1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「怒り続けるのはもうイヤだ」サレ妻がシタ夫への恨みを手放し始めた瞬間|私はモラハラ妻ですか

「怒り続けるのはもうイヤだ」サレ妻がシタ夫への恨みを手放し始めた瞬間|私はモラハラ妻ですか

  • 2025.11.5

夫・将也(29)の不貞が発覚したことで、主人公・みわ(28)は娘とともに実家に戻り別居することに。あまりのショックから、別居中も将也を責めるLINEを送り続けていました。すると将也はSNSでみわを「#モラハラ妻」と投稿し、被害者面をします。サレた側なのに加害者とされ、「責める私が悪人なのか」と、みわは大きなショックを受けるのでした。メンタルクリニックに通うほど弱ったみわによりそってくれたのは姉でした。『私はモラハラ妻ですか』をごらんください。

シタ夫への怒りが消えないみわは、姉に愚痴を聞き続けてもらうことで、少しずつ自分の気持ちと向き合えるようになっていきました。その結果、夫に対する執着心のような感情は少しずつ薄れてきて…。

感情が爆発して涙が止まらない

ママリ

メンタルクリニックに通っても、将也への怒りが完全に消えることはありませんでした。不貞に対して「罰を与えたい」あるいは「私の苦しみを理解してほしい」という切実な願いがあって、ある意味執着心のようになっていたのだと思います。
 
ある週末、私は姉に今の気持ちをひたすら吐露しました。
 
「なんで私ばっかり」
「きっと今日も将也はのうのうと会社に行って、不貞相手と会って、SNSで私を被害者面で訴えてる」
「なんで真面目にやっていた私が、夫の不貞のせいでメンタルクリニックに通って、人生めちゃくちゃにされるの?」
 
姉はただ黙って、私の言葉を受け止めてくれました。一切の反論も、助言もせず、ただ相槌を打ってくれることに本当に救われました。

全部楽になった…姉の存在の大きさ

ママリ

真夜中まで愚痴を言い続けた私の心の中から、将也への攻撃的な気持ちが少しなくなっていくのを感じました。
 
「はあ…私、もう将也を責める気力が残ってないかも」
 
そう言うと、姉は静かにこう言いました。
 
「よかったじゃん。力が残らないほど愚痴をこぼして、全部吐き出せたのかもね」
 
姉の存在は、本当にありがたかったです。姉のおかげで、私はふと立ち止まり、これからのことを考えることができました。

私の人生は夫とは別のところにある

ママリ

結論で言うなら、将也がしたことはどんな理由があっても絶対に許せないことです。それは変わることがありません。一方、この先もずっと、将也を責め続けて、怒り続けたままの人生になるなんて私はイヤです。そんな母親の人生を、むつみには見せたくない。
 
もちろん、将也の不貞による非は大きいことは確かです。でも、思い返せば、私にも悪いところはありました。産前産後は将也にきつい言葉をぶつけていたこともありましたし、彼の気持ちを考えてあげられていなかったことも。こうした自分の非にも、ちゃんと向き合わなくてはと思いました。
 
大切なのは、将也を変えることじゃなく、私がこの状況をどう乗り越えて、自分の考え方や、これから先の人生への接し方を変えることなのかもしれない。私は徐々にそう思えるようになっていました。私の人生は、将也の不貞とは別の場所にあることに気づき始めたのです。

あとがき:すべて受け止めてくれた姉

姉のかおりは、一切の正論や助言をせず、ただみわの「怒り」をすべて受け止めてくれました。この無条件の受容が、みわの強い攻撃性を自然に鎮静化させる要因となりました。人は、怒りや苦しみを言葉にして完全に吐き出すことで、初めて冷静になることができます。
 
みわは、将也を責め続ける人生から、「自分の人生を変える」という能動的な姿勢へと意識を転換させ始めます。
 
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

著者:ゆずプー

元記事で読む
の記事をもっとみる