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同居嫁の私。正月、ようやく自分の実家へ帰省。「お茶!」と要求した夫が、真っ青な顔になったワケ

  • 2025.12.13

義実家同居のお嫁さんの年末年始、帰省してくる親族の対応と倍増する家事で大変なことと思います。ようやく自分の実家に帰ることが出来て、少しはのんびり出来ると思ったら……。
筆者の友人C子のお話をお届けします。

画像: 同居嫁の私。正月、ようやく自分の実家へ帰省。「お茶!」と要求した夫が、真っ青な顔になったワケ

同居嫁の年末年始

C子は夫の実家で義父母と同居しています。
年末年始は来客が多く、忙しく夫側の親戚や義妹家族などをもてなしたC子。
正月休みの最後の方でようやく自分の実家に帰省出来ることになりました。

実家に帰るのは一年ぶりで、ちょうどC子の兄家族も同じタイミングで帰省していました。
自分の実家とはいえ高齢の両親を気遣い、家事は母と分担してこなすことにしたC子。

そんな彼女が昼食後の食器を洗っていると、
「ねえ、お茶ちょうだい」
夫がこたつでのんびり寛ぎながら声をかけてきました。

お茶を出した人物は

はいはいちょっと待ってね、と返事をしようとしたところ、
「はい、どうぞ~」
夫の前にお茶が入ったコップを置く手が。
「お~、ありが……」
その姿を見上げた夫の表情が固まりました。

「あ、お義兄さん!」
なんと夫にお茶を出したのはC子の兄でした。
「ここはオレの実家でもあるからさ」
兄はにっこり笑って、自分の奥さんにもお茶を出しました。
兄嫁さんも笑顔で受け取ります。

「C子はそちらの実家でも頑張っているみたいだから、せめてここにいる間はオレがもてなすからね」
その言葉にギクッとした様子の夫。

夫の役割とは

それもそのはず、共働きでありながら夫はほとんど家事や義両親の相手をC子に任せきりなのです。
兄はそんな事情は知らないので、純粋に妹を気遣うつもりで言ったのでしょう。

兄よ、ありがとう。
夫側の親族にばかり囲まれて生活しているC子は、自分にも頼もしい味方がいてくれることを嬉しく思うのでした。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:田辺詩織
元医療事務、コールセンター勤務の経験を持つ在宅ワーカー。文学部出身で、文章の力で人々を励ましたいという思いからライターの道へ。自身の出産を機に、育児ブログを立ち上げ、その経験を生かして執筆活動を開始。義実家や夫、ママ友との関係、乳幼児期から中学受験まで多岐にわたる子育ての悩みに寄り添い、読者が前向きになれるような記事を届けている。

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