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「夕飯は俺が帰ってくる前に完成させろ!」でも姑には「お母さん、頼むよ~」夫の『おねだり内容』にゾワッ

  • 2025.12.16

知人にはもうすぐ50歳を迎える夫がいます。普段は亭主関白な夫が、ある日見せた態度にゾッとしてしまったそう。知人から聞いたエピソードを紹介します。

画像: 「夕飯は俺が帰ってくる前に完成させろ!」でも姑には「お母さん、頼むよ~」夫の『おねだり内容』にゾワッ

50歳手前の夫

私は高校生の娘と中学生の息子、そしてもうじき50歳になる夫と4人で暮らしています。

夫は結婚した当初から私に対して高慢な態度を取る人でした。
「夕飯は俺が帰ってくる前に完成させろ!」「子どもの相手より俺の話を聞け!」など、夫の言動は時に亭主関白を通り越して横暴とさえ感じることも。

それは子どもたちに対しても変わらず、反抗期に入りかけた息子を大声で怒鳴りつけることもありました。

しかし夫には、普段の亭主関白な態度からは想像できない一面があったのです。

夫のわがまま

その一面というのが、自分の親への“とある態度”でした。
この日も、突然その姿を目撃することに。

夫が「寿司を食べに行きたい」と言い出した夜のこと。
ですがその前日も「外で食べたい」と言う夫に合わせて外食に行ったばかりでした。
「毎日外食する余裕はないわよ」と、返した私に夫は舌打ちをします。

「ケチなこと言うなよ」とぼそっと言った夫は、スマホを取り出しました。
そしてどこかに電話をかけ始めます。
「あ、お母さん?」
と話す夫。どうやら相手は姑のようでした。

すると夫は突然、「俺お寿司食べたいなぁ~」と猫撫で声を出しました。夫は甘えた声のまま、「嫁が寿司も食わせてくれないんだ。俺、可哀想だろう~?」と、続けます。

「小遣いが少ないから自分で行けないし。連れて行ってくれるのは、お母さんしかいないんだよ~!」
甘ったるい声で話す夫の姿を見たことはありましたが、この時も思わずゾッとしてしまいました。そして同じ部屋にいた子どもたちは、そんな夫の姿を見るのは初めて。普段とはまるで違う夫の姿にぼう然とし、娘より息子のほうが驚いているようでした。

親子の役割

この出来事で息子の中の“怖い父親”というイメージが崩れたようです。そして、その一部始終を見ていた私も、複雑な気持ちになりました。
それに姑は70代後半で、年金暮らし。そんな親に、50歳にもなる息子が甘えて食事をねだる。親子の役割が逆転しきれていないその現状に、私も改めてため息が出てしまいました。

結局姑は夫を外食に連れて行き、夫はお腹いっぱいになるまで食べたようです。

もう親に甘えるのは終わりにして、むしろ夫が姑を支える番。子どもにも影響がありますし、しっかりしてほしいと思います。この出来事は、私自身が「夫婦とは、家族とは何か」を立ち止まって考えるきっかけにもなりました。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Junko.A
子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。

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