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「続けていると歯を失う」歯科医が警告。『総入れ歯』になるリスクが高まる…今すぐ見直すべき“5つのNG習慣”とは?

  • 2026.1.19
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「虫歯がないから、歯医者にはしばらく行っていない」「毎日磨いているから大丈夫」 もしそう思っているなら、少し注意が必要かもしれません。

実は、40代は“将来の歯の本数”が決まる運命の分かれ道です。厚生労働省のデータを見ても、50代以降で歯を失う人の多くは、この時期から静かに進行していた「歯周病」を見過ごしています。

虫歯はなくても、歯を支える土台が崩れてしまえば、将来的に総入れ歯になるリスクも否定できません。今回は、40代から急増する「歯を失うリスク」と、無意識にやっているかもしれない「危険なNG習慣」について解説します。

なぜ「歯を失う人」は40代から増え始めるのか?

日本人が歯を失う原因の第一位は「歯周病」です。

虫歯よりも多くの人に関係しており、しかも初期段階では痛みや違和感が少なく、気づきにくい病気です。

歯周病とは、歯と歯ぐきの間にたまったプラーク(歯垢)に潜む細菌が、歯肉に炎症を起こし、進行すると自分の細胞(破骨細胞など)が歯を支える骨まで溶かしてしまう病気です。

最終的には、健康な歯でも抜けてしまい、複数の歯を失う「多数歯欠損」、さらに「総入れ歯」へとつながるケースもあります。

特に40代は、以下のような変化が起こりやすい時期とされています。

  • 歯ぐきの再生力が徐々に低下し始める
  • ストレスや疲労の蓄積により免疫力が落ちやすい
  • 歯磨きがおろそかになる生活リズムの乱れ
  • 歯ぎしりや食いしばりなどのクセが強くなる
  • 定期的な歯科受診を怠りがちになる

これらの要因が重なることで、静かに歯周病が進行していき、気づいたときには手遅れになっているというケースが少なくありません。

将来の歯を守るために避けたい「NG習慣」とは?

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

40代以降に「これを続けていると歯を失いやすい」とされる習慣は、意外と日常にひそんでいます。以下は、歯科医が警鐘を鳴らす代表的なNG習慣です。

■ NG1:歯磨きが“1日1回だけ”

「夜しか磨かない」「時間がなくて朝はうがいだけ」など、1日1回しかブラッシングをしない習慣は、プラークが長時間残り続けることになり、歯周病を進行させます。
朝・夜の2回、可能なら食後ごとのケアが理想です。

■ NG2:歯間ブラシやフロスを使わない

歯ブラシだけでは、歯と歯の間のプラークの約60%しか落とせないとされています。
フロスや歯間ブラシを使わないと、歯周ポケットに汚れが残りやすく、知らないうちに歯ぐきが下がってしまうことも。

■ NG3:歯が痛くなるまで歯科に行かない

定期健診を受けないまま「痛みが出たら行く」という人は、発見が遅れ、治療の選択肢が限られてしまうことがあります。
歯周病は初期には自覚症状が少ないため、予防のための定期的な検診が最も重要です。

■ NG4:強いブラッシングで“磨いたつもり”になっている

硬めの歯ブラシで力強く磨くと、歯ぐきを傷つけ、かえって歯肉退縮を起こす原因になります。
ソフトな歯ブラシで優しく、丁寧に磨くことが基本です。

■ NG5:喫煙や過度の飲酒

喫煙は歯周病の大きなリスク要因であり、歯ぐきの血流が悪くなり、免疫力が低下します。
アルコールも過剰になると唾液の分泌を妨げ、口内環境の悪化に直結します。

40代からのケアは、未来の自分への「投資」

40代は、いわば「歯の曲がり角」。この時期にどのようなケアを選択するかで、10年後、20年後に残る歯の本数は大きく変わります。

歯を失ってから「もっと大事にしておけばよかった」と後悔しても、大人の歯は二度と生えてきません。しかし、裏を返せば、今の習慣を少し変えるだけで、将来「自分の歯で美味しく食べる喜び」を守り抜くことができるのです。

痛くなってから行くのではなく、痛くなる前に守る。将来の食事や会話、そして笑顔を守るための「予防」という投資を、ぜひ40代の今から始めてみてください。


監修者:まつむら⻭科クリニック 院⻑ 松村賢(まつむら・けん)

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「いつまでもおいしく食べる」をモットーに、2015(平成27)年に地元である宮城県大崎市に「まつむら歯科クリニック」を開院。歯周病治療などの予防歯科を中心とし、保険診療・審美歯科・ホワイトニング・インプラント・義歯(入れ歯)・摂食嚥下リハビリテーション・訪問診療など、幅広い診療を行っている。

<経歴>
奥羽大学⻭学部卒業(医師免許取得)
東北大学大学院⻭学研究科博士課程修了(⻭学博士)
仙台市内⻭科クリニック 分院⻑
まつむら⻭科クリニック開院