1. トップ
  2. ファッション
  3. 【RIZIN】交錯する「畏怖の念」と「覚悟への称賛」 朝倉未来とシェイドゥラエフ“衝撃の174秒”、ファンの感情をAIセンチメント分析で可視化

【RIZIN】交錯する「畏怖の念」と「覚悟への称賛」 朝倉未来とシェイドゥラエフ“衝撃の174秒”、ファンの感情をAIセンチメント分析で可視化

  • 2026.1.1
(C)RIZIN FF
SPREAD : (C)RIZIN FF

2025年12月31日、さいたまスーパーアリーナで開催された「RIZIN 師走の超強者祭り」のメインイベントで、朝倉未来はRIZINフェザー級王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフに1R TKO負けを喫した。
16勝無敗(16KO/一本)となった絶対王者が、RIZINの顔役である朝倉をわずか174秒で粉砕。幾度となく朝倉を投げ飛ばし、最後はパウンドを連発。無慈悲という言葉以外では形容できないその光景は、シェイドゥラエフ自身も試合後のインタビューで「もっと早く止めるかなと思いましたが止まらなかったので。試合なので仕方ない」と語るほどであった。試合終了直後からSNSなどでは救急搬送された朝倉のダメージを心配する投稿が多くされた。
本記事では、元旦早朝から正午過ぎまでにX(旧Twitter)で投稿された約350件の関連投稿をAIで分析。一夜明け、冷静になったMMAファンの感情を整理した。

■冷静な分析が主流、炎上は起きず

(C)RIZIN FF

分析対象となった357件の投稿をセンチメント(感情別)に分類したところ、中立的・分析的な投稿が236件(66.1%)と全体の3分の2を占めた。ポジティブな投稿は81件(22.7%)、ネガティブな投稿は40件(11.2%)にとどまり、衝撃的な結末にもかかわらず、過半数のユーザーが感情的にならず客観的な視点で試合を振り返っていたことが判明した。

シェイドゥラエフvs.朝倉未来に対するX投稿のセンチメント分析

■シェイドゥラエフには「UFC級の怪物」評価

王者シェイドゥラエフに対する評価は圧倒的に高く、畏敬の念に満ちた投稿が大半を占めた。最も多かったのは「UFC級評価」で約50件、「強さへの畏怖」が約23件となっている。
代表的な投稿では「シェイドゥラエフの強さは常軌を逸している…フィジカル、パワー、テクニック、どれを取っても超一流。全17戦勝率100%、しかも全試合フィニッシュ。どう考えてもUFCトップレベルのファイターなのにRIZIN在籍はおかしいでしょ」との声が上がった。
また、「RIZINでシェイドゥラエフに勝てる人いないからUFCに挑戦して欲しい」「シェイドゥラエフは強さが最強なだけでなく、彼の言動や格闘技に真摯に取り組んで集中しているところが真のチャンピオン。相手を煽ったり、貶したりしない。日本人選手は見習ってほしい」など、実力だけでなく人格面での評価も高い。
一方で、圧倒的な強さゆえか「ドーピング検査を受けるべき」という疑念の声も確認されたが、全体から見れば少数派にとどまった。

シェイドゥラエフvs.朝倉未来に対するX投稿のセンチメント分析

■朝倉未来への反応は「心配」が最多

(C)RIZIN FF

敗戦した朝倉未来に対する反応は複雑な様相を呈した。最も多かったのは「心配・安否気遣い」で約95回に上り、投稿全体の約27%を占めた。試合後に救急搬送され、眼窩底骨折と診断されたことへの心配が色濃く反映された形だ。
「応援継続」は約49回、「敬意・称賛」は約34回と続き、ファンの愛着の深さがうかがえる。「朝倉未来の大ファンとかじゃなかったけどこれ見てめっちゃ感動した。この人は人を惹きつける魅力に溢れてる。カッコイイ生き様でした」「朝倉未来がいたからRIZINを知れて格闘技が大好きになった。どんな選択をしても心から応援します」など、敗戦後も変わらぬ支持を表明する声が多数寄せられた。
一方で、「実力批判」約23回、「引退示唆」約20回といった厳しい意見も一定数存在し、ファンの間で評価が二極化していることも明らかになった。「朝倉未来っていうYouTuberが格闘家に負けただけ」「朝倉未来はRIZINフェザー日本人選手の中では中~上かもしれないけど、トップ戦線では絶対にない。勘違いさせたRIZINもよくない」「もう引退させてやれ」といった厳しい声も散見された。

シェイドゥラエフvs.朝倉未来に対するX投稿のセンチメント分析

■RIZINにはレフェリーとマッチメイクへの批判

シェイドゥラエフvs.朝倉未来に対するX投稿のセンチメント分析

RIZIN運営に対しての投稿に目を向けると、「レフェリー批判」が約56回と最も多く、続いて「マッチメイク批判」が約40回となった。レフェリーのストップタイミングの遅さに対する批判が目立ち、「榊原氏『いいタイミングで止めたなと思った』これ言っちゃうのか。相手側のコーナーでバックからタコ殴りにされてる選手を守れるのはレフェリー(大会運営)だけなのに」との厳しい指摘もあった。
マッチメイクに対しては「人気先行幻想抱かせまくりスタイルでいくならシェイドゥラエフみたいなガチ勢呼んじゃいけない」「RIZINはシェイドゥラエフを殺人者にしかねなかったのだけど、事故が起こったらどう責任を取るつもりだったのか」など、安全性を懸念する声が相次いだ。

(C)RIZIN FF

ただし、興行的観点からの理解を示す声も存在した。「さいたまスーパーアリーナが埋まるのは朝倉未来の集客力だし、彼の普段の露出があるからRIZINや格闘技の知名度が保たれて、興行が続き、海外選手も呼べて面白いカードが組める」「朝倉未来の存在で成功している部分も少なからずあるのが実情。均衡した実力同士のカードは確かに魅力的ではあるが、それだけでカードを組めばいいという単純な話ではない」など、エンターテインメントと競技性のバランスの難しさを理解する意見も約19件確認された。
心配された朝倉は自身のInstagramにて「眼科底骨折があるけど他は大丈夫そう。心配かけました やることやってきたので後悔はないです また頑張ります」と投稿。一方のシェイドゥラエフは「2026年の試合の交渉はまだ。私は毎月1試合がしたいです。これからもRIZINと一緒にグローバルのトップ団体と戦って勝利して世界最強の選手であることを証明したい」と語っている。
明暗がはっきりと別れた大晦日の一戦。衝撃的だった174秒のその先、2026年に朝倉とシェイドゥラエフを待っているのはどんな風景か。

元記事で読む
の記事をもっとみる