムードをもとに、メイクアップアーティストの松井里加と最旬のウィッシュリストを提案。

2026年春、メイクはどう変わる?

15ブランドものデザイナーが交代し、新しい幕開けとなった2026年春夏コレクション。ランウェイを彩ったのは、あふれる色彩や大胆なカラーブロック、花柄やスカーフ、リボンや刺繍など。クチュール要素の強いファッションを軽やかに楽しむ空気に包まれた。

一方でメイクは、その多くが驚くほどヌーディだ。そこには服の個性を際立たせ、モデル自身の骨格や肌の質感を生かした「引き算」の思考が見てとれる。

「装いがプレイフルになった分、メイクまで盛りすぎるのはトゥーマッチ。ヌーディな表現が主流となるのは必然ですが、かといって色味を抑えたミュートメイクではカラフルで躍動感のある今季の服には少し淋しい。また、ラフなだけのナチュラルメイクでは大人にはカジュアルすぎてしまいます」

そう解説するのはメイクアップアーティストの松井里加。鍵となるのがフレッシュな生命感だ。

「どんなスタイルでも、メイクの基本となるのは丁寧にケアされた肌から滲み出るような血色感。チークはもちろん、目元の陰影や唇にも自然な赤みは欠かせません。さらに、"丁寧感"を支えるのが眉。自眉の色や形をベースにしつつ、毛流れを端正に整えることで知的な品格が生まれます」

自分が本来持つ素の魅力を生き生きと仕上げた上で重要となるのが、装いのムードを完成させるスパイスを一点、どこに置くかということ。たとえば、一見秋冬っぽいディープなリップ、体温を感じる肌とは相反するようなクールな光など、ハッと目を引くようなちょっとした"ズレ"をひとさじプラスする。服の表現力を最大限に引き出すランウェイの美学を参考に、ベストバイな新色でメイクをアップデートしたい。

松井里加/RIKA MATSUIメイクアップアーティスト。ファッション誌や広告で活躍。最新のモードトレンドを取り入れつつも気品のあるメイクに定評があり、フォトグラファーやエディター、モデルの信頼も厚い。自身が手がけるスキンケアブランド、セラリーも好評。

1. LIPSTICK

今シーズンのリップは、春の装いとのパワーバランスで選びたい。カラフルな色彩や独創的なディテールなどエナジーのある服に合わせたいのは、色と質感が緻密に計算された一本。「絶妙な抜け感と、それでいてファッションのパワーに埋もれない主張のあるリップ選びを。深みがあるのに光を透かす"羊羹ルージュ"、肌のみずみずしさを強調するミルキーなグロス、素の唇を美しく見せるピンキーなヌードカラー、新しいニュアンスを備えた3つのアプローチに注目です」(メイクアップアーティスト松井里加)

Transparent Darkダークに透ける"羊羹ルージュ"。

大本命は深みのある小豆色。それも羊羹のように奥深く、澄んだ"透けダーク"なら春の光に美しく映える。「さらにほんのりグレーや青みを帯びているのが断然おしゃれ。アウトラインを曖昧に、ラフに纏うことがこなれ感を引き出す鍵です」(松井)

1. いまの気分にぴったりな、煌めくベージュブラウン。ルージュ ココ フラッシュ 290 ¥6,490(2/27限定発売)/シャネル2. 媚びないブラックチェリーカラー&バームのツヤ感。潤いが続くのもうれしい。アフターグロー リップバーム N 257 ¥4,180/ナーズ ジャパン3. 黄みと青みのバランスが絶妙! デューイーメルト リップカラー 13 ¥4,180/RMK Division4. シックで使いやすい、ゴールドパール入りのモーヴブラウン。モイスチャー グレイズ リップスティック 111 ¥5,830(限定発売)/スック

Milky Gloss乳白色の輝きを纏う、モダンなツヤ。

昨年からトレンドのリップグロスは"白み"に注目。柔らかい素材のドレスやニュートラルカラーとも相性抜群だ。「大人はベージュのリップペンシルで唇の輪郭を整え、ヌードカラーの口紅を薄く仕込んでおくのがコツ。上からミルキーなツヤを重ねれば旬な唇に」(松井)

1. シロップのようなシュガーピンクに、大粒のピンクラメや繊細な多色ラメがキラリ。YSL ラブシャイン グロスプランパー 10 ¥4,950/イヴ・サンローラン・ボーテ2. 厚膜のツヤが人気のグロスにパール入りが新登場。ポップなピーチピンクは、ひと塗りでスイートなジューシーリップに。ディオール アディクト リップ グロウ オイル 077 ¥4,950/パルファン・クリスチャン・ディオール3. ブランドを象徴するミルキーなグリーン。反射するようなツヤと相まって、モードでクールな仕上がりに。リフレクション リキッド バーム グロス U000 ¥5,940(3/13発売)/プラダ ビューティ4. 唇にのせるとわずかに感じるイエローが、ヘルシーな顔色を演出する。ザ リップグロス ティント 001 ¥4,070/アディクション ビューティ

Sensual Nude王道ベージュにピンクのニュアンス。

どんなシーンにもなじむ万能ベージュは、今シーズンピンク寄りの一本をチョイス。「素の唇を美しく見せるから、単なるナチュラルな印象に終わらない、洗練されたヌードメイクを叶えます」(松井)。カラフルな服にはもちろん、グレージュなどの装いにも調和する。

1. トレンドのひとつ、ブラーなリップメイクを叶えるスフレマット質感。優しさと深みを備えたカラー。リップ スティロ マット 113 ¥7,370/トム フォード ビューティ2. フレッシュな桃のようなヌーディピーチ。鮮やかな発色とみずみずしいツヤを両立し、ケア効果も高い。パルファム ジバンシイ ローズ・パーフェクト・シャイン 109 ¥5,060(限定発売)/LVMHフレグランスブランズ3. 薄膜で軽やかな付け心地で、可憐なピンクベージュも甘すぎない。ルージュ オー ミューテッドグロウ 08 ¥4,620/セルヴォーク

2. EYE LINER

Reddish Line下まぶたにそっと赤のアイライン。

ランウェイで目を引いたのが、赤いアイライン。「血色感のあるメイクのポイントとして効いています。下まぶたのキワに細く入れれば大人でもトライしやすく、ぐっとモードな印象。デイリーに使うなら赤みブラウンやポップなピンクも可愛いです」(松井)

1. マットな質感が、垢抜けた可愛さを表現するロージーピンク。グラフィック リクイド アイライナー EX-02 ¥3,300(限定発売)/RMK Division2. 限りなく黒に近い赤で、洗練の眼差しに。スティロ ユー ウォータープルーフ N 67 ¥4,620/シャネル3. まつ毛の隙間や目のキワもなめらかに描ける。凛としたムードのモーヴブラウン。ザ ジェル アイライナー 102 ¥3,300(限定発売)/アディクション ビューティ

3. BLUSH

Flushed Skin「赤」を仕込んで、上気した肌に。

イメージは100m走った後のような血色感!「チークは赤を縦長に広めに入れるのが気分。鼻先にも少し滲ませて。パウダーの上にリキッドを重ねる逆転のレイヤードでフレッシュ感がアップ。ブロンザーとハイライトで立体感を足し、自然な奥行きを引き出して」(松井)

1. 肌になじみやすいゴールドシマー入り。ブラッシュ N 907 ¥5,390/ナーズ ジャパン2. 肌がくすんで見えない、自然な影色。ルナソル カラーリングブリーズ 07 ¥3,300/カネボウ化粧品3. 赤みの濃淡を揃えたマルチパレット。これひとつで眼差しと頰にモダンな高揚感を宿せる。ルージュ ヌワール コンフィダンス ¥13,750(限定発売)/シャネル4. 素肌から滲み出るような色とツヤ。肌に溶け込むコーラルベージュ。カラー+グロウ エンハンサー 04、5. 透け感のあるモーヴピンクの同 06 各¥6,270(ともに3/1発売)/ともにSHISEIDO

6. モード感が一気に増すブラーな仕上がり。リップにもチークにも使える。M・A・C パウダー キス リップ+チーク ムース ピンク ローゼズ ¥4,840/メイクアップ アート コスメティックス7. みずみずしいツヤがジュワッと広がる。コンプレクション フェイス カラー 05 ¥4,950/スック

4. EYE SHADOW

Shadowy Pink目元にピンクニュアンスの陰影。

定番の影色シャドウパレットは、ミュートカラーとも黄みベージュとも違う、微かにピンクを感じるカラーが本命。「色鮮やかな装いにも品よくなじみ、目元にポジティブな輝きを宿します。切れ長のアイラインと合わせればグッといまっぽく、意志のある表情に」(松井)

1. 春の光を思わせる柔らかなグラデーション。ルナソル アイカラーレーションN 18 ¥7,700/カネボウ化粧品2. パウダーとは思えない透明感、密着力が魅力。彩度低めのピンクがスタイリッシュ。スキンシャドウ デザイニング パレット 10 ¥7,700/コスメデコルテ3. ヌードカラーに潜ませたレッドパールが自然な血色感を醸し出す。重ねるごとに透明感がアップ。スターゲージングアイシャドウクアッド 10 ¥7,480/スリー4. 上品なソフトローズに煌びやかなグリッターが華を添える。クチュール ミニ クラッチ<コレクター> 126 ¥11,660(2/6限定発売)/イヴ・サンローラン・ボーテ

5. HIGHLIGHTER

Icy Blue & Silver違和感が新鮮。アイシーな光の魔法。

体温を感じる端正なヌードメイクに、あえて相反する冷たい光をトッピング。「クールな輝きが瞳や肌をクリアに見せ、血色感を際立たせます」(松井)。調和の中に潜ませる突然の違和感が、レジームチェンジした自由で軽やかな今季のムードに美しく呼応する。

1. 大粒ラメがクリスタルのように冴え渡る。モノ ルック アイズ L-102 ¥4,290(限定発売)/スック2. 輝度の高い濡れツヤなアクアシルバー。ムラなくついて長時間ヨレにくい。リッド インプレッション リクイド アイシャドウ 04 ¥4,180/RMK Division3. 人気ハイライターに、ピンクの偏光パールがクールに瞬く限定色が登場。ディオールスキン フォーエヴァー グロウ マキシマイザー 100 ¥5,940(限定発売)/パルファン・クリスチャン・ディオール4. フロスティなシルバーで、指先に凛とした輝きを。ザ ネイルポリッシュ + 127P ¥2,420(限定発売)/アディクション ビューティ5. ブルーとピンクの光のヴェールで、肌に透明感と明るさをオン。ココ デニム ¥13,750(2 /27限定発売)/シャネル

問い合わせ先:シャネル カスタマー ケア センター0120-525-519(フリーダイヤル)https://www.chanel.com/jp/ナーズ ジャパン0120-356-686(フリーダイヤル)https://www.narscosmetics.jp/RMK Division0120-988-271(フリーダイヤル)https://www.rmkrmk.com/ja/スック0120-988-761(フリーダイヤル)https://www.suqqu.com/ja/イヴ・サンローラン・ボーテ0120-526-333(フリーダイヤル)https://www.yslb.jp/パルファン・クリスチャン・ディオール03-3239-0618https://www.dior.com/ja_jp/beautyプラダ ビューティ0120-950-992(フリーダイヤル)https://jp.pradabeauty.com/アディクション ビューティ0120-586-683(フリーダイヤル)https://www.addiction-beauty.com/トム フォード ビューティ0570-003-770https://www.tomfordbeauty.com/LVMHフレグランスブランズお客様窓口03-3264-3941https://www.givenchybeauty.com/jpセルヴォーク03-5774-5565https://celvoke.com/カネボウ化粧品0120-518-520(フリーダイヤル)https://www.lunasol-official.com/SHISEIDOお客さま窓口0120-587-289(フリーダイヤル)https://brand.shiseido.co.jp/メイクアップ アート コスメティックス0570-003-770https://www.maccosmetics.jp/コスメデコルテ0120-763-325(フリーダイヤル)https://www.decorte.com/スリー0120-898-003(フリーダイヤル)https://www.threecosmetics.com/

*「フィガロジャポン」2026年3月号より抜粋

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