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「いつもと違う体のサイン」妊娠検査薬は陰性なのに体調不良が続き…病院を受診すると!?〈ママならぬ日々〉

  • 2025.11.24

人気マンガ家の和田さんは、気の利かないことにかけては定評のある夫、まじめで怖がりの長女、良くも悪くもマイペースな次女、そして高校生のとき、友だちから「和田って、丸顔っていうか四角顔だよね」と言われたという和田さんの4人家族。そんな和田さんが初めての妊娠&育児中に起きた“ママならぬ日々”を綴ったエッセイマンガです。

ドラッグストアで妊娠検査薬を購入して検査をした和田さん。結果は陰性だったけど……?

妊娠はしていない!?でも体調不良が続き…

自宅で妊娠検査薬を試した結果、陰性でした。そして、続く体調不良に加えて膀胱炎になったかもしれないと内科を受診。お薬をもらいましたが、体調はなかなか良くならず。やっと膀胱炎が落ち着いたと思ったタイミングで、和田さんは生理が来ていないことに気づきました。


妊娠中は、妊娠ホルモンの影響で尿管や膀胱の筋肉がゆるみ、尿管が広がることで尿の流れが遅くなります。尿の停滞(うっ滞)により、膀胱炎を起こしやすくなります。大きくなった子宮が物理的に尿管や膀胱を圧迫することも尿のうっ滞を引き起こす要因の一つです。頻尿や残尿感のほか、排尿後に下腹部の痛みを感じる「排尿痛」や、尿が白くにごるなどの症状がある場合は、膀胱炎を発症している可能性があります。こうした症状があるときは、妊娠の可能性があることを伝えたうえで、早めに医療機関を受診しましょう。

多くの妊娠検査薬では、生理予定日の1週間後から使用することを推奨しています。この時期より早く検査をしてしまうと、正確な結果が出ない可能性があります。妊娠検査薬は、正しい方法とタイミングで使用すれば精度は99%以上とも言われていますが、陽性反応が出た場合や、生理が1〜2週間遅れているときは必ず産婦人科を受診し正確な診断を受けましょう。

妊娠の可能性があるとわかったときに、不安や戸惑いを感じることは自然なことです。ひとりで抱え込まずパートナーや家族、信頼できる友人、必要であれば医師に相談しながら、気持ちを整理していきましょう。無理をせず自分のペースで準備を進めていくことが、安心できる妊娠期間を過ごす第一歩になります。


監修者:助産師 関根直子

筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。


著者:マンガ家・イラストレーター 和田フミ江

ベビーカレンダー編集部

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