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「いい加減にしろ」夫が激怒→二世帯住宅から義両親を【追い出した理由】|義父母との同居を解消した話

  • 2025.12.25

本作品は、ママリユーザーさんの体験談から再編成した作品です。ストーリーのメインである真奈帆(まなほ)は、義父母との同居関係に悩んでいました。いくつか悩みのある中で我慢を続けていた真奈帆でしたが、とある件をきっかけに堪忍袋の緒が切れてしまい、義父母と同居を解消したいと思うように。『義父母との同居を解消した話』最終話をごらんください。

二世帯住宅に転がり込んでいた義妹。出ていく約束だった2年を目前に、なんと義妹の彼氏まで一緒に住ませようとする義父母。夫の暉仁はついに堪忍袋の緒が切れて―――。

「頼むから出て行ってくれ…」息子からの切実な願い

ママリ

突然怒鳴った暉仁に、義父母は驚いていました。普段とても穏やかな息子の変化に驚いたのでしょう。でも、義父母はあまりにも勝手気まま過ぎました。

暉仁「いい加減にしろよ、俺たちが、自分たちと父さん・母さんのことを思って建てた家だろ?若菜のための家じゃないんだよ」
道代「それはわかってるわよ?でも、若菜だって家族じゃないの」
暉仁「父さんと母さんはそうでも、真奈帆は違うだろ?それに子どもたちだって、おばと他人の男がいたらのびのびできないだろ」
幸夫「俺たちだってローン負担してるんだから、希望くらい言ったって…」
暉仁「俺たちの希望は?父さんたちの都合だけ通すなら、ローンは全部父さんが払えよ!」
道代「もう、わかったから落ち着いて」
幸夫「じゃあ、ローンを若菜にも払わせればいいのか」
暉仁「そういう話じゃないだろ…」

大きなため息をついたあと、暉仁は椅子に座り直し、静かに義両親の目を見て言いました。

暉仁「若菜と一緒に住みたいなら、父さん達と前の実家で住んでくれよ。俺たちは父さん、母さんと住むために二世帯を了承したのであって、父さんと母さんが一緒に住みたい相手を呼び込んでいいとは思ってない。もちろん、父さんたちがここに住まないなら、俺たちがローン全額負担でいいから」
道代「そんな…」
幸夫「お前の言いたいことはわかった。勝手を言ってすまなかった」

私はこの間、何の言葉も発することは出来ませんでしたが、すべて夫が代弁してくれたと思います。結局、義両親と義妹さんでもう一度話し、どちらと同居するか検討してもらうことになりました。

今後は夫婦二人での生活を

ママリ

それから数日後、義父母は、義妹と3人で話し合ったそうで、前の家に戻って生活することにしたと連絡がありました。ならば新居のローンは私達だけで…というところでしたが、一度は義両親の希望もあったからこその二世帯住宅だったという点もあり、義父が「約束通りの金額は支払う」と言ってくれました。

そうして約半年後。約束の2年を迎え、義父母と義妹は前のご実家へ引っ越し、私達夫婦と娘は新居に帰ることになりました。家族4人が住む家としては少し広すぎるような家ですが、伸び伸びとした新居で快適に暮らしています。

時々、義父母や私の母も泊まりに来たりして、平和な日々を過ごせています。

これからはこの良好な距離感で、良い関係を築きたいです。いろいろと揉めてしまった部分もありますが、夫がしっかりと義両親と向き合ってくれたおかげもあり、その後はギクシャクすることもなく良かったと思います。改めて、家族として意見を伝え合う大切さを認識したできごとでした。

あとがき:家族といえど他人、適度な距離感で見守れたらいいですね

家族とはいえ、お互いに負担にならないような適度な距離感を持つことも大切ですね。家族の在り方は家族それぞれ。どのご家庭にも、そのご家庭に見合った付き合い方があります。

無理のないお付き合いをしつつ、気になることはきちんと相談し合えるような家族になれるといいですよね。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

著者:七葉 玲

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