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韓国の複数クラブ、前例なき“日本人監督招へい”を「本格的に検討」と現地報道

  • 2025.12.13

韓国の複数クラブが、日本人監督に注目しているという。

韓国メディア『FOOTBALLIST』は11日、Kリーグ(韓国リーグ)の複数クラブが、現在続く監督人事の空白を埋めるべく、日本人指導者の招へいを本格的に検討していると報じた。

韓国の1部・2部リーグを問わず、監督交代が相次いでおり、国内指導者だけでは補強が難しい状況になっているという。

2025シーズンのKリーグ1(韓国1部)を制覇した全北現代は、同クラブを4年ぶりのリーグ優勝に導いたグスタボ・ポジェ監督の退任を8日に発表。

蔚山現代HDも、シーズン途中に二度の監督交代を経て代行体制が続く。また、2部で昇格を狙う水原三星も指揮官不在のままで、他にも数クラブが新監督を求めている状況だ。

こうした背景から、複数のクラブがこれまで前例のなかった日本人監督の招へいを「本格的に検討している」という。

注目候補として挙がっているのは、Jリーグで豊富な実績を持つ城福浩監督だ。

1995年に指導者のキャリアをスタートした城福監督は、FC東京でJリーグカップ優勝、ヴァンフォーレ甲府でJ2優勝・J1昇格、東京Vを16年ぶりにJ1昇格に導くなど、数々の実績を残してきたベテラン監督。

今季も同クラブを率いて、J1残留を果たしている。

『FOOTBALLIST』は、こうした国内での実績を持つ城福監督が海外経験を求めていること、Kリーグクラブがもたらす熱心なオファーを受け入れる可能性があることを指摘している。

Jリーグの複数クラブで結果を残してきた熱き日本人監督が、韓国プロサッカー界で新たな挑戦に踏み切るかどうかが注目される。

Kリーグでの日本人監督招へいが実現すれば、アジアのサッカー界における日韓の指導者交流が新たな段階に入ることとなる。

双方のリーグにも大きな影響を与える可能性がありそうだ。

筆者:江島耕太郎(編集部)

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