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夫「転職したい!」でも【年収は半分】に! 妻の頭は真っ白。「応援すべき? それとも」→下した決断

  • 2025.12.7

家族の未来に関わる重要な選択ほど、正解が見えなくて迷いますよね。でもそんな時こそ、冷静になって物事を考えることが大切になってきます。今回は、筆者の友人のエピソードをご紹介します。

画像: 夫「転職したい!」でも【年収は半分】に! 妻の頭は真っ白。「応援すべき? それとも」下した決断は

突然の転職宣言?!

ある日、夫から突然「今の会社を辞めて、転職したいと思ってるんだ」と切り出されました。

以前から仕事に不満を漏らしていた夫。
新しいことに挑戦したいという気持ちは素晴らしいことだと思い、最初は前向きな気持ちで受け止めていたのですが……。

続いた言葉に耳を疑いました。

「やりたいことができる会社を見つけたんだ! でも、年収は今の半分になる」

「応援」と「現実」の狭間で

頭の中が一瞬で真っ白になりました。

子どもの小学校入学を来年に控え、これからどんどん教育費がかかります。
さらに住宅ローンも抱える中、年収が半減するなんて、まさに死活問題。

夫は私の反応を不安そうに見つめていましたが、それでも「いいよ!」と即答することはできませんでした。

夫の夢を応援したい気持ちと、子どもへの責任。
悩んだ末、私は正直に伝えました。

「あなたの気持ちは応援したい。でも、家族の生活をどうやって守るか、一緒に考えさせて」

最初は不満そうだった夫も、私の真剣さに最終的には頷いてくれました。

数字が突きつけた現実

私たちは家計を徹底的に見直し、無駄を削り、転職後の収支をシミュレーションすることに。

結果は残酷でした。
転職後の収入で、今の生活を維持することは到底不可能だったのです。

私は夫に「子どもの教育費だけは削りたくない」と伝え、副業や別の転職先の検討などを勧めました。

数字という現実を前に、夫もようやく自分の夢だけではなく、家族の生活について真剣に考え始めたようです。

その後、夫は転職活動をやり直し、多少の年収減で済む会社への転職を決めました。

納得できる決断で深まった夫婦の絆

転職後、「夢を応援してくれてありがとう。おかげで満足のいく転職ができたよ」という夫の言葉に、私も救われました。

ただ感情的に反対するのではなく、現実的な課題をクリアにしたことで、お互いに納得できる答えに辿り着けたのだと思います。

夫婦の絆が試され、そして強くなった出来事でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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