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「運転中に息苦しくなり、急遽バス停に車を寄せた私。そこに見知らぬ夫婦がやってきて...」(奈良県・40代女性)

  • 2025.12.3

奈良県在住の40代女性・Eさんは以前、車の運転中に体調を崩してしまったことがある。

運転を続けるのが難しいほどの息苦しさに襲われた彼女は、なんとか車を止めたのだが......。

突然の体調不良で...(画像はphotoAC)

<Eさんからのおたより>

30代半ばだったころのことです。

1歳半の息子を連れて、車で1時間ほどの距離に住む友達に会いに行くことになりました。

当時の私はふだん、長距離も高速も問題なく運転しており、その日もいつも通り運転を始めたのですが......。

このままでは危ないと自覚して...

その日はなぜか、運転中に息苦しくなってきました。

そしてそのうち、息苦しさが増し運転に集中出来なくなるほどに。

危ないと思い、近くのバス停に車を寄せ、車を降りて深呼吸しようとしましたが、苦しくなる一方でその場にへたり込んでしまったのです。

運転中に息苦しくなり...(画像はphotoAC)

携帯も子供も車に置いたまま動けずにいると、1台の車が近付いて来て止まりました。

中から降りてこられたのは、おそらくご夫婦。お二人はすぐに救急車を呼び、私の携帯から夫に連絡し、救急車が来るまで私に、「大丈夫やからな、子供ちゃん偉いなー、泣いてないで」などと声をかけてくださりました。

そして救急車が来てからは、私の車を病院まで、息子を乗せて運転してきてくださったのです。

病院につくと、息子と車を病院の方に預け、名前も残さずに帰られたそうです。

意識が朦朧としていたのでお顔も全く覚えておらず、お礼を言うすべもなく、10年近く経っていますが、忘れることはありません。

この場をお借りして、お伝えしたいです。

あの時は助けてくださり、本当に本当にありがとうございました。

(※本コラムでは読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。プライバシー配慮などのために体験談中の場所や固有名詞等の情報を変更している場合がありますので、あらかじめご了承ください)

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