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「想像はるかに超えた」“伏線だらけの傑作ドラマ”がトレンド入り→最終回で「続編希望」視聴者ロス続出

  • 2025.12.24

12月22日深夜、テレビ東京系・ドラマプレミア23枠で放送されたドラマ『シナントロープ』が最終回を迎えました。水上恒司さんが主演し、山田杏奈さんがヒロインを演じた本作。青春群像劇の皮を被った予測不能なミステリーとして話題を集めていましたが、ラスト数分で叩きつけられた衝撃的な事実に、SNS上では「続編希望」「最後仰天した」といった絶賛の悲鳴が上がっています。

※この先ネタバレあり

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2024年撮影。成田山節分祭に登場した水上恒司(C)SANKEI

血塗られた決着、そして残された「スマホ」の謎

最終回は、冒頭から息つく暇もない怒涛の展開でした。主人公・都成(水上恒司)は、因縁の相手である龍二(遠藤雄弥)に拘束されるも、決死の覚悟で脱出。一方、龍二はかつての相棒・久太郎を殺害された恨みを晴らすため、組織のトップである折田(染谷将太)に襲いかかります。

揉み合いの末、折田はピストルで龍二を射殺。偶然その場に居合わせた都成に対し、瀕死の折田は助けを呼ぶためにスマホを貸してほしいと懇願します。ここで都成が差し出したのは、全ての事件の発端となり、彼が偶然手に入れてしまった「折田のものと思われるスマホ」でした。しかし、折田の口から出たのは「俺のじゃない」という衝撃の一言。物語の前提を覆すその言葉を残し、折田は姿を消します。

ラスト1分、戦慄の「顔認証」に視聴者仰天

物語が本当のクライマックスを迎えたのは、事件から1年後のことでした。バーガーショップ「シナントロープ」の元同僚・志沢(萩原護)との再会により、ヒロイン・水町ことみ(山田杏奈)の祖父が、伝説の泥棒「インカアジサシ」であったことが示唆されます。

散りばめられたピースが少しずつハマりだす中、都成は水町と再会を果たします。穏やかな空気が流れる中、都成は「俺のじゃない」と否定されたあのスマホを取り出し、水町に「俺と写真撮ってください」と告げます。そして、彼女の顔の前に画面を掲げたその瞬間… スマホのロックが「顔認証」によって解除されたのです。

このあまりに鮮やかで、そして恐ろしいラストシーンに視聴者は騒然となりました。すべての元凶だと思われていたスマホの持ち主が、実はヒロインの水町だったという結末。「想像はるかに超えた」「最後仰天した」「全部知ってて黙ってたの…?」と、震え上がる声がSNSを埋め尽くしました。

「シナントロープ・ロス」続出、続編を望む声

街の小さなバーガーショップを舞台に、若者たちの恋愛と友情、そして裏切りを描いた本作。山岸聖太監督による独特な会話劇と、不穏な空気感が融合した世界観は、回を追うごとに中毒者を増やしてきました。

タイトルの『シナントロープ』が意味するもの、そして水町ことみの真意とは何だったのか。綺麗に伏線を回収しつつも、新たな謎を残して幕を閉じた本作に対し、放送終了直後から「想像はるかに超えた」「続編希望」「最後仰天した」といった声が殺到しています。 2025年の年末に刻まれた、美しくも残酷な青春ミステリーの傑作として、視聴者の記憶に長く残る作品となったようです。


※記事は執筆時点の情報です