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ストリートから学ぶ2025年冬“ジャケットの最適解”。この季節に選びたい7つのスタイル

  • 2025.11.25

街を歩けば頬を刺す冷たい空気。11月も半ばを迎え、そろそろクローゼットも冬仕様へとギアチェンジしたい頃。とはいえ、“厚手のニット一択”のようなワンパターンな装いに縛られる必要はない。レイヤリングをほんの少し見直すだけで、秋から活躍したお気に入りのアイテムは、冬のワードローブでさらに力を発揮してくれる。

その代表格がスマートな万能ピース“ジャケット”だ。今回は、ブレザーを冬の装いに落とし込むヒントを、ストリートスナップから紐解いていく。

バギージーンズ × ゆるレイヤード

バギージーンズでリラックスムードを引き寄せる、“抜け感ブレザー”の最旬バランス。
バギージーンズでリラックスムードを引き寄せる、“抜け感ブレザー”の最旬バランス。

クラシックなテーラードジャケットは、合わせ方次第で“オフィス感”が前に出がち。そこで頼りになるのが、あえてゆるさを残したバギージーンズと、軽やかなシャツのレイヤードだ。夏の名残りを感じるシャツを、薄手のインナーの上に重ねれば、季節感も防寒もクリア。最後にブレザーを無造作に羽織るだけで、きちんと感とリラックスが絶妙に溶け合う、“気負わないモード”が完成する。

スエードブレザー × クラシックテーラリング

60年代の気配を纏うスエードブレザー 。
60年代の気配を纏うスエードブレザー 。

スエードのブレザーは、ウールやツイードとは一線を画す存在。そのルーズで味わい深い佇まいは、どこか60年代のミュージシャンたちが纏っていた、肩の力が抜けたスタイルを想起させる。トーンを揃えたタートルネックやパンツを合わせれば、冬のシンプルルックにアーバンなムードが静かに漂う。

ストレートデニム × ポロシャツ

ストレートデニムとポロシャツで気負わず楽しむプレッピールック。
ストレートデニムとポロシャツで気負わず楽しむプレッピールック。

スラウチーなシャツ×バギーデニムより、ほんの少し端正さをプラスしたい日。そんなとき頼りになるのが、ストレートデニム×ポロシャツの組み合わせだ。襟もとまできちんとボタンを留めたポロシャツに、センタープレスのように縦に落ちるストレートジーンズ。そこにブレザーを羽織れば、プレッピーだけれどやりすぎない、凛とした“ニュー・コンサバティブ”ルックが完成する。足もとはローファーでまとめても、スニーカーで少しハズしても◎。

ピンストライプのセットアップ

ピンストライプのセットアップで80’s再解釈。
ピンストライプのセットアップで80’s再解釈。

80年代のパワードレッシングを思わせるストライプのジャケットとパンツ。その象徴的なムードに逆らわず、あえて潔く“フルルック”でまとめるのが今の気分だ。仕上げに、少しだけ力の抜けたスラウチーなブーツを添えれば、ウォークマンやエアロビクスが彩った時代とはまったく異なる、モードで気負わない“2025年のストライプルック”が完成する。

ステイトメントカラー × パワーショルダー

色とシルエットで魅せる、“ウィンター・パワールック”。
色とシルエットで魅せる、“ウィンター・パワールック”。

冬本番になると、ついボリュームニットやオーバーサイズに頼りがち。そんな季節のマンネリを一瞬で断ち切ってくれるのが、シャープなショルダーラインを描くパワーブレザーだ。さらに一歩踏み込むなら、あえて視線を奪う鮮烈なカラーをチョイスして。オーバーサイズのサングラスを添えれば、冬の街に凛と映える、ドラマティックなブレザールックを楽しめる。

リラックステーラリング

オーバーサイズでつくるスラウチーなリラックステーラリング。
オーバーサイズでつくるスラウチーなリラックステーラリング。

2025年のテーラリングは、オーバーサイズで肩の力が抜けた、ほんのりスラウチーなシルエットが主役。タイトスカートや細いヒールといった従来の“かっちり感”はあえて封印するのが気分だ。クリーンなセットアップにコントラストカラーのバッグをひとつ添えれば、冬の“モノトーン一辺倒”から軽やかに脱却。程よい抜け感が、装いに上品な奥行きを与えてくれる。

マキシドレス × バレエシューズ

マキシドレスとバレエシューズで仕上げる自由なブレザールック。
マキシドレスとバレエシューズで仕上げる自由なブレザールック。

2000年代から現代に受け継がれた名品といえば、控えめで愛らしい“バレエシューズ”。機能面ではシンプルな一足でも、マキシドレスとブレザーに添えたときに生まれる“抜け感のバランス”は、唯一無二の存在だ。歩きやすいスニーカーとは違うアティチュードが、冬のドレススタイルにどこか“自由なムード”を添えてくれる。

Text: Olivia Allen Adaptation: Mei Fujita、Saori Yoshida

From: VOGUE.UK

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