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体の変化を母に言えず…汚れた下着を捨て続けた小学生の私。修学旅行を前に「実は…」打ち明けると

  • 2025.12.27

小学5年生のときに初潮を迎えた私。周囲よりも早い初潮で、誰にも相談することができませんでした。恥ずかしい気持ちから、母に言うこともできず……。

小学5年生のときに

小学5年生の秋に初潮を迎えました。周りの友だちと比べても早かったと思います。

下着に赤いものがついているのを初めて見たとき、初めはそれが生理だとは思いませんでした。「股を怪我して、血が出ちゃったのかな?」と考えていましたが、トイレへ行くたびに下着には血が。そこで「これが生理なのか!」と気づきました。

ただ、周囲の友人の中でも生理がきたと言っている子はおらず、恥ずかしいという気持ちから親に伝えることもできなくて……。

自宅のどこにナプキンを置いているかは知っていたため、親に生理がきたことは伝えずに、こっそりナプキンを着けて過ごしていました。

下着が少なくなっていく…!

保健の授業で生理の説明は受けていたものの、「どれくらいの頻度でナプキンを替えるべきなのか」「ナプキンの種類」などの知識を教わることはありませんでした。

その後も生理がきたことは伝えられず、生理がくるたびにこっそりナプキンを使っていました。ナプキンを交換するタイミングが遅れたり、寝ているときに経血が漏れてしまったりして、下着を汚してしまうことも……。

下着を汚してしまったときはこっそり処分。そのため、下着の数がどんどん減っていきました。

母の反応は?

そのまま小学6年生になった私は、思わぬタイミングで母に生理を伝えることになります。

学校行事で修学旅行があったのですが、旅行に持って行けるような、きれいな下着がなくなってしまったのです……。

母に伝える必要があると思った私は、勇気を出して「実は……前から生理がきていて、下着を汚してしまったの。修学旅行に向けて新しい下着がほしい」と母に伝えました。

すると、母は私を責めることなく「わかった」とだけ言い、新しい下着や生理用ショーツを購入してくれました。

母は自然に受け入れてくれ、もしかしたら、私の変化に気づいてくれていたのかもしれません。私の恥ずかしい気持ちを察してか、私には何も言わずにナプキンだけ切らさないようにしておいてくれたのかな、なんて大人になった今考えてしまいます。

それ以降、下着についた経血の落とし方やナプキンを捨てるときのマナーなど、母は私に生理に関するさまざまなことを教えてくれました。もっと早めに伝えていれば、ひとりで悩むこともなかったのになと少し後悔しています。あの日、やさしく受け入れてくれた母に今でも感謝しています。

著者:中野エマ/女性・主婦
イラスト:アゲちゃん

監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

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ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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