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私の夕飯作りは『当たり前』なのに。うどんを作った夫の「おいしかった?」攻撃に、妻は思わず「私も」

  • 2026.1.10

夫とふたりで暮らしている私の友人・みのりさん(仮名)は、毎日の夕飯作りが日課です。珍しく夫がうどんを作ってくれたことがあり、素直に感謝を伝えたみのりさん。ところがその日をきっかけに、夫の“褒めて欲しいアピール”が止まらず……!?

いつもの食卓は、夫にとって当たり前

夫の健太(仮名)と私は共働きです。平日は仕事終わりにそのまま夕食の準備をするのが、いつの間にか私の役割になっていました。献立を考えて、買い物をして、作って、片づける。正直バタバタですが、“帰ったらごはんができている”のが夫にとっては日常で、それが当たり前の空気になっていたと思います。

「今日もお疲れさま」と言われることはあっても、料理そのものについて触れられることはあまりありませんでした。

体調不良の日、夫が作ったうどん

ある日、私は体調を崩してしまい、ほとんど動けなくなってしまいました。その日は夫が気を利かせて、夕食にうどんを作ってくれたのです。それだけで十分ありがたくて、「ありがとう、本当に助かったよ」と、素直に夫に感謝しました。

繰り返される“うどんトーク”

ところが、その翌日からです。夫が何かにつけて、うどんの話を持ち出すようになりました。「俺が作ったうどん、美味しかった?」「あれ、結構才能あると思わん?」「また作ってあげようか?」

最初は冗談半分だと思って、笑って受け流していました。でも、何度も繰り返されるうちに、心の中に小さな引っかかりが生まれてきました。(私が毎日作ってるごはんに、こんなに何度も感想もらったことあったっけ……?)とモヤモヤする気持ちが少しずつ膨らんでいったのです。

笑い混じりに伝えた本音

ある日、また夫がいつものように「あのうどん美味しかったよね?」と聞いてきました。そのタイミングで、私は少し笑いながら、でも本音を伝えました。「健太が料理の才能あるかどうかは置いといてさ。私も毎日わりと本気でやってるんだけど、そっちはどう評価されてるんだろ〜?(笑)」

夫は一瞬黙って、ハッとした顔をしました。そして、「確かに……俺、自分がやったことだけ特別扱いしてたかも」と。

お互いが心地よい食卓へ

それから少しずつ、夫の態度が変わりました。「今日もありがとう」「毎日大変だよね」と、食事のたびに自然と感謝の言葉が増えたのです。たまに夫が料理を担当する日もでき、あの最初の恩着せがましさはいつの間にか消えていました。

感謝って、特別なことをしたときだけじゃなく、日常にこそ必要なんだ。そう実感できたことで、私たち夫婦の食卓は前よりずっと心地よい場所になりました。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:辻 ゆき乃
調剤薬局の管理栄養士として5年間勤務。その経験で出会ったお客や身の回りの女性から得たリアルなエピソードの執筆を得意とする。特に女性のライフステージの変化、接客業に従事する人たちの思いを綴るコラムを中心に活動中。

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