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ジャスティン・バルドーニ、ブレイク・ライブリー&ライアン・レイノルズを訴えた名誉毀損裁判が正式に終結

  • 2025.11.4
Justin Baldoni attends Variety Faith And Spirituality In Entertainment Honors

映画『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』(2024)の撮影中に起きたトラブルを巡り、泥沼裁判を繰り広げていたブレイク・ライブリーとジャスティン・バルドーニ。バルドーニと彼の制作会社ウェイフェアラーが、ブレイクらを相手取り名誉棄損で訴え、損害賠償4億ドル(約578億円)を求めていた裁判が10月31日(以下、現地時間)に正式に終結した。ブレイク側の訴えは引き続き審議が行われる。

この訴訟は、昨年末にライブリーが同作の製作・監督・共演者であるバルドーニをセクハラと中傷キャンペーンで提訴したことに端を発する。バルドーニはライブリーの訴えを否認し、彼女と夫のライアン・レイノルズ、彼らの広報担当者を相手取り、彼女が映画の主導権を握るために策を講じたとして恐喝と名誉棄損、プライバシーの侵害などで反訴。さらに中傷キャンペーンを報じた『New York Times』紙を相手取り、名誉棄損で2億5000万ドル(約362億円)を求めて提訴した。

Blake Lively and Ryan Reynolds arrive to "Sexual Misconduct of the Middle Classes"

ニューヨーク南部連邦地方裁判所のルイス・J・リマン判事は6月9日、名誉棄損の責任を問うための必要要件を満たしていないとして、バルドーニの訴えを棄却。黙示的契約違反と契約不法妨害の訴えについては、6月26日までに修正訴状を提出すれば訴訟を続けることができるとしていたが、バルドーニ側がこれに応じていなかったようだ。『PEOPLE』によると判事は10月17日、全当事者に対し、裁判終結のための最終判決を下す予定であることを告知したところ、バルドーニ側からの返答はなく、ライブリー側からのみ裁判修了と裁判費用請求を有効とするよう求めがあったという。

なおライブリーは6月、バルドーニ側の訴えが棄却されたことを受け、弁護士を通じて完全勝利を宣言。自身もインスタグラムのストーリーに「多くの方同様、私も報復訴訟の痛みを感じてきました。私たちを打ちのめそうとするために作り出された恥辱もその一つです。私はこの訴訟に勝つことができましたが、反撃のためのリソースのない人も大勢います。これまで以上に全女性が安全と誠実さ、尊厳、そして自らの物語をも含め、自分を守るために声を上げる権利を擁護していく決意です」と綴り、関係者に感謝したうえで関連リソースをシェアした。

Text: Tae Terai

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