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「非常に後悔している…」クルマ購入者300人への調査で判明…支払いで“損する人”の意外な共通点

  • 2026.3.6
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出典元:PIXTA(画像はイメージです)

車選びのリアルに迫る連載第3回。今回は300人のアンケート調査から、購入後に不満や後悔を抱えている20人の声にフォーカスします。

不満のリアルなコメントから見えてきたのは、支払い方法そのものの良し悪しではなく、金利や月々の負担、借り換えといった特定のキーワードでした。

買い方ごとの不満の偏りや生々しい声を整理し、契約前に確認しておきたい後悔の地雷を避けるためのヒントをお届けします。

購入後のまさかを防ぐ。リアルな不満から見えたもの

前回の連載第2回では、車の買い方によって購入時に抱く不安が4つのタイプに分かれることをお伝えしました。それぞれがご自身のライフスタイルに合わせて、一番避けたい不安を考慮しながら支払い方法を選んでいる様子が見えてきたのではないでしょうか。

車は生活に欠かせないものであると同時に、数年に一度の非常に大きな買い物です。だからこそ、じっくりと悩んで決めたはずなのに、後になってから、もしかして失敗したかもしれないと感じてしまうのは、できれば避けたいものです。

そこで今回注目したいのは、実際に車を購入したあとで生じてしまったリアルな不満の声です。アンケートに回答いただいた300人のうち、購入後に不満を抱えている方々の実際の言い分を紐解いてみます。

彼らが何に対して不満を感じているのか、その言葉から後悔のパターンを可視化していきましょう。不満の声に耳を傾けることで、これから車を購入する際の大きなヒントになるかもしれません。

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不満を抱えているのは20人。どの買い方が多いのか

今回のアンケート調査は、クルマの購入経験がある全国の18歳以上の男女300人を対象に行いました。現在の支払い方法に対して、やや不満、あるいは、とても不満と回答したのは300人中20人でした。大多数の人が選んだ買い方に概ね満足している一方で、一定数の方が何らかの後悔を抱えているようです。

この20人がどのような買い方を選んでいたのか、内訳を見ていきます。ここでは支払い方法別に、それぞれの支払い方法を選んだ利用者全体に対して、不満と回答した人がどれくらいの割合かに注目してみましょう。

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図:支払い方法別 満足度:不満と回答した比率(n=290) ※その他支払い方法はn数が少ないため割愛

結果として、不満の声が最も多かったのはディーラーローンで、利用者のうち10人(20.8%)が不満を抱えていました。次いで、現金一括を選んだ人の中では5人(3.0%)、銀行ローンでは3人(5.9%)、残クレでは2人(9.1%)という結果になりました。なお、リースやサブスクリプションは母数が少なく、選んだ人の中で不満と回答した方はいませんでした。

人数や割合としてはディーラーローンに不満を感じている方が多いものの、これが直接ディーラーローンが良くないというわけではありません。では、彼らは具体的にどのような点に後悔しているのでしょうか。寄せられたコメントの言葉を紐解きながら、その中身を覗いてみたいと思います。

生の声から抽出。後悔の背景にあるキーワード

ここからは、不満を抱える20人の自由記述から、どのような内容が書かれているかを分かりやすい大枠のカテゴリーに分けて整理してみます。実際のコメントの中で、どのようなポイントが不満の種として語られているのか、その内訳を見ていきましょう。

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表:カテゴリー別の不満理由(n=20)

毎月の支払いが始まってから日々のやりくりに苦労したり、予想以上に総支払い額の大きさに気づいたりする様子がうかがえます。さらに、購入時の説明・対応への不満として、販売店で他の選択肢を教えてもらえなかったという情報不足に関する後悔も見受けられます。これらは、契約の時点ではなかなか見えにくい部分なのかもしれません。

買い方によって違う地雷の傾向とリアルな声

さらに、選んだ買い方ごとに不満の出方がどう違うのか、代表的なコメントの原文と照らし合わせて観察してみます。買い方によって、直面する不満の種類にどのような違いがあるのでしょうか。

まずは、不満の声が10人と最も多かったディーラーローンの傾向です。ここでは金利や総支払い額に関する不満や、購入時の説明への不満が目立ちました。店舗で手軽に手続きできる反面、後から利息の負担や選択肢の少なさに気づくケースがあるようです。

実際の声として、「もし時間に余裕があり銀行ローンにしていれば金利差で総支払い額を抑えられたはずで、毎月支払いながら少し後悔しています」というコメントがありました。また、「他の方法を詳しく教えてくれるところや場所がなく、車の販売店の話をそのまま聞いて選ぶしか方法がなかったことを非常に後悔している」といった声も寄せられています。その結果として、「遅くならないうちにろうきんの方に借り換え手続きを行っているところです」と、具体的に行動を起こしている方もいるようです。

次に、銀行ローンと残クレの傾向を見てみます。銀行ローンの不満3人は、すべて毎月の支払い・家計への負担に関するものでした。「月々のマイカーローンの支払いがかなり厳しくなってきている」という声や、「借金を背負うことは精神的重圧が大きい」という声があり、日々の生活にのしかかる重みを感じているようです。

残クレの不満2人からは、独自の仕組みや手元資金への不満として、「値引きが利息を払うことにより無くなってしまう」、また「一括返済をする手続きが面倒」と、仕組みに対する複雑さや手間に言及する声が挙がっています。

最後に、現金一括を選んで不満を感じている5人の傾向です。手元資金が減ることへの不安や、他のローンとのバランスに関する言葉が目立ちました。「一度に多額のお金が出金となるので少し躊躇った、他に急な出費ができたらどうしようという不安があった」という声や、「住宅ローンの支払いと親への車代の返済の両方はかなり厳しい」といったコメントがあり、一括で支払った後の生活防衛に関する懸念がうかがえます。

契約前のポイント確認が迷いをなくす

生々しい不満のコメントを整理していくと、どの買い方が正解かということではなく、それぞれの支払い方法に特有の不満の論点が存在することが見えてきます。買い方ごとに、あとから気になりやすいポイントが異なっているのです。

たとえばディーラーローンを検討しているなら金利と総額について、現金一括を予定しているなら急な出費への備えや他のローンとのバランスについて、今回挙がったようなカテゴリーを参考に、ご自身の場合は大丈夫だろうかと契約前に一度立ち止まって確認してみてはいかがでしょうか。また、購入時には販売店の話だけでなく、他の選択肢も自分から聞いてみると安心かもしれません。

買い方の優劣に悩むのではなく、ご自身にとって後悔の地雷になりそうなポイントを事前に見つけておくこと。その小さな確認作業が、納得のいくクルマ選びへの第一歩となるはずです。



ライター:根岸 昌輝
自動車メーカーおよび自動車サブスク系ITベンチャーで、エンジニアリング、マーケティング、商品導入に携わった経験を持つ。
現在は自動車関連のライターとして活動し、新車、技術解説、モデル比較、業界動向分析など、業界経験に基づいた視点での解説を行っている。


※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています
・調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
・調査期間:2026/2/16〜2026/2/18
・調査対象:全国/18歳以上/性別不問/車の購入経験がある方
・有効回答数:300


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