1. トップ
  2. グルメ
  3. 【京都ニュース】あの老舗バー跡地が"現地系"中華料理店に 寺町三条の名物店が一変

【京都ニュース】あの老舗バー跡地が"現地系"中華料理店に 寺町三条の名物店が一変

  • 2025.12.25

三条寺町。かつて、重厚なカウンターと静かな時間が流れていた老舗バー「寺町サンボア」があった場所に、新たにラーメン・中華料理店がオープン。長年、地元に愛されてきたバーの移転から数年、町の変化を感じます。

寺町三条、老舗バー跡地にラーメン店がオープン

 (298284)

寺町三条。建物の老朽化を理由に、この場所での営業を終え、御幸町姉小路へと移転した老舗バー「寺町サンボア」。
神戸発サンボアの系譜をくむ京都でも有数の老舗バーで、長年にわたり多くの常連客や著名人に愛されてきた一軒です。

 (298295)

かつては、古き良き時代を感じさせる重厚な佇まいのバー。店内には、使い込まれ年季の入ったバーカウンターをはじめ、シェイカーや古いボトルなどが並び、この店が長い年月営業してきたことを物語っていました。

2022年、移転のため一時閉店。その後しばらく動きのなかった旧店舗跡地に、新たな店がオープンしました。

 (298280)

その場所に誕生したのが「京口一翠」。ラーメン、餃子、小籠包を掲げる、ラーメンを主軸とした中華料理店です。
もともと2階は住居だったそうですが、現在は改装され、客席として使われています。

老舗のオーセンティックなバーから、現地系の中華料理店へ。建物の用途も含め、大きく様変わりしました。

 (298281)

この日は時間がなく食事はできなかったものの、店頭にはメニューが掲示されており、内容を見ると、前菜4品+麺料理という構成。

麺は、五香大排麺、青椒肉絲麺、青ネギ油そば、海鮮高湯麺、の中から1品。前菜は、鎮江風干し切り牛肉、上海風燻製魚、揚州四美醬菜、南京五香茶干という内容で、価格は2,680円。

さらに、点心やデザートまで付いた4,980円のコースも用意されています。

ラーメン店とありますが、現地系の中華料理を楽しむスタイルのお店、という印象です。

 (298285)

地元民にとっては、長年親しまれてきた思い入れのある物件だけに、ラーメン・中華料理店としての再出発に、少し複雑な気持ちを抱く方もいるかもしれません。

機会を見て改めて訪れてみたいと思いますが、せっかく新たに始まったお店。この場所で、また地元の方々に愛される一軒になってほしいと思います。

店舗情報

店名:京口一翠
住所:京都市中京区寺町通三条下ル桜之町406

元記事で読む
の記事をもっとみる