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【MLB】「ドジャースの3連覇を左右する3つの要素」公式記者が徹底分析 ヤ軍以来の偉業に臨む“王者の問題点”とは?

  • 2025.12.18
ワールドシリーズ2連覇を達成したドジャースの大谷翔平(C)Getty Images
SPREAD : ワールドシリーズ2連覇を達成したドジャースの大谷翔平(C)Getty Images

ドジャースは2025年シーズン、球団初となるワールドシリーズ連覇を達成。デーブ・ロバーツ監督が率いるチームは、メジャー屈指の戦力を誇り、黄金期を築いている。
来季は、1998年から2000年に3連覇を成し遂げたヤンキース以来となる偉業に挑む中、MLB公式サイトは、ドジャースの3連覇達成に必要な“3つの要素”を特集している。

■大谷、スミスらも30代に突入

ドジャースは2024年にヤンキース、25年にはブルージェイズを下し、ワールドシリーズを連覇。26年は史上3チーム目となる3連覇を目指す戦いに臨む。
MLB公式サイトのトーマス・ハリガン記者は17日(日本時間18日)、「ドジャースの3連覇を左右する3つの要素」と題した記事を公開。まず挙げたのが「野手陣の高齢化」である。
フレディ・フリーマン内野手は36歳を迎え、ムーキー・ベッツ内野手やテオスカー・ヘルナンデス外野手も33歳に差し掛かる。さらに、大谷翔平投手、ウィル・スミス捕手、トミー・エドマン内野手といった主力も30代に突入しており、年齢面での不安が指摘されている。
ただし、「年齢は今のところ問題にはなっていない」とし、ベッツやT・ヘルナンデスの成績低下に言及しつつも、「それでもドジャースは2025年シーズン、リーグで2番目に多くの得点を記録した」と得点力の健在ぶりを強調している。

■2025年はエース・山本に依存

2つ目の要素は「先発ローテーションの維持」。記事では「ドジャースほど才能に恵まれた先発陣は他にない」と評価しつつ、「怪我は依然として大きな懸念事項」とも指摘。タイラー・グラスノー、ブレイク・スネル、佐々木朗希といった投手が相次いで離脱し、エースの山本由伸投手への依存度が高まったことに言及している。
ポストシーズンでは主力が復帰し、ブルペンの穴を佐々木とエメット・シーハン投手で補ったことに触れつつ、「果たして、来季も同様の状況を再現できるだろうか?」と疑問を呈している。

■新守護神・ディアスは機能するか

3つ目は「クローザーの再編成」。今オフ、メッツからフリーエージェント(FA)となっていたエドウィン・ディアス投手と契約したドジャースだが、昨オフに獲得したタナー・スコット投手は防御率4.74と期待を裏切った。
記事では、「クローザー補強に多額の資金を費やしているにもかかわらず、安定しない状況が続いている」と指摘し、「この問題が解決しなければ、3連覇はさらに難しくなる」と警鐘を鳴らしている。
ハリガン記者は3つの視点からドジャースの戦力を分析しており、課題を乗り越えなければ歴史的な3連覇は遠のく。果たして、ドジャースはこれらの問題点を克服し、王者として2026年シーズンも頂点に立てるのか。

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