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「どこにでもあるスタバ」が終了? 米で数百店舗を閉鎖、1500億円投じる大リニューアル開始

  • 2026.1.12
Starbucks

米スターバックスは数十年にわたり、文字通り「道の向かい側にまたスタバがある」というほど至る所に出店してきた。しかし2026年、その光景は過去のものになるかもしれない。

元「チポトレ」の現CEOブライアン・ニッコル氏の下で進められている10億ドル(約1,500億円)規模の再構築計画の一環として、2025年中に全米の主要都市で数百店舗を閉鎖した。これにはニューヨークの42店舗、ロサンゼルスの約20店舗のほか、シカゴ、サンフランシスコ、ミネアポリス、ボルチモアなどの拠点が含まれている。

「どこにでもあるスタバ」が姿を消す?

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その理由は明確。かつて無敵を誇った「四つ角すべてに出店する」というドミナント戦略が、以前ほど効果を発揮しなくなったためである。リモートワークの定着、運営コストの上昇、そして地元密着型の競合店の台頭により、都市部での過剰な店舗展開は攻めの姿勢ではなく、むしろ負債へと変わってしまった。

実際、ニューヨークのシンクタンク「Center for an Urban Future」の調査によると、マンハッタン最大のコーヒーチェーンとしての座を、ついに「ダンキン(Dunkin')」に明け渡したという。

今回の動きは、不採算店舗を整理する一方で、好調な店舗により多くのリソースを投下することを目的としている。スターバックスは米国とカナダの1万8,000以上の店舗を精査し、継続か、閉鎖か、あるいはアップグレードが必要かを判断した。

2026年は「サードプレイス」の復活を視野に

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この計画の核となるのは、直営店の約10%にあたる約1,000店舗の大規模なリニューアルだ。店舗レイアウトの刷新、座席の改善、そしてコンセントの増設が行われる。これは、かつてスターバックスを象徴した、家でも職場でもない「サードプレイス(第3の場所)」という心地よい空気感を取り戻すための試みである。

場合によっては、不採算店の閉鎖が近隣店舗のビジネスを活性化させることもある。スターバックスの元不動産戦略責任者がCNNに語ったところによれば、遅れをとっている店舗を閉じることで、近隣の店舗で「座席が見つかりやすくなる」「モバイルオーダーの受け取りがスムーズになる」といったメリットが生まれ、結果として売上が伸びるケースがあるという。もちろん、これがスターバックスの終焉を意味するわけでは決してない。しかし、アメリカで午後の散歩中に同じ緑色のロゴを4回連続で通り過ぎるような日々は終わるだろう。

※この記事は『delish』の翻訳をもとに、ウィメンズヘルス日本版が編集して掲載しています。

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