1. トップ
  2. 恋愛
  3. 結婚25年目。夫「お前より母さんの料理が一番」妻「だったら──」結果、80代の義母が青ざめたワケ

結婚25年目。夫「お前より母さんの料理が一番」妻「だったら──」結果、80代の義母が青ざめたワケ

  • 2026.1.14

50代の夫と2人の子どもを持つ友人Oの体験談です。週に一度訪れる義母が持参する料理を前に、夫が放った衝撃的な一言。25年間積み重ねてきた我慢の糸が切れたとき、Oは意外な行動に。家族の在り方を問い直す、ある日曜日の出来事です。

画像: 結婚25年目。夫「お前より母さんの料理が一番」妻「だったら──」結果、80代の義母が青ざめたワケ

日曜日、義母の訪問

日曜の朝、私は冷蔵庫を開けながら「今日のお昼、何作ろうかな」と呟きました。

50代の夫と大学生の娘、高校生の息子の4人分の昼食を考えていると、夫が言いました。

「今日は母さんが来るから、昼ごはん作らなくていいよ」

週に一度は必ず、80代の義母が「作りすぎちゃったから」と言って、大量の料理を持ってきます。

義母はとにかく息子である夫が大好きでした。

正午ぴったりに、義母が玄関のチャイムを鳴らしました。

手には大きな鍋とタッパーがいくつも入った袋を持っています。

「わあ、お義母さん、また作ってくださったんですか」

私は笑顔で迎えましたが、心の中では少しため息をついていました。

テーブルに並んだのは、肉じゃが、筑前煮、唐揚げと、確かに美味しそうな料理ばかりです。

夫の喜びと義母の視線

「母さん、最高! やっぱりおふくろの味は違うわ!」夫は目を輝かせて食べ始めました。

50代の男性が、まるで少年のような表情で母親の料理を褒めちぎります。

「あらあら、喜んでくれて嬉しいわ」と義母も嬉しそうです。

娘と息子は黙々と食べています。

「美味しいですね」と言いながら、私も箸を進めました。

「ねえ、あなた、最近ちゃんと食べてる? 痩せたんじゃない?」義母が心配そうに夫を見ます。

「いや、全然痩せてないけど……」

「ちゃんと栄養あるもの食べてないんじゃないの?」

義母はチラッと私を見ました。その視線には、明らかな非難が含まれています。

「大丈夫だよ、ちゃんと食べてるから」

「でも、Oさんはちゃんと栄養を考えて、お料理を作ってるのかしら」

夫の衝撃的な発言

夫は笑いながら言いました。

「まあでも正直、うちの嫁の料理よりも、おふくろの料理の方が最高だよな!」

テーブルが一瞬、静まり返ります。

娘は箸を止め、息子は目を見開きました。

義母は「あらあら」と嬉しそうに笑っています。

そして私は、何も言えませんでした。

「お父さん、それはないでしょ」娘が低い声で言いました。

「え? 何が?」

「お母さんがどれだけ毎日頑張って料理してるか、分かってないの?」

「いや、そういう意味じゃなくて」

「じゃあどういう意味なの?」息子も加勢しました。

「おばあちゃんの料理が美味しいのは分かるけど、お母さんの料理をバカにするのは違うと思う」

「バカになんてしてないよ! ただ、母さんの料理は特別だって言っただけで」

義母が口を挟みました。

「息子は正直な気持ちを言っただけでしょ? 私の料理が一番なのは当たり前よ。だって、息子のことを誰よりも分かってるんだから」

「ごちそうさまでした」と言って私は、静かに立ち上がりました。

25年間の我慢と変化

私は食器を片付けようとしました。

「ちょっと、まだ食べてる途中だよ!」夫が言いました。

「私はもうお腹いっぱいです。美味しかったです。お義母さん」

私は機械的にそう言って、キッチンに向かいました。

食器を洗いながら、涙が止まらなくなりました。

結婚して25年。

義母は毎週のように我が家に来て、料理を持ってきました。

最初は「ありがたい」と思っていましたが、だんだん分かってきたのです。

義母は、私に自分の息子を任せたくないのだと。

洗濯の仕方、掃除、服のたたみ方。何をしても、義母は私のやり方を認めない。

夫は、いつも義母の味方でした。

50代になっても、夫は母親離れができていません。

「母さんがこう言ってたから」

「母さんのやり方の方が正しいから」

「母さんが心配してるから」

いつも、母さん、母さん。もう、限界でした。

食器を洗い終えた私は、リビングに戻りました。

「あのね、私、しばらく料理作るのやめます」

「え?」夫が驚いた顔をしました。

「お義母さんの料理の方が美味しいなら、これからはお義母さんに毎日作ってもらってください。私の料理では、あなたは満足できないみたいだから」

「ちょっと待って、そういう意味じゃないんだ」

「じゃあどういう意味? 子どもたちの前で、お義母さんの料理の方が最高だって言ったよね? それって、私の料理はそうじゃないってことでしょ?」

私は義母の方を向きました。

「これからは毎日、息子さんのために料理を作りに来てください。私では力不足みたいですから」

「え、ちょっと、それは……」義母が困った顔をしました。

「あら、嫌ですか? 大好きな息子さんのためですよ? 毎週来てくださってるんだから、毎日でも大丈夫ですよね?」

「いや、毎日はちょっと、私も80過ぎてるし」
「じゃあ、私の料理で我慢してくださいね」

私は夫をまっすぐ見ました。

娘が私に向かって「お母さんの料理、大好きだよ。毎日美味しいって思ってる」と言うと、「僕も」と息子も言いました。

子どもたちの言葉に、私は涙がこみ上げました。

夫は黙り込み、義母も何も言えない様子でした。

その日、義母は早々に帰っていきました。

夫が私のところに来ました。

「ごめん。本当にごめん」

「今さら謝られても」

「俺、分かってなかった。お前がどれだけ毎日頑張ってくれてたか。お前は毎日、俺たちのために作ってくれてたのに」

夫の目には、涙が浮かんでいました。

それ以降、義母が我が家に来るときは事前に私に確認するようになり、来るのは月に一度になりました。

適度な距離が保てるようになり、今は心穏やかな日曜日を過ごしています。

【体験者:50代・女性パート社員、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢佑菜
管理栄養士の資格を持つ、2人の自閉症男子のママ。自身の育児環境の変化をきっかけに、ライター活動をスタート。食と健康を軸に、ライフスタイル全般のコラムを得意とし、実体験に基づいたリアルな記事を執筆中。専門的な情報を「わかりやすく、すぐに日常に取り入れられる形」で伝えることが信条。読者の「知りたい」に寄り添い、暮らしを整えるヒントを発信しつづけている。

元記事で読む
の記事をもっとみる