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20年前デビューした、NHK大河ドラマ主演俳優 “実力派”として評価され続けるワケ

  • 2026.1.8
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2025年撮影、森永乳業「マウントレーニア」の新CM発表会見に出席した左から仲野太賀(C)SANKEI

いよいよ開幕した2026年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』。

大河ドラマ第65作である本作は、戦国時代のど真ん中。強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡を描いた内容。主人公は、天下人……ではなく、その弟・豊臣秀長で、その役に抜擢されたのが仲野太賀だ。

今回は、そんな仲野のこれまでの軌跡を振り返り。彼の役者としての魅力を紐解く。

一気に名を広めた“山岸”というキャラクター

仲野の芸能界デビューは2006年、13歳の頃。一説によるとドラマ『WATER BOYS』(フジテレビ系)に感銘を受け、小学生の頃に、俳優の道に興味を持ったのだという。

そんな仲野の存在感を一気に世に知らしめた作品といえば、やはり2016年放送のドラマ『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)での、ゆとりモンスター・山岸ひろむを演じたことではないだろうか。

作中で、仲野は主人公で食品会社営業マン・坂間正和(岡田将生)の頭を悩ませる、THE ゆとり世代役を好演。

「こんな後輩、絶対に嫌だ」と思わせるようなモンスターっぷりにも関わらず、どこか100%嫌いになれない人間みのある、ちょっとおバカなキャラクターで、同ドラマのファンの心を鷲掴んだ。

おバカな愛されヤンキー・今井

存在感あふれるキャラクターで言うと『今日から俺は!!』(日本テレビ系)での今井勝俊役も見事であった。

ここで仲野が演じたのは、紅羽高校の頭・今井勝俊。紅高の不良たちの中で一番強く、一目置かれているというキャラクターなのだが、これまたどこかおバカで抜けていて、頭と言いつつも、怖いと言う印象は全く持たれていない。

そして、賀来賢人演じる主人公・三橋貴志とのやりとりは、良い意味で“しょうもない”上に、両者負けじと顔芸を炸裂。

原作ファンである30代以上の視聴者からはもちろん、子どもたちからも愛される存在となった。

実力派である理由は、役幅の広さにあり

このように表情豊かなキャラクターや、「まったくもう……」と思いながらも嫌いになりきれないキャラクターを演じているイメージが強い仲野。

しかし、彼が役者として評価される理由は、コミカルなキャラクターだけでなく、正統派な役柄を演じることもできるからだと筆者は考える。

正統派な役どころというと、記憶に新しいのは2024年放送の連続テレビ小説『虎に翼』での佐田優三役ではないだろうか。

もともと主人公・寅子(伊藤沙莉)の家に住む、下宿人であった優三は、寅子と同じ法律を学ぶ同士であるという存在。後に戦略的結婚を果たすと言った関係性だ。

しかし、優三が寅子に向ける愛情は単なる恋愛と片付けるには安すぎるほど深く、そして広いものだったと記憶。多くの視聴者の涙を誘い、仲野=コミカルなだけではないということを世に広く知らしめた印象だ。

大河ドラマで、どのような活躍を見せるのか

ちなみに、仲野太賀の太賀という名前は本名。

その由来は父・中野英雄が「大河ドラマに出られるように」と考えて付けたものだと言われている。

これには諸説あり、仲野自身は母の言い分は違うと言っているようであるが、いずれにせよ太賀という名前を持つものが、大河ドラマにて主演を務めるなんて、なんとも縁起が良い1年になりそうな予感がする。

そんな仲野がエネルギッシュに演じてくれるであろう、秀長という人物。

果たして、我々の心に今度の仲野はどのように映るのか、楽しみだ。


ライター:於ありさ
ライター・インタビュアー。サンリオ・アイドル・恋愛コンテンツ・お笑いが好き。マイメロディに囲まれて暮らしている。
X(旧Twitter):@okiarichan27