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日本と海外では、大きな意識の違いが…海外で話題の『Private parts Song』で学ぶ「子どもを守る性教育」

  • 2026.1.12

SNSを中心に話題の「Private parts Song」

SNSを中心に話題となっている「Private parts Song」をご存知でしょうか?英語圏を中心にたくさんの教師の方々が投稿し、TikTokで億を超える再生回数のこの歌は、子どもたちに身体の境界線を教えるために教室で実践している教育用ソングです。

Private parts song

子どもを危険から守る為にできること

シンプルで覚えやすいメロディーに乗せて、「これは私の大事な部分。誰も見てはいけない、誰も触ってはいけない」というメッセージを繰り返し歌います。もし触られたら「ママに話す、パパに話す、先生に話す」と、具体的な行動を教えているのが特徴です。この歌が注目される背景には、子どもを性的被害から守るための「包括的性教育」が世界的に重要視されていることがあります。子どもを危険から守りたい。被害に合わないようにしてあげたい。どんな親御さんもきっと思っていることだと思います。

この歌が教える4つの重要ポイント

①プライベートパーツは特別な場所 - 誰にも触らせない、見させない。②自分の身体は自分のもの - 「NO」と言う権利がある③何かあったら必ず話す - ママ、パパ、先生など信頼できる大人に言う④子どもの声は大切 - 話すことは勇気ある行動であり、決して恥ずかしいことではない大事なポイントは「もし、被害に合った場合の対処法として保護者や先生に言う!」までを子どもにインプットさせてあげられるところです。

日本と海外の性教育:大きな意識の差

欧米諸国では、性教育を「包括的性教育」として位置づけ、身体の仕組みだけでなく、人権教育、感情教育、関係性教育を含む幅広い内容を扱います。特に注目すべきは、幼児期から段階的に身体の境界線を教える点です。オランダでは4歳から、フィンランドでは6歳から、年齢に応じた性教育が学校教育に組み込まれているそうです。一方、日本では多くの場合、性教育は保健体育での生物学的な説明に留まっており、身体の境界線や同意の概念について十分に教えられていないのが現状です。幼児期・低学年の時期には性教育について触れる機会すらありませんよね。私が学校で受けた性教育は、月経についてや性行為の危険性だったと記憶しています。そして、当時の私は恋人との関係や肉体的な関係についての「恥ずかしい話」と捉えていました。みなさんの学校ではどうでしたか?

知らなかった。では遅すぎる

私は、日本で現状の性教育が始められているタイミングより、もっと早い段階から‟生物学的な性教育”だけではなく危険から守るための知識として子どもたちに“守るべきもの、気をつける行動”などを性教育として教えていくべきなんじゃないか?と考えます。こども家庭庁のデータでは、高校生で最初の被害にあうケースが多いとされていますが、それよりももっと前から子どもたちが気づかない、認識できていないうちに性被害がおきているかもしれません。性被害を受けた被害者になった子どもは誰に何を言えばいいか分からなかった、それを性被害だと認識できていなかった。と回答しています。もし自分の子が性被害に遭っても「恥ずかしいこと」と認識していて、親に言えなかったら?遊びとの区別がつかずに知らず知らずのうちに性被害に遭っていたら?性被害と認識できずに苦しい思いをしていたら?そう考えるとゾッとしませんか?そんな状況は、私には耐えられないのでできる限りのことを今からやっていこうと思っています。

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現在アメリカに住んでいる友人から聞いた話では、自分の子どもの裸の写真を撮ることが原則禁止だそうです。親が撮っていても入浴中、幼少期の写真を撮ったり、おうちプールでの写真を撮ることも許されていません。(児童ポルノにつながる可能性があり、法律も厳格です)オーストラリア人のママからは「私たちは『プライベートパーツ』という言葉を3歳の娘にも使っています。身体は素晴らしいものだけど、自分だけの特別な場所があるということを、毎日のお風呂時間で自然に教えています」と教えて頂きました。アメリカ人のママからは子どもが3歳になった時からは親は服を着て、浴室の外から洗うようにしている。見守るだけで一緒に浴室に入ることはないわね』と伺いました。フランス人のママは「日本の公共プールで7歳までは異性の更衣室に入れることに驚いた。フランスでは5歳以上は入れないことが多く3歳・4歳になると家族更衣室に行くことが多い。」と日本のルールに驚いたようでした。それぞれの国によって、ルールも異なります。そして家庭によっても異なります。他の国のことも知って、各家庭での最適解を見つけることができるといいですよね。実際に、日本国内のインターナショナルスクールでもこの「PrivateParts Song」を取り入れているところが増えています。娘のインターナショナルスクールでも、この歌を3歳の年少クラスから楽しく踊りながら歌っています。子どもたちは歌として楽しみながら、自然と大切なメッセージを身につけているんですよね。我が家の3歳の息子も日々、お姉ちゃんから【プライベートパーツ】という言葉をよく耳にするため、私がオムツを変える時、お着替えさせる時に「ここはプライベートパーツだよね~!お姉ちゃんは見ないで!」と言うようになりました。このように、子ども自身が「体の大事な部分」の概念を理解し、自分で言葉にできるようになることが、性教育の第一歩だと私は考えます。親が意図的に教えるというよりも、日常生活の中で自然に繰り返すことで、子どもは無理なく学んでいきます。

例外の場面をしっかり説明してあげることで混乱を防ぐ!

海外では、医師の診察など正当な理由がある場合の例外についても、子どもにきちんと説明するようです。「お医者さんが病気を治すために見る時は、お母さんも一緒にいるから大丈夫」といった具体的な状況を事前に教えておくことで、混乱を防ぎます。同様に、家庭内でも状況を説明することが大切です。例えば、異性の親が入浴やおむつ替えをサポートする必要がある場合、「ママ(パパ)がお世話するのは大丈夫だけど、プライベートパーツは特別な場所だからね。」と伝える。学校行く前には「幼稚園の●●先生はあなたのお世話をしてくれてるよ。でも、オムツを変える時以外に触ることはないからね。」と声をかけることで、子どもはケアと不適切な接触の違いを学んでいきます。このように、いいのかな?悪いのかな?を曖昧にせず、毎回しっかり説明してあげることで子どもたちは愛情と危険から身を守ることの違いを理解していくでしょう。「Private Parts Song」が世界的に注目される理由は、単純で覚えやすいリズム・歌詞で重要なメッセージを伝えているからです。こうした海外の取り組みを参考に、英語教育の一貫として、家庭での性教育を見直してみてはいかがでしょうか。大切なのは、性教育を「恥ずかしいもの」「危険なもの」として扱うのではなく、愛情と保護の表現として、自然に行うことです。子どもたちが自分の身体を大切にし、危険から身を守れるよう、今日から小さな一歩を始めてみませんか?みなさんの地域や学校で取り組んでいること、家庭での取り組みがあればぜひコメントで教えて下さいね!

子ども家庭庁性暴力に関するパンフレット

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