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「まさか放送から10年以上経って…」約11年の時を経て“念願の配信”が実現した【幻のNHKドラマ】…ファン大熱狂の至高作

  • 2025.11.20

NHKが誇る名作ドラマの中でも、特に熱烈なファンを持つ作品があります。それは、観る者の心に深く刻まれる人間ドラマ。今回はそんな「至高のNHKドラマ」5選をセレクト。 本記事では、第3弾として2014年放送のドラマ『プラトニック』(NHK BSプレミアム)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

あらすじ

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柔軟剤&消臭ミスト「MVNE(ミューネ)」新CM発表会に出席した中山美穂さん(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『プラトニック』(NHK BSプレミアム)
  • 放送期間2014年5月25日~7月13日
  • 出演者中山美穂、堂本剛、吉田栄作、小泉孝太郎 ほか

重い心臓疾患を抱える娘・沙莉を持つシングルマザーの望月沙良(故・中山美穂さん)は、ある日、自殺願望の掲示板サイトに「どうせ死ぬなら、娘に心臓をください」と書き込んでしまいます。すると、悪性脳腫瘍で余命僅かと宣告された青年(堂本剛)が「僕のハートを差し上げます」と返信してきます。

沙良は青年を自宅に住まわせ、彼を自身が経営するコンビニの店員として雇い始めます。臓器売買が禁じられている中、唯一の例外は一親等以内の場合のみ。青年は沙良に結婚を提案し、娘を救うため、そして青年の命を受け継ぐために、二人は極秘で婚姻届を提出します。

共に過ごす日々の中で、沙良と青年は次第に愛し合うようになります。しかし、愛する娘の命を助けること=愛する青年の死を意味することに沙良は苦悩します。そんな中、奇跡的に青年の腫瘍が小さくなり、手術を受ければ命が助かる見込みが出てきます。青年は沙莉のために死を選びたいと願い、沙良は青年の命を失いたくないと葛藤します。

10年以上の時を経て配信が実現

長らく「幻のドラマ」と称されてきた本作ですが、DVD化もされず、放送後は視聴する手段がなかったため、ファンからは配信を待ち望む声が多数寄せられ、SNSでも、「再放送されない幻のドラマ」「NHKオンデマンドでも配信にならないかと定期的に確認してしまう」という声が定期的にあがるほどでした。

しかし、ついに2025年11月からNHKオンデマンドで配信がスタート。2025年11月30日まで視聴することができるという事実に、長年また観たいと願い続けてきたファンは大歓喜!「まさか放送から10年以上経って…」「これはめちゃくちゃ嬉しい」「ずっと、もう一度観たいと思っていたドラマ」といった喜びの投稿が相次ぎました。

配信が実現したことで、リアルタイムで視聴できなかった視聴者や、再び作品に触れたいと願っていたファンにとって、待望の機会となりました。

中山美穂さんの心揺さぶる母親役

本作で、約12年ぶりの連続ドラマ主演を務めた中山美穂さん。娘の命を救うために女を捨て、母親として生きることを決意したシングルマザー・沙良を演じ、その複雑な感情を繊細に表現しています。

SNSでは、「演技が印象的で素敵でした」という投稿や、「ため息が出るほど美しい」といった称賛の声が多数寄せられています。

また、「複雑な感情を持つ女性の役がとてもよく似合う」という評価や、「中山美穂さんの演技力で、とても良い雰囲気」といったコメントも見られ、母親として、そして一人の女性として葛藤する沙良を演じた中山さんの演技力が高く評価されています。

何度でも観たい至高の一作

ドラマ『プラトニック』は、命と愛の在り方を深く問いかける作品です。野島伸司さんの脚本、中山美穂さんと堂本剛さんの圧倒的な演技力、そしてビリー・ジョエルさんの珠玉の楽曲が織りなす世界観は、放送から10年以上経った今でも色褪せることなく、多くの視聴者の心を揺さぶり続けています。

長らく幻のドラマとされてきた本作ですが、NHKオンデマンドでの配信開始により、再び多くの人々に届けられることとなりました。愛する人の命を選ぶのか、それとも新たに芽生えた愛を選ぶのか。究極の選択を迫られる主人公たちの姿は、視聴者に命の重さと愛の深さを改めて考えさせてくれます。まだ観ていない方はもちろん、かつて視聴した方も、この機会にぜひもう一度この珠玉の作品に触れてみてはいかがでしょうか。


※記事は執筆時点の情報です