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「本当に覚悟して観た方が良い」「地上波では無理」“あまりの生々しさ”に視聴者騒然…「一生忘れられない」と称される至高ドラマ

  • 2025.11.27

ドラマの中には、地上波では踏み込みきれない“人間の奥底”をあらわにし、強烈な余韻を残す作品があります。今回は、そんな中から"過激描写が話題のWOWWOWドラマ"を5本セレクトしました。本記事ではその第2弾として、ドラマ『さまよう刃』(WOWOWプライム)をご紹介します。娘を無惨に奪われた父親が、理不尽な現実の中で“少年法とは何か”“正義とは何か”を突きつける衝撃の社会派ドラマです。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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東京国際映画祭のオープニングイベントに出席した瀧内公美(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『さまよう刃』(WOWOWプライム)
  • 放送期間:2021年5月15日 - 2021年6月26日
  • 出演:竹野内豊 (長峰重樹 役)

長峰重樹(竹野内豊)は、妻を亡くして以来、娘の絵摩(河合優実)を男手ひとつで育て、慎ましくも幸せな日々を送っていました。ところがある夜、絵摩がアルバイト先から戻らず、行方がわからなくなってしまいます。

警察による懸命な捜索が続くなか、数日後に見つかったのは、見るに堪えないほど無惨な状態となった絵摩の遺体でした。

そんなある日、深い絶望に沈む長峰のもとへ、犯人の名前と居場所を告げる匿名の電話がかかってきます。半信半疑のまま指定されたアパートへ向かうと、そこには絵摩が殺害される様子を記録した映像が残されていました。その瞬間、衝撃と怒りに呑まれた長峰は、部屋に戻ってきた犯行グループのひとり・アツヤを手にかけてしまいます。

やがて、主犯格の少年カイジ(市川理矩)が別の場所に潜伏していることを知ると、長峰は良心の呵責と法律の狭間で葛藤しながらも、彼を追うことを決意。

長峰の行動はたちまち世間の賛否を呼び、警察も大規模な追跡に乗り出します。

加害者たちは未成年であり、現行法では死刑が適用されない存在です。娘を奪われても加害者は未成年のため重い処罰を受けない――その制度の限界を目の当たりにし、長峰は復讐へと突き進むのでした――。

WOWOW開局30周年記念作――少年法を問う社会派サスペンス

本作は、人気作家・東野圭吾さんの小説を原作に、少年犯罪の現実と、被害者家族の葛藤を描いた社会派サスペンスです。WOWOW開局30周年記念として制作され、「連続ドラマW」枠で放送されました。

2009年に映画化されており、寺尾聰さんが主演をつとめています。さらに2014年には韓国でもリメイク版の映画が制作され、チョン・ジェヨンさんが主演をつとめました。

本作は、キャスティングでも大きな注目を集めました。映画版で刑事・織部を演じていた竹野内豊さんが、今回は娘を奪われ復讐に走る父親・長峰重樹を演じています。同じ原作をもとに、かつての“追う側”から“追われる側”へと立場を一変させた、異例の挑戦です。

そんな長峰を支える木島和佳子を演じるのは、石田ゆり子さん。一人息子を亡くすという深い悲しみを抱えながらも、他者にそっと寄り添う繊細な人物像を、静かな力強さで体現しています。さらに、三浦貴大さん、古舘寛治さん、瀧内公美さん、本田博太郎さん、井上瑞稀さん、國村隼さんといった実力派が集結。家族、警察、報道など、それぞれの立場で苦悩する姿を熱演しています。

なかでも、クセのある週刊誌記者役を演じた瀧内公美さんには、「キャラがぶっ飛んでて最高」「嫌な女の役が上手すぎる」「怪演だった」といった感想や、「このドラマからずっと気になっている」「色気がある」「存在感がすごい」といった声が多数寄せられました。

脚本を手がけた吉田紀子さんは、加害者が未成年という理由だけで法律に守られてしまう現実と、被害者家族の痛みが噛み合わない状況を丁寧に描き出しています。少年犯罪をめぐる議論が続く今、法と現実の間に生まれる矛盾を見つめ直す作品です。

正義か、復讐か――父が選んだ“答え”

本作の見どころは、娘を奪われた父親が、苦悩と絶望の中で下す“捨て身の決断”です。長峰が抱える痛みは、単なる悲しみではなく、制度や社会の中で取り残されていくような感覚そのもの――。報道は事件を“素材”として扱い、警察は職務を果たしながらも、あくまで法律の枠の中で動くしかなく、彼の心に寄り添い切ることはできません。さらに、非道な加害少年たちは未成年ゆえに厳罰を免れる――。その歪みが積み重なっていく中で、長峰がどんな道を選ぶのかが最大の焦点となっています。

SNSでも、その悲痛さがあまりにも生々しく描かれ、大きな反響を呼びました。「観るのが怖い」「地上波では無理」「本当に覚悟して観た方が良い」「トラウマになりそう」といった声が相次ぐ一方で、「石田ゆり子が放っておけずに助ける姿に感動した」「竹野内豊の演技に圧倒された」といった称賛も多く寄せられています。

  • さらに、「内容が重すぎて胸が痛む」「少年たちの凶悪さに怒りを覚えた」「自分に娘がいたらと思うと胸が締めつけられる」といった感想のほか、「WOWOWドラマはハズレがない」「観終わったあと放心状態」「少年法について考えさせられた」「WOWOWドラマで一番の傑作「一生忘れられない」と評価する声も。

物語が描くのは、少年法と被害者家族の間にある、決して埋まることのない溝です。容赦のない現実を前に、胸が締めつけられるような展開が続きながらも、登場人物たちの選択を見届けずにはいられない――そんな圧倒的な力を持つ本作は、まさに“過激描写が話題となったWOWOWドラマ”の名にふさわしい名作です。


※記事は執筆時点の情報です