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「今どきの子って、、」授業参観で見た【令和の図工】に母、衝撃! 思わぬ『YouTubeの活用方法』が

  • 2025.12.11

娘の小学校の授業参観で目撃した衝撃的な「令和の図工」。子どもたちの目の前にある大型テレビに映し出されていたのは、なんと絵描きで人気のYouTuberで……? 友人が、体験談を語ってくれました。

画像: 「今どきの子って、、」授業参観で見た【令和の図工】に母、衝撃! 思わぬ『YouTubeの活用方法』が

桜の描き方をYouTubeで学ぶ時代

先日、娘の小学校の授業参観に行った時の事です。

教科は図工でした。

「何を描いているのだろう?」と覗き込むと、子どもたちは桜の絵を描いていました。

季節は秋。

「なぜ今、桜を?」と疑問に感じたのも束の間、さらに衝撃的な光景が目に飛び込んできました。

図工室の手前にある大型テレビに、絵描きの人気YouTuberのチャンネルが映し出されていたのです。

図工室に響く、人気YouTuberの声

そのYouTuberは、筆の動かし方、光の当て方、そして桜の花びらの色の重ね方までを、丁寧にレクチャーしていました。

子どもたちはそれを見ながら、真剣な表情で自分の画用紙に向かっているのです。

私の小学生時代を振り返ると、図工の授業といえば、「自由に」「感じたままに」「実物を見て」描く事が重視されていた時代。

特定の技法を先生から教わる事はありませんでした。

なんだかうまく描けず、コツも掴めず、楽しめずに終わってしまった子どもも多かったように思います。

親世代の戸惑い

最初は、「こんなに正解に近いものを全員が目指して、個性は育つのだろうか?」と、少々戸惑いました。

しかし、よく観察すると、子どもたちの集中力は高く、YouTubeのプロのテクニックを貪欲に吸収しようとしています。

家に帰って娘に聞いてみると「図工の先生が言うには、最初にプロの技を見て、技術を学ぶんだって。その技術を使って、次は自分で自由なものを描くんだって」と説明してくれました。

つまり、今の図工は、まず技術という「土台」をしっかり学び、その後に「創造性」を育てるという、合理的で効率的な教育スタイルに進化していたのです。

なんだか目からウロコの出来事でした。

技術という「土台」の上に創造性を築く

親はつい「子どもの個性は放っておいても伸びる」と考えがち。

しかし、まずはプロの技術や成功例を知り、それを真似てみる。

それから「自由な発想」を手に入れる事ができるのかもしれない、と思えたのでした。

私の古い常識でわが子の可能性を狭める事のないよう、教育の進化を目の当たりにした授業参観でした。

【体験者:40代・女性パート、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

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