1. トップ
  2. 韓国で日本人“監督級”コーチが急増している理由とは?「国籍ではなく実力だけを見た」と現地紙

韓国で日本人“監督級”コーチが急増している理由とは?「国籍ではなく実力だけを見た」と現地紙

  • 2026.1.14

韓国で今、日本人“監督級”コーチの存在感が急速に高まっている。

韓国メディア『スポーツ京郷』は9日、韓国のプロサッカーリーグであるKリーグでは、指揮官経験を持つ日本人コーチの招聘が新たなトレンドになっていると報じた。

特に積極的なのが大田ハナシチズンで、同クラブは2024年7月に吉田達磨氏を戦術コーチとして迎え、残留争いから上位争いへとチームを押し上げた。

今季はその後任として、前ヴァンフォーレ甲府監督の大塚真司氏を招へいし、戦術面を一任する。

蔚山HDも昨年12月に渡邉晋氏を戦術コーチとして迎え入れた。

渡邉氏はJリーグでベガルタ仙台やレノファ山口の監督を務めた実績を持ち、かつて池田誠剛氏が蔚山で成功を収めた流れを継ぐ形だ。

また昨季には、古豪の水原三星が柏レイソル元監督の井原正巳氏を招聘し、大きな話題となった。

『スポーツ京郷』は、こうした日本人コーチに共通する点として「指導者としての豊富な実績」を挙げている。日本では欧州や南米出身指導者の流入により戦術レベルが向上しており、そのノウハウがKリーグにとって貴重な刺激になっているという見方だ。

大田の関係者は「最初から国籍ではなく実力だけを見て戦術コーチを探した。黄善洪監督の希望があって、候補として吉田コーチ、続いて大塚コーチがチームに加わった。大塚コーチも黄監督の戦術完成度を高めてくれるはず」と説明。

吉田氏の戦術が2024年の1部残留と今季の上位争いに大きく貢献したと評価している。

こうした成功例を背景に、一部クラブでは日本人監督の招聘も検討されたが、初の事例となる重圧から見送られたとも伝えられている。

専門家は、外国籍監督が減っているKリーグで、「Kリーグに多様性をもたらす存在」として日本人指導者に期待を寄せており、来季以降、さらに動きが活発化する可能性もありそうだ。

今後、日韓サッカーの現場レベルでの交流がどこまで広がるのか注目したい。

筆者:江島耕太郎(編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる