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雨の日、子どもに急かされて…アルファードでのびしょ濡れを“たった2万円”で回避。トヨタの『マイナス1秒』カスタム

  • 2026.1.21
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出典:PIXTA(画像はイメージです)

雨の日や、朝の駅前ロータリーで後続車を気にしながら急いでいる時。電動スライドドアの「ゆっくりした動き」に少しだけイライラしてしまったことはありませんか?

実は今、トヨタ公式のサービスで、愛車のスライドドア開閉速度を約20%もアップさせることができるようです。費用は約2万円。

安全性には配慮しつつ、毎日のストレスを和らげてくれそうな「カスタム」。その全貌と、実際に施工されたオーナーの実感を交えて紹介します。

その「数秒」が、パパには永遠のように感じられる

ザーザー降りの雨の中、習い事を終えた子どもを迎えに行く夕暮れ時を想像してみてください。

傘をさして車に駆け寄り、スライドドアのスイッチを押す。

「早く乗って!」

そう声をかけながらも、ドアは優雅に、そしてゆっくりと開き始めます。子どもは濡れないように身をすくめていますが、その横で傘を支えるパパの肩は、すでに雨で重くなっているかもしれません。

あるいは、毎朝の駅までの送迎シーン。

通勤・通学の車やバスでごった返す、駅前の慌ただしいロータリー。

一刻も早く家族を降ろして発進したいのに、後続車からのプレッシャーを感じながら、ゆっくりと閉まるドアを待つあの時間。バックミラー越しに後続車のドライバーの視線を感じて、「早く閉まってくれ…」と心の中で焦りを感じてしまうこともあるのではないでしょうか。

もちろん、あのゆっくりとした動きが、挟み込みを防ぐための安全対策であることは、頭では理解されていることと思います。

しかし、両手が荷物で塞がっている時や、混雑するロータリーで少しでも早く出発したい時、あの数秒の間はどうしても長く感じてしまうものです。

実は今、その「もどかしさ」を解消し、愛車をより快適な空間へと変えてくれそうな方法が話題になっているようです。

新車に買い替え不要!今の愛車を進化させる「TOYOTA UPGRADE FACTORY」とは?

「車を快適にする方法」と聞いて、まず思い浮かぶのは何でしょうか。

新車への買い替え、あるいは大掛かりなパーツ交換をイメージされる方が多いのではないでしょうか?

確かにこれまでは、「車は買った時の状態がすべて」であり、新しい機能が欲しければ乗り換えるのが常識でした。しかし最近では、そんな「車との付き合い方」も、少しずつ変わり始めているようです。

トヨタが新たに提案している「TOYOTA UPGRADE FACTORY(トヨタ アップグレード ファクトリー)」をご存じでしょうか。

これは、愛着のある今の車を手放すことなく、中身を最新の状態へ「進化(アップグレード)」させていこうという、メーカー公式の新しい試みです。新車時のオプションを後付けしたり、古くなった内装をリフレッシュしたり、あるいはソフトウェアを最新版に書き換えたり。

「今の車を、もっと長く、快適に乗り続けたい」

そんなオーナーの想いに寄り添い、ハードとソフトの両面から、愛車を自分仕様(パーソナライズ)に育てていくことができるサービスです。何より、メーカー公式のサービスですから、施工品質や保証面での安心感は折り紙付き。大切なご家族を乗せる車だからこそ、信頼できる方法でアップグレードできるのは嬉しいポイントではないでしょうか。

今回紹介する「パワースライドドアの速度アップ」は、まさにこのサービスから生まれた、痒い所に手が届くカスタマイズなのです。

【検証】ノーマル比で最大約1.6秒短縮!速くても安全な理由

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出典:トヨタ自動車(株)

では、実際にどれくらい速くなるのか、気になるところかと思います。

アルファード・ヴェルファイア(30系)を例に挙げると、公開されている数値は以下の通りです。

  • オープン時: 約4.7秒 → 約3.7秒 (約1.0秒短縮)
  • クローズ時: 約6.3秒 → 約4.7秒 (約1.6秒短縮)

数字だけを見ると、「たった1.6秒の違い?」と感じられてしまうかもしれません。

しかし、雨に打たれながらドアが開くのを待つあの時間や、駅前のロータリーで後続車の視線を感じている時の1秒は、時計の針が刻む時間以上に、ずっと長く感じられるものではないでしょうか。だからこそ、実際に施工された方からは「数値以上にキビキビ動くように感じる」という驚きの声が多く聞かれるようです。毎日繰り返す動作だからこそ、約20%の時短が生む快適さは、想像以上に大きいのかもしれません。

ただ、動作が速くなることで、ふと頭をよぎる不安もあるかもしれません。「速すぎて、子どもが指を挟んだりしないだろうか?」大切なお子様を乗せるパパとしては、便利さよりも安全性が最優先なのは当然のことです。

ですが、ご安心ください。その点こそが、トヨタ純正ならではのこだわりが詰まったポイントと言えそうです。

実はこれ、単にモーターの出力を上げているわけではありません。「開ききる直前」と「閉まる直前」は、あえてノーマルと同じようにゆっくり動くよう制御されています。ドアが閉まりきる寸前には「スッ…」と優しく減速してくれるため、大切なお子様にもこれまで通り安心して乗れるようです。

中間動作だけをスピーディーにしつつ、最後は優しく。この「速さ」と「安心」の絶妙なバランスこそが、メーカー公式だからこそ実現できた、パパにとって“嬉しいカスタム”と呼ばれる理由なのかもしれません。

ユーザーの本音「もっと早くやればよかった」の声

スペック上の魅力はお分かりいただけたかと思いますが、実際にこのアップグレードを施工されたオーナーは、どのように感じていらっしゃるのでしょうか。

TOYOTA UPGRADE FACTORY公式Webサイトに寄せられている「ご購入されたお客様の声」をいくつか紹介します。

CASE 01:男性

(前略)雨の日は閉まるのが早くてとても便利です。
速度に関しては手動とほぼ同じスピードになった感覚で、電動の野暮ったさがなくなり操作がスムーズになりました。安全性についても、速くなったことでの懸念はありません。
出典:ご購入されたお客様の声(TOYOTA UPGRADE FACTORY)
CASE 02:男性(タクシードライバー)

運転手としては、非常に満足しています!(中略)
安全面に関しても、閉まる寸前にはスピードがゆっくりになるので、全く不安は感じません。
出典:ご購入されたお客様の声(TOYOTA UPGRADE FACTORY)

費用対効果は?約2万円で手に入る「毎日の心の余裕」

では最後に、気になる費用について触れておきましょう。

車種や商品によって多少の差異はあるようですが、アルファード・ヴェルファイア(30系)の場合、両側スライドドアの施工で2万円前後(税込・工賃込)という設定です。

高価なエアロパーツやホイール交換に比べれば、見た目の変化はありません。

しかし、乗るたびに必ず使う「ドア」という機能の質を上げることは、使用頻度を考えれば非常にコストパフォーマンスが高いといえるのではないでしょうか。

飲み会数回分、あるいは家族での外食数回分の投資で、この先数年間、雨の日の濡れる量やドア待ちのイライラが解消されると考えれば、投資する価値はあるのではないでしょうか。

施工の流れもスムーズで、「TOYOTA UPGRADE FACTORY」のWebサイトから申し込み、お近くの対象店舗に車を持ち込むだけです。

大掛かりな部品交換ではなく、コンピューターの書き換えで済むため、比較的短時間で完了するのも忙しいパパには嬉しいポイントかもしれません。

「雨の日の1秒」が変われば、心も変わる。家族のための賢い選択

家族の笑顔を守り、快適な移動空間を提供するミニバン。だからこそ、ドライバーであるパパも、同乗するママや子どもたちも、みんながストレスなく使える車でありたいものです。

雨の日の1秒や朝のロータリーでの1秒を短縮し、安全性にも配慮されたこのアップグレード。あなたの愛車を、より頼れるパートナーへと進化させる選択肢として、検討してみる価値はあるのではないでしょうか。

まずは公式サイトで、ご自身の車が対象車種かどうか、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。施工後はきっと、その違いに驚かれることと思います。


出典:
・TOYOTA UPGRADE FACTORY (https://factory.kinto-jp.com/)



ライター:根岸 昌輝
自動車メーカーおよび自動車サブスク系ITベンチャーで、エンジニアリング、マーケティング、商品導入に携わった経験を持つ。
現在は自動車関連のライターとして活動し、新車、技術解説、モデル比較、業界動向分析など、業界経験に基づいた視点での解説を行っている。