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「暗証番号が思い出せない、、、」ATMの前でパニックになった私の、恐ろしい『限界の正体』

  • 2026.2.1

筆者の友人Yの体験談です。
銀行のATMで、いつも使っているはずの暗証番号が出てこなくなった日。
その小さな出来事が、Yにある事実を突きつけました。

画像: 「暗証番号が思い出せない、、、」ATMの前でパニックになった私の、恐ろしい『限界の正体』

頭の中が真っ白

ATMの前で、Yは立ち尽くしました。
画面に表示された「暗証番号を入力してください」という文字を見た瞬間、頭の中が真っ白になったのです。

義父が亡くなってから2週間。
義母は手術のため入院中で、仏事や家の用事、相続や入院費の手続きが一気に重なって、Yに降りかかっていました。落ち着いて考える時間もないまま、義母の口座に関わる銀行手続きを頼まれ、この日も当然のように動いていたのです。

余裕のない日々

通帳、印鑑、書類。
Yのバッグの中には、家族の用事に関わるものばかりが増えていきました。
誰かが困れば対応し、必要と言われれば引き受ける。
疲れていても「今は仕方ない」と自分に言い聞かせ、気づけば深く息をつく余裕もなくなっていました。

夜になれば、翌日の段取りを考えたまま眠りにつき、朝はアラームより先に目が覚める。
休めていない実感を置き去りにしたまま、また一日が始まっていきました。
自分のことは後回しにするのが、当たり前になっていたのです。

ただのミスじゃない

画面に向かい、Yは二度続けて暗証番号を間違えました。

「いつもの番号なのに……」
焦りで指先が震え、このままではカードが使えなくなるという不安がよぎります。
慌てて夫に連絡を取り、教えてもらった番号を三度目に入力して、ようやく手続きは完了しました。

その瞬間、Yははっきりと気づいたのです。
これは単なるミスではなく、積もり積もった疲労の結果なのだと。

限界の合図

当たり前にできていたことが、できなくなった。その事実が、Yにとっての何よりのサインでした。

やるべきことを抱え込み続ければ、心だけでなく体や思考にも影響が出るもの。自分ではまだやれると思っていたけれど、体はすでに限界を知らせていました。

あの銀行での出来事を境に、Yは「全部自分でやらなくてもいい」と考えるようになりました。
限界に気づけたこと自体が、遅すぎない一歩だったのだと、今は受け止めています。

【体験者:50代・女性主婦、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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