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下着の捨てごろは?どう捨てたらいい?使い古しは思い切って処分して、見えないところからおしゃれを始めましょう!【石川三千花さん・エッセイ】

  • 2026.1.13

一見まだきれいだけど、実はもうくたびれている下着、家にありませんか?いますぐ、使い古したおパンツは捨て去って、下着からおしゃれをはじめましょう!


年が明けたときに、知人のSNSを何気なく読んでいたら、「下着は新年になったときに新しいものに替えて、心身ともに晴れやかにスタートするのがわが家のならわし」というような投稿が目に入った。

なるほど、それは気分もシャキッとして、いかにも新年の清々しさを感じる行いだろうと思った。そうか、おパンツの替えどきを新年に定めて、はき古したものはそのときにさっさと捨て去ると決めていたら、私のように、捨てどきを迷いつつ、洗濯したのだからもう1回はいてしまう、なんてこともなくなるよねと思い当たった。

そう、私のおパンツの捨てどきは、かなりテキトーだ。もちろん、それのゴムが伸びてきたり、生地に張りがなくなってきたり、変色してしまったら、さすがに捨てるが、そろそろ新しいおパンツに替えようかな、という状態は、多分、多分だが、新年にバッサリ新しいおパンツに替えるような人が見たら、もうとっくに捨ててもいいくたびれ加減のような気がする。

しかし、そんな捨てるかどうかの瀬戸際のようなおパンツを、友人たちと行く温泉旅行にはいて行けるかというと、とんでもない! そういうシーンには、自分が持っている目一杯おしゃれで新しいおパンツをはいて行くわけです。私にも経験があるけれど、親しい女友達というものは、おパンツの見せっこなんてことにも発展する場合がある、とっても危険なシチュエーションなんです。だから、まぁおろしたてとまでいかなくても、他人に見られても恥ずかしくないレベルなら、そのおパンツはオッケーということになります。

それから、下着についてよく聞くのは、出かけた先でもしも事故にあって病院に担ぎ込まれたときに、下着がみすぼらしいほどにくたびれていたら恥をかくから、外出時はアウターだけでなく、インナーにも気をつけるべきという話。

表立っては見えないけれど、下着のおしゃれをする人は、本当の身だしなみを知るおしゃれな人ということでしょうか。隠れているところに、本質が表れるという話。確かに高価な洋服を着ていながら、下着はボロいなんて人は、かなりかっこ悪いファッション感だと思います。今日すぐに、おパンツを替えようっと!

余談になるが、私は下着でも靴下でもお気に入りのアイテムを大事にしまっておく性分で、それが数年経つと劣化しておまけにサイズも合わなくなる、なんてことになりがち。これも改めて、生きてるうちに、好きなものはいますぐどんどん身につけたいと思う。

イラスト&文/石川三千花

※素敵なあの人2025年4月号「石川三千花の素敵とそれなりの間にはvol.57」より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

この記事を書いた人 石川三千花さん

映画、ファッションについて独自の観点からイラスト+エッセイを展開。著書に『石川三千花の勝手にオスカー』(集英社)、『勝手にシネマ・フィーバー』(文藝春秋)など多数。

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