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親友の「不倫やめたい」に同情した私が、SNSで目撃した”ありえない真実”

  • 2025.11.20

アキは学生時代からの親友・サオリから、「不倫をしている」と告白されます。ただ、本気で幸せになりたいと思っているサオリは、「こんな関係やめたい」と悩んでいる様子。アキはサオリの言葉を信じ、新しい出会いを提案。親友のために奔走しますが…。不倫をする親友との関係を描いた作品『不倫をやめない友人』をダイジェスト版でごらんください。

ママリ
「ねぇ、アキ。私ね、今付き合ってる人がいるんだけど、その人、結婚してるんだ」

久しぶりにカフェで会った親友のサオリから、そう告げられた時、私は自分の耳を疑いました。アキ、30歳。学生時代からの親友で、昔からいつもそばにいてくれた、私にとってかけがえのない存在です。サオリも同じく30歳。互いに独身で、まさかそんな話を聞くなんて思ってもいませんでした。

「え…どういうこと?」

問いかけると、サオリは少し俯いて、ポツポツと話し始めました。その相手とは、もう5年ほど関係が続いていること。既婚者だとは知っていたけれど、最初はそこまで深く考えることなく関係を持ってしまったこと。そして、最近になって、このままではいけないと思うようになった、と。

「こんな関係、もうやめたいんだ。でも、なかなか踏ん切りがつかなくて…」

サオリの瞳は潤んでいて、心から悩んでいるように見えました。私は、親友の苦しみを前に、彼女を責める気にはなれませんでした。むしろ、こんな辛い状況を一人で抱え込んでいたのか、と胸が痛みました。

「サオリ、一人で悩まないで。私にできることなら何でも相談して」

私はそう言って、彼女の手を握りました。サオリは「ありがとう、アキ」と、少しだけ安心したような顔をしました。 ママリ「禁断の恋の終止符。親友の“更生”を賭けた、私たちの挑戦|不倫をやめない友人」(https://mamari.jp/73134,2025年10月15日最終閲覧)

親友のツラい告白

ある日、親友のサオリが不倫していると聞かされたアキ。動揺しつつも、本気で悩み、苦しんでいるサオリに同情します。
 
「新しい出会いがなく、ふん切りがつかない」ともらすサオリ。そこでアキは、マッチングアプリでの新しい出会いを提案します。

親友のために!全力でサポートする日々

ママリ
サオリが「結婚相談所に登録して、抜け出したい」と決意してから、私は全力で彼女の相談に乗る日々を送っていました。マッチングアプリの登録を手伝ったり、メッセージのやり取りについてアドバイスをしたり。まるで自分に彼氏ができたかのように、嬉しくて仕方ありませんでした。

「この人、素敵な人だね!」
「デートの約束したよ!」

サオリからの報告に、私は「やったね!」と自分のことのように喜びました。しかし、その喜びは、長くは続きませんでした。

初めてのマッチングから数週間後、サオリから連絡が来ました。

「あのさ、アキ。この前の人、やっぱり断ろうかな…」
「え、どうして?すごく良い人だって言ってたじゃない」

私の問いかけに、サオリは次々と理由を並べ始めました。

「なんかさ、メッセージの文章がちょっと癖があって…」
「写真よりも実物の雰囲気が違ったかも…」
「話してみたら、なんかちょっと違和感があって…」

一つ一つは些細なことかもしれません。しかし、サオリは、マッチングしてデートにまで進んだ相手に、何かと理由をつけては、お断りするばかりでした。

「サオリ、せっかく新しい出会いがあったのに…」
「もう少し、話してみたらどうかな?」

私がそう言っても、彼女は

「でも、なんか違うんだよね」

と、聞く耳を持とうとしません。 ママリ「親友の「不倫やめたい」は嘘?私の心に芽生えた不信感|不倫をやめない友人」(https://mamari.jp/73135,2025年10月15日最終閲覧)

最初は、新しい出会いを探すため、前向きに行動していたサオリ。ですが、いつしか消極的な態度を示すように…。本当に合わないのであれば仕方ありませんが、何度もことわる様子から、新しい相手を積極的に探しているようには感じられません。
 
アキは、少しずつ不信感を抱き始めます…。

偶然、SNSで目にしたものにショック

ママリ
サオリの新しい出会いに向けた意欲が感じられなくなり、私の中で募っていたモヤモヤは、ある日、確信へと変わりました。

私は、何気なくスマートフォンでSNSを開きました。タイムラインには、友人たちの楽しそうな写真が並んでいます。その中に、サオリの投稿を見つけました。それは、旅行先で撮ったような、美味しそうな食事の写真でした。

「#幸せ #最高の休日 #いつもありがとう」

添えられたハッシュタグと、幸せそうに微笑むサオリの笑顔。その投稿を見た瞬間、私の心臓がドクンと鳴りました。

「いつもありがとう」

その言葉は、誰に向けられたものなのだろう。まさか、とは思ったものの、私の脳裏に浮かんだのは、不倫相手の男性の姿でした。投稿された写真には、サオリ一人だけが写っていました。顔が映らないように、料理の写真を撮ったり、風景の写真を載せたり。でも、それが、余計に怪しさを際立たせていました。

私は、サオリが新しい相手を見つけるために活動していると思っていた。もう不倫はやめたい、と悩んでいたはず。なのに、私の知らないところで、不倫相手と旅行に行っていた?そう思うと、ショックで言葉が出ませんでした。 ママリ「親友の「不倫やめたい」はウソだと発覚…親友が見た決定的証拠|不倫をやめない友人」(https://mamari.jp/73136,2025年10月15日最終閲覧)

サオリが本気で悩み、苦しんでいたからこそ、アキも全力でサポートしていました。それなのに、アキの知らないところで、不倫関係を続けていたなんて…。
 
このあと、決定的な投稿を見て、アキはサオリを問い詰めます。すると、あっさりと不倫関係を続けていることを認めたのです。そんなサオリに対し、アキは絶縁を宣言。不倫を続けた結果、サオリは大切な親友をうしないます。
 
その後、サオリは不倫が相手の妻にバレ、慰謝料を請求されます。さらには、相手の男性にも振られてしまい、すべてをうしないます…。本気で心配してくれる友人の言葉を聞かず、自業自得の結果を招いてしまいました。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

著者:ももこ

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