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「お前の彼女もらったわ(笑)」友人が僕の婚約者を略奪。ところが元婚約者は…バツイチで子持ち!?

  • 2025.11.13

僕は学生時代からの友人のAと一緒にIT系の会社を経営していました。会社はようやく軌道に乗り始め、プライベートでは婚約中の彼女もいて幸せな日々でした。ところが、ある日、Aが彼女と一緒にいるところを目撃して……。

人のものを欲しがる友人

僕は、学生時代からAという友人と仲良くしていました。同じIT系の会社を立ち上げたいという夢があり、一緒に会社を経営することに。最初は苦労する毎日でしたが、最近は軌道に乗り始め、一緒に働いてくれる社員もいます。小さな会社ですが、毎日やりがいのある日々を送っていました。

そんなある日、僕は婚約中の彼女とデートの約束をしていました。それを聞いて、

「今日、俺もデートなんだ」

とA。僕はAに恋人ができたことを知らなかったので、「今度紹介してほしい」と伝えると彼は「そうだね」とそっけない返事をしていました。

Aらしくないな、と思いつつも僕はデートのために職場を後にしました。

彼女と一緒にいたのは

デートの約束場所に到着した僕は、驚きの光景を目にしました。そこには、僕の彼女と……Aの姿が。しかも2人は仲が良さそうにしていたのです。

僕が声をかけると、2人は僕のほうを見てクスクスと笑って言いました。

「俺たち付き合ってるからさ。ちなみに、社員にはお前が俺の彼女を取ろうとしていたって伝えてあるから」

僕と彼女はお互いの両親に挨拶もしていたので、彼女がどういうつもりなのかまったくわからず混乱してしまいました。

そんな僕にAは続けて「お前は友だちだと思っていたかもしれないけど、俺はそう思ってないから」と言いました。

僕は去っていく2人の後ろ姿を眺めることしかできませんでした。絶望する僕が立ちすくんでいると、後ろから「ねぇ」と声をかけてきた女性がいました。

彼女はバツイチ子持ち!?

僕は、声をかけてきた女性に見覚えがありましたが誰かはわかりませんでした。僕が困っていると、女性は「あなたの彼女の姉だよ」とひと言。その言葉で、僕はその女性が、結婚挨拶で元カノの実家へ行ったときに会った、姉のBさんだということを思い出したのでした。

「言いたいことがあるから、一緒にお茶でも飲もうよ」と言うBさん。僕は、気持ちを落ち着けるために誰かと話をしたかったということもあり、カフェへ行くことにしました。

カフェでBさんが教えてくれたのは、僕の知らない衝撃の事実ばかりでした。Bさんによると、実は元カノは一度離婚を経験していて、子どもがいるとのこと! その上、子どもは彼女の元夫が引き取っていて、彼女は毎月養育費を払っているのだそう。

その話を聞いて、彼女が僕に近づいてきた理由がわかりました。社長だという僕と一緒にいれば、お金はなんとかなると思ったのかもしれません。実際、彼女は年収や貯蓄額をかなり細かく聞いてきた記憶がありました。

おそらく、僕と同じ社長なら、明るく社交的なAのほうが良いと思ったのかもしれません。

僕はなんとも言えない気持ちになりましたが、Bさんが僕以上に怒ってくれていたので、気持ちは少しずつ落ち着いていきました。

憂うつだと思っていた職場では

僕は、職場へ行っても「Aの恋人を略奪しようとした人」として白い目で見られるだろうな……と憂うつでした。

Aと元カノが付き合っていた事実を知った次の日、僕は会社を休んだのですが、会社の社員たちから連絡が。

「Aさんは、恋人を略奪されたって言っていたけれど、そんなことないですよね?」

連絡をくれた社員たちによると、Aは物事を大きく言う癖があり、話が嘘であることもしばしばあったよう。そのため、社員たちはAの話を信じていなかったとのこと。そして、社員のひとりが元カノを知っている友人に話を聞いたところ、悪い噂がたくさん出てきたようでした。

「誰も、Aさんのことは信じていません。僕たちがついて行きたいのはあなたです」

そう言ってくれた彼らの言葉に、僕は自信を持ちました。落ち込んでいる場合ではなく、彼らと一緒に働きたいと思いました。

彼女の正体を知ったA

翌日、僕が会社へ行くとAが青白い顔で僕の元へやってきました。そして、

「あいつがバツイチで子持ちなんて聞いてない!!」と叫びました。どうやら、Aも彼女の正体を知らなかったよう。しかし、昨日2人でいるところに、Bさんが暴露しにいったようでした。

慌てるAの様子を見て、昨日連絡をくれた社員たちは「やっぱり」と言っていました。そして、「僕たちは、この人の味方なので」と僕の周りに来て言ってくれたのでした。

こうして、Aは会社で自分の居場所を失ってしまいました。Aについて行きたいと思っている社員は誰もおらず、完全に孤立していて……Aは次第に会社へ来なくなってしまいました。

どうやら、僕の元カノとも別れることができずに苦労しているようでした。僕から略奪した挙句、両親に挨拶へ行ってしまったため、今さら結婚を取りやめることも難しいようで……。Aは完全に困っているようです。

一方の僕は、会社の社員たちと助け合いながら仕事をしています。今回の件で、彼らが僕を信じてくれたことが、僕はとてもうれしかったです。僕がつらいときに支えてくれた彼らのために、今度は僕が力になりたいと思っています!

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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