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救急隊「赤ちゃんは35℃、低体温状態です!」不安のまま到着した産院で…<真冬の車内で出産した話>

  • 2025.12.28

3人目を妊娠していた優花さんは、病院に向かう車中で出産。なんとか赤ちゃんの泣き声が聞こえ安心していましたが……。

救急隊員によってへその緒を切る処置がほどこされ、そのまま病院へ搬送された優花さん親子。しかし、赤ちゃんが低体温状態になっていることを知った優花さんの心はかき乱され……!?

救急隊「お母さんのほうは問題ありませんが…」

救急車内で処置を受けた優花さんは、赤ちゃんが低体温状態にあると知らされ、動揺を隠せませんでした。

「つらい思いをさせてごめん……」

胸いっぱいに、そんな思いが込み上げてきます。その後、無事に病院へ搬送され、主治医の顔を見た瞬間、優花さんは少しだけホッとしました。けれど、救急隊員からの申し送りを聞いた主治医の表情が、一瞬くもったように見えたことが、なぜか心に引っかかります。

しかし次の瞬間、胎盤を取り出すための激しい痛みを伴う処置が始まり、その違和感も痛みにかき消されてしまったのでした。

出産は「生まれたら終わり」ではなく、その後も母子それぞれに、さまざまなケアが必要です。不安や違和感を覚えたときには、遠慮せず医療スタッフに伝えることが大切。命をつないだその瞬間の裏側には、想像以上の緊張や努力があることを、あらためて考えさせられますね。


監修者・著者:助産師 松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。


著者:マンガ家・イラストレーター あおば

ベビーカレンダー編集部

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