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その服、何年見て見ぬふりをした?「痩せたら着る」と眠らせていた服が『自分への呪い』だと気づいた日

  • 2026.1.25

クローゼットの整理をしていると、どうしても捨てられない服が出てくることがありますよね。「いつか着るかも」「処分するのは勿体ない」という気持ちは、誰にでもあるものです。今回は、筆者の友人の体験談をご紹介します。

画像: その服、何年見て見ぬふりをした?「痩せたら着る」と眠らせていた服が『自分への呪い』だと気づいた日

捨てられない「かつての服」

以前の私は、独身時代に着ていたタイトなワンピースや、くびれのあるスカートをどうしても手放せずにいました。

産後に体型が変わった今の私には、どれも太ももあたりで止まってしまうものばかりです。
パンパンに膨らんだクローゼットを開けるたびにそれらが目に入り、何度ため息をついたかわかりません。

「いつか痩せたら、また着られるはず」と自分に言い訳をしていましたが、クローゼットのスペースだけでなく、心までぎゅっと圧迫されているように感じていました。

服が突きつける現実

「痩せれば着られる」という希望は、裏を返せば「今の体型はダメだ」という強烈な自己否定でした。

服を見るたびに、体型が戻らない自分を突きつけられ、惨めな気持ちになっていたのです。

いつ来るかわからない未来のために、なぜ今の自分を傷つけなければならないのか。
ある時ふと、今の私を一番大切にできていないのは、他ならぬ自分自身なのだと痛感し、ハッとさせられました。

過去を手放して出会う服

週末、意を決して思い出の服をすべてゴミ袋に詰め込みました。
そして、今の身体のラインを美しく見せてくれて心地よくフィットする、少し上質な服を買いに行ったのです。

試着室の鏡に映った私は、窮屈な服に無理やり体を押し込んでいた時よりも、ずっと晴れやかで美しく見えました。

自分に合う服をまとうだけで、こんなにも自信が湧いてくるのかと驚いたものです。

諦めではなく「今」を大切にする

「いつか」を待っていては、今この瞬間を楽しめません。
今の自分が心地よく、笑顔で過ごせることが一番なのではないでしょうか。

今の体型を受け入れ、美しく見せる服を選ぶ。
それは決して諦めではなく、自分を慈しみ、大切にするという前向きな決意です。

クローゼットの風通しが良くなった分だけ、私の心も驚くほど軽くなった気がします。
大切なのは、過去や未来の私より、今日を生きる私なのだと、ようやく胸を張って言えるようになりました。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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