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「間違いなく神漫画」連載期間15年、世界に誇る“圧巻のクオリティ”で魅せた『伝説の一作』

  • 2026.1.8

世界中の読者を熱狂させるマンガには、時代や国境を超えて愛される理由があります。友情・努力・勝利といった王道テーマを軸に、胸を打つ成長物語や手に汗握るバトル展開が描かれています。また、個性豊かなキャラクターや名セリフは、世代を越えて語り継がれる存在です。

世界でも支持を集めている『NARUTO -ナルト-』(集英社)は、忍者という日本文化を取り入れた王道の少年マンガです。本作品に描かれている、魅力的な世界をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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※Google Geminiにて作成(イメージ)
  • 作品名(出版社):『NARUTO -ナルト-』(集英社)
  • 作者:岸本斉史
  • 連載期間:1999年9月21日~2014年11月10日
  • 巻数:全72巻

忍五大国の一つ、火の国の木ノ葉隠れの里を舞台に描かれる『NARUTO -ナルト-』は、落ちこぼれ忍者・うずまきナルトの成長と絆を描いた壮大な物語です。物語の始まりは、里を襲った伝説の怪物・九尾。九尾を体内に封印されたナルトは、里を救った英雄の代償として、理由も知らされぬまま人々から恐れられ、孤独な幼少期を送ります。それでもナルトは明るく前向きに生き、“里の皆に認められる存在=火影”になることを夢見て忍者を目指します。

忍者学校を卒業後、うちはサスケ春野サクラと第七班を結成し、数々の任務や試練に挑んでいくことになります。任務の中で仲間との信頼や命の重さを学び、ナルトは少しずつ忍者として、人として成長していくのです。

一方、天才忍者であるうちはサスケは一族を皆殺しにされた過去を背負い、復讐のために力を求めて孤独な道を選択していきます。互いを理解し合い、強い絆で結ばれていたナルトとサスケは、やがて異なる道を進む宿命のライバルとして対立していきます。

忍の世界では国同士の思惑や憎しみが複雑に絡み合い、忍界全体を巻き込む忍界大戦へと発展してしまいます。ナルトは数多の強敵や悲しみと向き合いながらも、「誰も見捨てない」という信念を貫き、憎しみの連鎖を断ち切ろうとしていきます。仲間との友情、師弟の絆、そして希望を信じる心が、多くの人の運命を変えていくことになるのです。

王道のテーマが国を超えて人々の心を掴む

「間違いなく神漫画」と称される『NARUTO -ナルト-』が世界中で愛されている理由は、友情・努力・勝利という王道のテーマが国を超えて人々の心を掴んでいるからでしょう。日本独自の忍者という世界観でありながら、多様なキャラクターが登場し、彼らが互いに切磋琢磨しながら成長し友情を深めていく様子を楽しめます。

『NARUTO -ナルト-』で描かれる一番の友情の絆といえば、ナルトとサスケが挙げられるのではないでしょうか。少年期では、落ちこぼれで周囲からバカにされていたナルトはなんでも器用にこなしてしまうサスケに嫉妬していました。一方、サスケも前向きで明るくがむしゃらに進んでいくナルトを密かに羨んでいました。全く正反対の二人は考え方も価値観も違います。それぞれの想いを真っ正面から向き合う二人の絆はまさに、全巻を通して見どころになっています。

また、幼いころ落ちこぼれだったナルトが良き師に恵まれ、強くなるための努力を惜しまない姿も共感できます。はじめは技術的な努力が目立ちますが、終盤に描かれる九尾のチャクラを制御する修行は、心の闇である憎しみにとらわれた自分との闘いで、里のみんなに信頼される自分を信じてみるという内面的な成長まで描かれています。

世界各国で人気の『NARUTO -ナルト-』ですが、国や地域によって鑑賞ポイントが大きく異なるのも面白いところです。アメリカではナルトの“落ちこぼれから努力でのし上がる”部分が、フランスやスペインなどの欧州圏では、物語を通して積み重ねられる葛藤や道徳的テーマやキャラクターの深さが、アジア圏では忍者という存在そのものが魅力的で“仲間との関係性”“努力を尊ぶ姿勢”が支持されているようです。

日本では、シンガーソングライターの米津玄師さんもインタビューなどで『NARUTO -ナルト-』から影響を受けたことを語っています。

ナルトの諦めないヒーロー像に感動する

ナルトは諦めないヒーローとしてたくさんの感動を与えてくれました。作中に「オレが諦めるのを――諦めろ!!!」という名言があるほど、仲間を信じる強い意志をもって困難に立ち向かう姿が、読者に感動と希望を与えてくれました。

「オレが諦めるのを――諦めろ!!!」は自来也の兄弟弟子として対極の道を歩んだペインとナルトの最終局面にてナルトが言ったものです。これまでにない強さを見せたペインにとどめを刺すシーンでのセリフで、ナルトにとっては任務中にペインの手で殺されてしまった自来也の弔い合戦でもあり、まさに2人の忍道がぶつかり諦めない心を見せてくれるセリフです。

その他、「まっすぐ自分の言葉は曲げねぇ。それが俺の忍道だ。」「ぜってー勝つ!!」等の絶望的な状況でも自分を信じて諦めない心を表す名言もたくさんあります。

子どもだけでなく大人だからこそまっすぐなナルトのセリフに感銘を受けることがあるでしょう。『NARUTO -ナルト-』は、全ストーリーがアニメ化されています。動画配信サイトで視聴できるため、アニメと漫画、両方で楽しむこともできます。


※執筆時点の情報です