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「世界一嫌な姑」「酷すぎるでしょ」震えあがるほどの“嫁いびり”に絶句…「どハマりした」中毒性抜群の傑作ドラマ

  • 2025.12.27

美しい言葉や理想だけでは割り切れない、人の心の奥底に渦巻く嫉妬、欲望、そして孤独。人間の清濁併せ呑むような本質や、一筋縄ではいかない複雑な関係性を生々しく描き出し、観る者に深い問いを投げかける作品の数々。今回は、そんな“綺麗事では終わらない人間模様を描いた作品”5選をセレクトしました。

本記事では第1弾として、2009年放送のドラマ『となりの芝生』(TBS系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“綺麗事では終わらない人間模様を描いた作品”ドラマ『となりの芝生』

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花束を贈呈した女優の瀬戸朝香(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『となりの芝生』(TBS系)
  • 放送期間:2009年7月1日~9月16日

あらすじ

都心から1時間半ほど離れた郊外に、念願の2階建てマイホームを手に入れた高平知子(瀬戸朝香)要(大倉孝二)の夫婦。2人は小学生の子どもたちと共に、35年のローンを組んで建てた新居での生活をスタートさせます。

ある日、知子は実家の母の手を借りて友人を招き、ささやかなパーティーを楽しんでいましたが、客を見送ろうとした矢先に、要が事前の連絡もなく同僚たちを引き連れて帰宅します。突然始まった新築祝いの宴会に不満を抱きつつも、知子は笑顔で客をもてなすしかありませんでした。

さらに要は、翌日から大阪に住む母・高平志乃(泉ピン子)が家を見に来ると告げます。2~3日滞在するという義母の急な来訪を知らされ、知子はこれから始まる生活に不安を募らせるのでした――。

ドラマ『となりの芝生』の見どころ ※ネタバレあり

橋田壽賀子さん脚本によるドラマ『となりの芝生』は、日本の家庭に潜む嫁姑問題の闇を容赦なく描いた作品ですが、その陰湿さと執拗さは視聴者の精神を削るほどの破壊力を持っています。特に、泉ピン子さん演じる姑・高平志乃による嫌がらせの数々はリアリティを超えてホラーの領域に達していると言っても過言ではありません。SNSでは「恐ろしすぎる」「世界一嫌な姑」「酷すぎるでしょ」といった感想も上がるほど、その過激な内容は大きな波紋を呼びました。

しかし、その徹底した描写こそが、実際に人間関係に悩む視聴者の心に深く刺さる要因ともなっています。家庭内での孤立や逃げ場のない主婦の苦しみを代弁するかのような展開に、SNSでは「どハマりした」という共感の声や、同じ橋田作品と比較しても「渡鬼とはまた違う嫁姑ドラマで好き」と、本作ならではの濃密な人間ドラマと中毒性を支持する好意的なコメントも寄せられており、怖くても目が離せない作品として評価されていました。

過酷な嫁姑バトルの中で輝く瀬戸朝香の美しき快演

橋田壽賀子さんの名作をリメイクし、嫁姑問題を真っ向から描いたドラマ『となりの芝生』。主演を務めた瀬戸朝香さんは、姑からの執拗な嫌がらせに耐えながらも、家族のために奮闘する主婦・高平知子を見事に演じきりました。過酷な状況に置かれながらも、凛とした佇まいで家族を守ろうとする瀬戸さんの芝居は、ドロドロとした愛憎劇のなかで一筋の光のような存在感を放ち、多くの視聴者の共感を集めました。

また、知子の苦悩が深まる物語の展開とは裏腹に、画面越しに映し出される瀬戸さんの美しさと、その快演に魅了されるファンが続出しました。SNSでは「とにかく綺麗」といった声が上がっているほか、困難な役柄を演じながらも魅力を存分に放つ瀬戸さんの姿に「瀬戸朝香ちゃんステキ」といった声が数多く寄せられています。瀬戸さんの持つ爽やかさと芯の強さが、重厚な人間ドラマに瑞々しさを与え、人気作へと押し上げたことは間違いありません。

ドラマ『となりの芝生』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“修羅場と本音の応酬”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です