夫「母親失格だろ」妻「許してよ」惣菜を使っただけで責める夫…その後、娘が放った“痛烈な一言”にスカッ【しまうま劇場】

仕事に家事、そして子育て…。毎日を必死に頑張っている人も多いでしょう。それなのに、パートナーから“完璧”を求められたら、あなたはどうしますか？たとえば、料理が得意じゃないのに「女なんだから料理ができて当然！」と言われてしまう…。そんな価値観を押し付ける男性も、残念ながら少なくないのです。

日常に隠れた学びや未来へのヒントを学べるショートドラマを配信する「しまうま劇場」の『なんでママできないの？』では、そんな夫婦のリアルな問題が描かれています。

【なんでママできないの？】お弁当に惣菜、あり？なし？#ショートドラマ

「母親失格だろ！」

朝食中に、父親が声を荒らげました。台所でお弁当作りをしていた母親が、その言葉に動きを止めます。父親は惣菜の空きパックを手に「子供の弁当に惣菜ってありえないから！」と責め立てました。

「私だって仕事してるんだから、それぐらい許してよ」と言いながら、お弁当におかずを詰める母親。しかし、父親は納得いかない表情のまま。

そんな空気を変えるかのように、愛梨が言います。「でも、おいしいよ。ママのお弁当」

けれども父親は聞き入れず、「あ〜あ、母親なんだからちゃんとした料理ぐらい作れよ」そう呟く父親を、母親はただ見つめるしかありませんでしたーー。

台所では、母親がスマホに表示されたレシピを覗き込みながら料理を進めています。

「うちのめんつゆは3倍濃縮だから…」料理に集中していると、スマホが着信音を鳴らします。

「はい！」急いででると、仕事の電話でした。「すいません、至急対応します。」母親は急いで台所を離れました。

ーーー

パソコン作業を終え「はぁ…やっと終わった」と一息つく母親。

「はっ！」その瞬間、何かを思い出します。

急いで台所へ行きフライパンの蓋を開けると、中には焦げた鶏肉が…。「もう…なんでこうなるのよ…」

母親が家でパソコン作業をしていると「ただいま」と父親が帰宅します。

「お帰りなさい」母親が声をかけると、父親は台所に置かれたお弁当箱に目を留めます。

「残してんじゃん」

愛梨のお弁当は半分ほど手付かずのまま。「あんまりお腹すいてなかったみたいで…」しかし、父親は眉をひそめ「愛梨のせいにすんなよ」と冷たく言い放つと、そのまま部屋を出ていきました。

その会話を、愛梨はこっそり陰から見つめていたのでしたーー。

家族3人が揃った夕食の時間。

母親は控えめな笑顔で言います。「頑張って作ってみました。」食卓には、苦手ながらも精一杯作った手料理が並んでいました。

父親が一口食べると、その様子を心配そうに見つめる母親。そんな母親の表情を気にすることなく、父親は「美味しくない」と一言。

母親は申し訳なさそうに謝りながらも「でも、私だって忙しい中頑張って…」と言いかけましたが、その言葉を遮るように父親が声を荒らげます。

「料理できない母親なんてありえないから！」

その言葉にイラッとする母親が言い返しました。「だったら自分で作ればいいじゃん」すると、父親はさらに声を大きくし「料理は母親がやるもんだろ、なんで男の俺がやらなきゃいけないんだよ！」

緊迫した空気の中で「あ！」と、愛梨が何かを思いだします。あるプリントをとりだし、父親に差し出しました。「パパ、親子リレーでてね！」

父親が覗きこむと、それは学校の運動会の案内。「パパは見てるよ」笑って言う父親。それに、愛梨は驚きます。「えっ？どうして？」

「昔から運動苦手なんだ」そう言うと、愛梨から驚きの言葉が返ってきました。

「男なのに運動苦手なの？」

それを聞いた父親は固まり、言葉を失いました。

やり取りを聞いていた母親は、ふっと目を細め、父親を上から睨みつけるのでしたーー。

YouTubeのコメント欄には「お互い支え合ってこそ、家族だろ」「娘はちゃんと母親を見ている」などの声が多く寄せられていました。

誰だって、苦手なことの一つや二つはあります。だからこそ、夫婦になったのなら、相手の不得意な部分や疲れている時こそ支え合うことが大切。その姿を、子どもがしっかり見ていることも忘れてはいけません。

『なんでママできないの？』は"家族が気持ちよく過ごすために大切なこと"を、改めて考えさせてくれる作品ですね。

チャンネル登録者数12.1万人（2025年12月3日現在）を誇るショートドラマクリエイター集団。日常に隠れた学びや未来へのヒントを学べるショートドラマを多数公開中です。