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近所で外飼いされている亀にこっそり名前をつけた結果… その後、発覚した“事実”に「寂しい亀だと思ってた…」

  • 2025.12.17
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photoAC(画像はイメージです)

毎日通る道で、いつも同じ植物や動物を見かけるという方も少なくないのではないでしょうか?「通勤路にいつも同じ場所で日向ぼっこしている猫がいて、毎日声をかけている」「駅までの道に、毎朝同じ電線にとまっている鳥がいて、勝手に名前をつけている」という人もいるかもしれません。

SNSに投稿された「いつも通り道にいる亀の秘密」について投稿し、注目を集めています。

投稿者の見かける亀には、いったいどんな秘密があったのでしょうか?

気になる投稿が、こちら!

うちから出てすぐの曲がり角の家の外に亀が一匹だけ入ってる水槽があるんだけど、がらんとして何もない狭い水槽にいつもひとりぼっちで足掻いていて、なんか可哀想だから、私は勝手に『亀夫』と名付けて通るたびに

「かめおー!行ってくるよ」
「かめおー寒いね」

などと話しかけていたのだが、
ひょんなときに家族と話していたら家族それぞれが勝手に名前をつけて密かに可愛がっていることを知った。
夫「あれは亀吉だよ」
娘「え?カメゴンだけど?」
それぞれ1人で話しかけている模様。

そして昨日の夕方暗くなって1人で帰宅するとき、また私の亀夫にただいま言おうとしたら、知らない会社帰りの女性が通りすがりに
「亀助元気?」
と手を振っていたのを見た

アイツ寂しい亀だと思っていたら、意外と人気あるな

投稿者さん宅の近くに、「亀が1匹だけ入った水槽」を外に置いている家があるそうです。がらんとした狭い水槽の中で一人ぼっちで足掻いている姿を見て、「なんだか可哀想」だと思った投稿者さんは、その亀に「亀夫」と名前を付け、通る度に「かめおー!行ってくるよ」などと話しかけていたのだといいます。自分だけの小さな日課として、密かに亀を可愛がっていたのですね。

ところがある日、家族と話していたときに驚きの事実が判明。なんと、家族それぞれが別々の名前をつけて、その亀に話しかけていたというのです!夫は「亀吉」、娘は「カメゴン」と呼んでいたそう。家族みんなが同じ亀を気にかけながら、お互い知らずにいたなんて、なんだか微笑ましいですね。

そして極めつきは、ある夕方の出来事。投稿者さんが帰宅中、「亀夫」に「ただいま」を言おうとしたとき、通りすがりのまったく知らない女性が、「亀助元気?」と手を振っていく姿を目撃したそうです。

投稿者さんは「アイツ寂しい亀だと思っていたら、意外と人気あるな」と亀夫への想いを綴っていました。みんなが心配していた亀は、実は地域のアイドルだったんですね。

嬉しいと同時にちょっぴりライバル心も…

投稿者さんに、詳しくお話を伺いました。

---みんなに愛される亀さんだったのですね!自分以外にも声をかけていると分かった時、どのようなお気持ちでしたか?

長年、私だけがひとりぼっちの亀夫を可哀想に思って、日々声をかけたり手を振ったりしていると思っていたのに、ある日家族がそれぞれ自分で勝手に名前をつけて挨拶していたことを知って、
「やはりうちの家族はのんきで変わっているのだな。あの淋しい亀に声をかけているなんてうちの家族くらいだろう」
と思っていたのです。

それが最近、夜帰宅する時に、私の前を歩く見知らぬ会社帰りの女性が亀夫の水槽に近づいていくのをみて、「あれ?」と思いつつも一応大人の礼儀として自分の歩を緩め、その女性が私の目を気にしないで済むよう距離をとりました。でも女性が結構な大きめボイスで
「亀助元気?」
などと言って親しげに手を振っているのを見て、
「え!?亀夫に話しかけて手を振っている!そして亀助だと!?」
と驚きました。まさか自分や家族以外に可愛がっている人がご近所にいるとは思っていなかったし、しかも「亀助」とは!

---それは確かにびっくりですね!

同じ亀を可愛がっている人がいると知って、なんだか嬉しくなりましたが、同時にちょっと謎のライバル心も芽生えました。だってあれは私の亀夫なのですから。

しかも翌日はなんと亀夫に学校帰りの小学生がリコーダーを聞かせているのを目撃!!
習いたてなのか、『ジングル・ベル』のメロディーもたどたどしく、時々素っ頓狂な「ピィィーーー」などという音も混ざっています。それでも一生懸命演奏を聞かせて、終わると満足して立ち去りました。

亀夫も嬉しいのか、反応してかなりジタバタ足掻いていました。

私が知らないところで実はご近所みんながそれぞれ自分なりの方法で可愛がっているのだと思い、なんだかほっこりしました。
もしかしたら亀夫にはもっともっとたくさんの名前があって、みんなに可愛がられているのかもしれません。
そしてそれぞれの人がきっとみんな自分だけが可愛がっていると思っているのでしょう。

---それぞれが「大切な自分の亀」だと思って可愛がっていたのですね。ご家族が亀さんに名前をつけて可愛がっていたのは、どういった経緯で知ったのでしょうか?

うちの家族は朝も出かけるのがバラバラだし、帰りもバラバラなので、私が密かに亀夫を可愛がっていることを特に家族には話していなかった(特に話題にするほどのことでもなかった)のですが、ある時全員で夜食事をしての帰り道、私が
「あ、亀夫に挨拶しなくっちゃ」
と言ったら驚いた夫が
「え?あれは亀吉として自分は普段から見守っているんだけど」
といい出し、すかさず娘が
「何言ってんの?あれはずっと前からカメゴンなんだけど!小学生の頃から仲良いし!」
とそれぞれ反論してきたのです。そこでどれだけ長年自分達がそれぞれ可愛がってきたかの自慢で一悶着。

お互いみんなも同じだったことにびっくりだったのですが、結局名前に関しては誰も譲らず、いまだに亀夫、亀吉、カメゴンとしてそれぞれ勝手に可愛がっています。

---みなさん思い思いの名前で呼んでいる…という点がまた素敵ですね。貴重なお話をありがとうございました!

「人気者の亀だったんだね」心温まるエピソードにほっこり

投稿者さんのエピソードにほっこりした方が多かったようで、「人気者の亀だったんだね」「いい話!」といったコメントが多数寄せられていました。中には、「重複している名前がないのも素敵!」という声や、「クリスマスにはみんなにメリクリって言ってもらえるのかな?」と、亀の未来を想像する声も。

通りすがりの小さな命をみんなが気にかけ、心を寄せているなんて、本当に素敵ですね。優しさに満ちた心温まるお話でした。

※本記事は投稿者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています


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