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「開始10分で最高」“開始早々”で虜になる完成度…「超えるドラマは無い」大絶賛の至高作

  • 2025.11.30

ドラマを見始めたとき、最初の数分で「これは面白い!」と確信できる作品に出会うことは、視聴者にとって至福の瞬間です。物語の世界観、キャラクターの魅力、テンポの良い展開、すべてが冒頭から観る者を引き込む、そんな作品があります。

今回は、そんな“開始早々、視聴者を虜にする名作”をご紹介します。本記事では、第2弾として2018年放送のドラマ『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

あらすじ

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主演女優賞を受賞した長澤まさみ(C)SANKEI

作品名(放送局):ドラマ『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)
放送期間:2018年4月9日~6月11日

年齢不詳、正体不明の天才コンフィデンスウーマン(信用詐欺師)・ダー子(長澤まさみ)、詐欺師を辞めたいと願うボクちゃん(東出昌大)、そして品の良さを武器に詐欺を働く老練なリチャード(小日向文世)。この3人のコンフィデンスマンたちが、華やかで欲まみれの世界を舞台に、毎回さまざまな業界の欲望にまみれた人間たちから壮大で奇想天外な計画で大金を騙し取っていく痛快エンターテインメント作品です。

毎話ごとに豪華ゲストが登場し、一話完結型のストーリーが展開されます。第1話では江口洋介さんが「日本のゴッドファーザー」と呼ばれる経済ヤクザ・赤星を演じ、第2話では吉瀬美智子さんがリゾート王、第3話では石黒賢さんが美術商、第4話では佐野史郎さんが食品メーカー社長、第5話ではかたせ梨乃さんが病院理事長として登場するなど、毎回異なる業界の権力者たちが「オサカナ」(ターゲット)となります。

冒頭から引き込まれる!開始10分の魔法

ドラマ『コンフィデンスマンJP』の最大の魅力のひとつは、冒頭から視聴者を物語の世界へ一気に引き込む展開です。第1話では、闇カジノのシーンから始まり、二重三重の騙しが仕掛けられます。最初から「このドラマはこういうものですよ」という宣言がなされ、視聴者は「目に見えるものが真実とは限らない」というテーマを体感することになります。

古沢良太さんの脚本は、伏線、布石、前振り、どんでん返しといった要素が巧みに組み合わされており、「あー!あれがこれだったのか!」「それがここで活きてくるのか!」という驚きと快感が毎回味わえるのです。

SNS上でも、この作品の冒頭の面白さに言及する声が多数見られました。「開始10分で最高」といった反応が投稿されており、第1話の冒頭のカジノシーンでの二重の騙しや、テンポの良い展開が視聴者の心を瞬時に掴んだことがわかります。

実際、第1話の冒頭ではリチャード役の小日向文世さんが壺振り人として登場し、その絶妙な演技が光っています。冒頭のシーンだけで作品の世界観とルールを示し、その後の展開への期待を高める構成は、古沢良太さんならではの手腕と言えるでしょう。

長澤まさみさんの驚異の七変化が魅せる演技力

本作のもうひとつの大きな魅力は、主演の長澤まさみさんによる圧巻の演技です。ダー子役の長澤さんは、毎回異なる職業や立場に扮し、キャビンアテンダント、セレブな中国人バイヤー、外科医など、まさに“七変化”とも言える多彩な姿を披露しました。

SNS上でも長澤さんの演技力を称賛する声が多数見られます。「長澤まさみの演技がすごい」「吹っ切った演技が上手」といった投稿が寄せられており、コミカルな演技や、複数の役を演じ分ける技術が高く評価されています。

また、「本当に引き込まれる」というコメントもあり、彼女の演技力の高さが作品の魅力を大きく引き立てていることがわかります。長澤さんのコメディエンヌとしての才能が遺憾なく発揮された本作は、彼女のキャリアにおいても重要な作品となりました。

一度見始めたら止まらない名作

ドラマ『コンフィデンスマンJP』は、開始早々から視聴者を物語の世界へ引き込む魔法のような作品です。古沢良太さんによる緻密に計算された脚本、長澤まさみさんをはじめとする演技派キャストの熱演、そして毎回登場する豪華ゲスト陣が織りなす痛快エンターテインメントは、一度見始めたら止まらない中毒性を持っています。

特に、冒頭10分で視聴者の心を掴む構成力と、長澤まさみさんの驚異的な七変化による演技力は、本作を語る上で欠かせない要素です。一話完結型でありながら、全体を通して繋がる伏線も張り巡らされており、何度見ても新たな発見がある奥深さも魅力です。

映画化もされ、『ロマンス編』『プリンセス編』『英雄編』と続編が制作されるほどの人気シリーズとなりました。「超えるドラマは無い」と称される本作、まだ観たことがない方は、ぜひ第1話の冒頭10分だけでも視聴してみてください。きっとその魅力に引き込まれ、気づけば全話視聴してしまうことでしょう。


※執筆時点の情報です