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「TBS歴代最高」“とんでもない記録”を樹立した注目の秋ドラマ…「妙にリアル」「生々しい」深い共感を呼ぶワケ

  • 2025.12.6

現在放送中の秋ドラマでも、先の読めない展開や魅力的なキャラクターたちの群像劇が繰り広げられています。毎週の放送が待ちきれないほどの中毒性を持つ数多くの作品が、話題を集めている最中です。今回は、そんな“虜になる人続出中の秋ドラマ”5選をセレクトしました。

本記事では第1弾として、2025年放送のドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“虜になる人続出中の秋ドラマ”『じゃあ、あんたが作ってみろよ』

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助演女優賞を受賞した夏帆(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系)
  • 放送期間:2025年10月7日~

あらすじ

谷口菜津子さんの同名漫画を原作に、TBS系列で放送中の連続テレビドラマ。

都心で働くビジネスマンの海老原勝男(竹内涼真)は、仕事も容姿も完璧。しかし、「女の幸せは、家で料理を作って愛する人の帰りを待つこと」という古い価値観を持つ亭主関白な男でした。同棲中の恋人・山岸鮎美(夏帆)が作る手料理に対し、海老原は感謝するどころか上から目線でダメ出しばかり。そんな勝男に愛想を尽かしていた鮎美は、完璧な準備をして臨んだ彼からのプロポーズを「無理」とあっさり断るのでした。

なぜ振られたのか理解できず、新たな出会いを求めた合コンでも古すぎる価値観で女性陣に引かれてしまう勝男。そこで勝男は、鮎美がよく作っていた筑前煮を自分で作ってみることにしますが、その過程で料理がいかに手間のかかる作業であるかを初めて知ることになります。恋人に尽くし過ぎて自分を見失った女・鮎美と、時代に取り残された完璧主義の男・勝男。2人の別れから始まるラブストーリーの行方とは―。

「妙にリアル」「生々しい」ーー深い共感を呼ぶワケ※ネタバレあり

ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』は、「第26回手塚治虫文化賞・新生賞」の受賞歴のある谷口菜津子さんの人気漫画を原作としたラブコメディ。カップル間のすれ違いや価値観の相違を鋭く切り取った作品として、多くの方から注目を集めています。その飾らない人間関係の描写に、SNSでは「妙にリアル」「生々しい」といった感想が多く寄せられており、単なるラブストーリーにとどまらない深い共感を呼んでいます。

そんな本作は物語が進むにつれ、キャラクターたちの多面的な魅力が浮き彫りになる点が大きな見どころのひとつ。竹内涼真さん演じる勝男は、当初の亭主関白な振る舞いから一転、トイレ掃除や揚げ物の油ハネに悪戦苦闘し、時には号泣するなど、人間味あふれる姿へと愛おしい変貌を遂げました。そのギャップを体現した熱演に対し、SNSでは「竹内涼真の演技最高」との声が相次ぎました。

一方で、別れてすぐに新たな恋へ走る夏帆さん演じる鮎美の"恋愛依存"な一面は視聴者をざわつかせました。ただ、そんな危うい心理を見事に表現した夏帆さんの演技力の高さに対して「夏帆の繊細な演技は本当に上手い」という称賛も寄せられており、2人の実力派俳優が織りなす人間ドラマに多くの視聴者が釘付けになっているようです。

見逃し配信再生数がTBSの全番組の中で歴代最高記録を樹立!

夏帆さんと竹内涼真さんがW主演を務めるTBS火曜ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』が、とんでもない記録を打ち立てています。「TVer」と「TBS FREE」での初回無料見逃し配信の総再生回数は365万回を突破し、TBS火曜ドラマ歴代1位を記録。さらに第7話では、なんと522万回再生を突破し、TBSの全番組の中で歴代最高記録(各話配信開始から8日間の再生数)を更新しました。SNSでは「TBS歴代最高」「凄すぎる」など驚きと称賛の声が続出。

その反響を受け、2025年12月7日には関東ローカルにて特別番組「最終回直前!化石男よ世間の声を聞けSP」の放送も決定。勝男の問題発言を振り返る名場面集など、ファン必見の内容となっています。まさに、今最も熱い視線が注がれている作品となっていると言えるでしょう。

ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“時代遅れ男の波乱万丈な成長期”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です