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【キッチンカー】映えメニューの隣で“意外なフード” が人気! 利用者が価格よりも重視する“決め手”とは?

  • 2025.12.24

最近の「キッチンカー事情」

最近の「キッチンカー事情」
最近の「キッチンカー事情」

イベントや街中で見かけるキッチンカー。タピオカやフルーツサンドなど「映えメニュー」が定番かと思いきや、最新の調査で意外なトレンドが急浮上しています。消費者がキッチンカーに求める価値に迫ります。

「MYキッチンカー」が、直近1年でキッチンカーを利用した169人を対象に実施した調査(2025年12月1日〜8日実施)によると、キッチンカーの最新トレンドとして「映え」と「和食」の二極化が進んでいることが明らかになりました 。物価高が続く中、ランチ選びでは価格が重視されがちですが、キッチンカーにおいては異なる基準があるようです。「キッチンカー利用の決め手」を聞いたところ、1位は「おいしそうな匂いがした(48人)」、2位は「おいしそうな見た目だった(43人)」となり、この2つだけで過半数を占めました。一方で、「購入しやすい価格帯だった」は12人と少数派。事前のSNS情報(5人)よりも、その場で感じる「音」や「香り」といったライブ感が、足を止める最大の要因となっていることが分かります。

ここ1年でよく見かけるようになったメニューには、興味深い変化が起きています。一つは、「フルーツ飴」や「クリームたっぷりのワッフル」といった、引き続き人気のSNS映えメニュー。そしてもう一つが、「おにぎり」などの和食・ごはんものの台頭です。回答者からは「卵黄の載ったおにぎりをよく見かける」「おにぎり&お味噌汁セットをSNSで見かけた」といった声が寄せられました。パンや麺だけでなく「お米」への回帰が進んでおり、日常食としての利用シーンが広がっているようです。

キッチンカーの満足度は非常に高く、98.2%が「また利用したい」と回答しています。「注文後にバーナーでチーズを炙ってくれた」「目の前でフルーツをミキサーにかけてくれた」といった、店舗では味わえないパフォーマンスや出来立て感が支持されています。

一方で、気になっているのに購入に至らない理由として、「衛生面への不安」や「失敗したくない心理」が挙げられました。「お肉が吹き曝しで衛生面が気になる」「高くて硬い肉だったらどうしよう」といった声があり 、安心感のある店構えや、味の想像ができる情報提供が、今後の課題と言えそうです。「非日常」を味わえるキッチンカー。次は香ばしい匂いに誘われて、握りたての「おにぎり」を味わってみてはいかがでしょうか。

(LASISA編集部)

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