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「母親は質素じゃなきゃ」服やネイルを全否定する義母…え!?義姉が痛快な反撃&幼少期の本音を暴露!

  • 2025.12.14

長男が保育園に通っていたころの出来事です。独身時代はよく買い物に出かけていましたが、出産をしてからは時間にもお金にも余裕がなかった私。そんな私が当時ハマッていたのは、サロンよりもリーズナブルで手軽なセルフネイルなのですが……。

義母の「母親はこうあるべき」発言に…

私はおしゃれが大好き。独身のころのようにはお金も時間も自分のためには使えないけれど、プチプラファッションやプチプラコスメでおしゃれを楽しんでいます。そんな私がハマったのが、セルフネイル。子育ての合間の気分転換として、シンプルなネイルを楽しんでいたのです。

長男がまだ保育園に通っていた約6年前のある日のこと、義母と義姉がお出かけの帰りにわが家へ遊びに来ました。最初は夫や孫である当時5歳の長男と話したり遊んだりして、和やかな雰囲気が流れていました。そんな時間が少し落ち着いたころ、私の手元を見るなり突然義母が険しい表情になり「あなた母親なんだから、そんな派手な爪はやめたほうがいいんじゃない? ねぇ〇〇(夫の名前)」とネイルを否定する言葉をかけてきたのです。

私のネイルをいつも「きれいだね。じょうずだね」と褒めてくれていた夫ですが、自分の母親には強く言えない様子で「まぁ、いいんじゃない」と曖昧な返事だけ。そこに義母は「メイクも服装も前から少し派手だと思っていたのよね。母親なんだからそんな派手な見た目したらダメでしょ! 質素につつましくいることが『良妻賢母』ってものよ。今のあなたからは程遠い言葉ね。こんなチカチカしたネイルじゃ、台所に立つのも不潔に見えるわ」と追い討ちをかけてきたのです。

そのときの私のネイルは、薄めのピンクをベースしたワンカラーに、爪先にラメが少し入ったデザイン。派手ではないと思っていましたし、自分の気分を上げるためにしているのに……と思いましたが、私も強くは反撃できません。義母に自分のことを否定され、さらには私が「良妻賢母」ではない「不潔」と言われたようで、自己肯定感も傷つけられて落ち込む私。すると、そこに救世主が現れたのです。

「お母さん、古臭い考えや価値観を押し付けないでよ。母親だってひとりの人間よ! おしゃれだって楽しみたいに決まっているでしょ」と義姉がバシッと一喝。さらに「母親=質素という考えには、私は同感できない。私はおしゃれをしないお母さんが、小学生のとき少し恥ずかしかった。周りのお母さんはきれいなのに……って」と本音を打ち明けたのです。義母は「何言っているの? 派手なほうが恥ずかしいわよ」と食い下がりますが、義姉も負けません。「〇〇(長男)くんも、ママがおしゃれだとうれしいよね?」と言うと、長男も「この前ね、保育園のお友だちがぼくのママのことかわいいねって褒めてくれたんだよ。かわいくて自慢のママなんだ~」と誇らしげに話をしてくれたのです。

「子どもにこんな風に思ってもらえる母親なんて、素敵だと思わない?」という義姉に対し、義母はようやく納得してくれたようで「そう……。私の価値観を押し付けてしまってごめんなさい」と謝ってくれました。それからは、私のおしゃれについても理解を示してくれるようになり、今では、ネイルやファッションなどを語り合える関係にまでなれています。

もちろんTPOはわきまえなければなりませんが、「母親なんだから〇〇すべき・〇〇してはいけない」という固定観念の押し付けはよくないと思いますし、自分のルールや価値観を相手に無理に押し付けるのではなく、どんな場面でも相手の考えを尊重し認め合う姿勢が大切だと私は思います。これからも「子どもにとって恥ずかしくない母親」であることを忘れず、「自分自身」と「子どもたち」が笑顔で過ごせるおしゃれを楽しみたいと思います。

著者:谷 ふみ/30代・ライター。中学校2年生と小学校5年生、6歳の3人の男の子を育てるママ。仕事に家事、育児に追われる毎日。子ども達が寝静まったあと、ひとりでドラマや映画を見るのが楽しみのひとつ。

作画:ryo

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)

ベビーカレンダー編集部

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