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現代に必要なのは誰もが協力したくなる「明るい人」という人間力【人生が豊かになる言葉の選択 vol.112】

  • 2026.1.14

京都「両足院」の副住職、伊藤東凌さんは「“言葉”は捉え方次第で、人生をもっと豊かにすることができる」と言います。視点を変えることで選択肢が増え、視野が広くなる。そして、自分自身で選んでいくことで、心がもっと成長する。毎週水曜日に配信するこの連載【人生が豊かになる言葉の選択】では、そんな、プラスの循環へと繋がる思考の変換方法を学んでいきます。

現代のお坊さんが説く“人生を豊かにする、言葉の選び方・捉え方”とは? 今回は、「明るい人」というAIに負けない人間的スキルについて。

いるだけで場が華やぐ巻き込み力のある人

Yuna Yagi

今年の年始も「両足院」には多くの方がお参りに訪れました。年の始まりに決意を新たにする人、お守りづくりに向き合う人… そんな人々の佇まいからは、未来への希望に満ちた明るさが感じられて、傍らにいる私も軽やかで前向きな思いに満たされました。

ここ最近、ビジネスパートナーとしてともに行動している男性がおり、彼を一言で表現すると「明るい人」です。30代前半ですが、営業職の経験が豊富で話し上手。難しい話も厄介な調整も、この人が話すとなぜか楽しげに聞こえます。そのため、新しい仕事を持ちかけられるたびに、「一緒にやってみようか」とつい思ってしまうのです。

人間にしかできないことがより際立っていく時代に必要な“人間らしい”スキル

ここでいう明るさとは、単なる元気さや一時の盛り上げ役のことではありません。常に感情が安定しており、周囲を俯瞰的に見る眼差しがあるため、企画を軌道に乗せ、状況を調整し、現場を前に進めることができます。笑顔でそんな行動を続ける姿勢は、関わる人の気持ちも明るく上向かせていきます。

テクノロジーやAIが進化したいま、難しい計算やプログラミング、語学や会計といった専門職までも、人でなくてもできるようになりました。そうなると、専門分野で一芸に秀でていれば、人間力が低くてもいいというのはどんどん通用しなくなります。明るさこそが人間力であり、生き抜く力そのもの。「明るい人」の価値が相対的に高まり、人間にしかできないことがより際立っていく時代に、あなたは何を磨いていきますか?

<読者のみなさんのお悩みを募集します!>
人間関係やキャリアについてなど、読者のみなさんのお悩みに、伊藤東凌さんがお答えします。こちらに必要事項を明記の上、ご応募ください。採用されたご相談内容に関しましては、同メディアの企画内で解決方法をご提案させていただきます。

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