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「気付かなかった…」「びっくりして再生停止した」人気女優の“わずか数十秒”の出演に騒然…称賛相次いだ名映画とは?

  • 2025.11.22

誰もが内に秘めている矛盾や嫉妬、どうしようもない弱さといった“人間のリアル”。そうした綺麗事だけではない人間の本質や、ままならない日常を生きる姿を描いた邦画は、心に深く刺さることもしばしばあります。今回は、そんな“人間のリアルを描いた邦画”5選をセレクトしました。

本記事では第4弾として、2007年公開の映画『エクステ』(東映)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“人間のリアルを描いた邦画”映画『エクステ』

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レッドカーペットで撮影に応じる満島ひかり(C)SANKEI
  • 作品名(配給):映画『エクステ』(東映)
  • 公開日:2007年2月17日

あらすじ

ある日、横浜港に到着した巨大なコンテナから、膨大な量の髪の毛に埋もれた少女の遺体が発見されるという、奇怪な事件が発生します。その直後から、美容師の卵である水島優子(栗山千明)が働く美容室の周囲で、髪の毛にまつわる不可解な出来事が次々と起こり始めます。

そんな矢先、優子の元に山崎(大杉漣)と名乗る不気味な男が現れます。彼は、いわくありげなエクステを売り歩いていました。コンテナの遺体と、美容室を襲う恐怖、そして山崎が持ち込んだエクステ。これらの出来事が繋がり始めたとき、優子は想像を絶する恐怖に見舞われることになります――。

映画『エクステ』の見どころ ※ネタバレあり

園子温監督が手掛けたホラー映画『エクステ』は、その描写の過激さから観る人を選ぶ作品です。呪いのエクステが体に入り込むという設定上、髪の毛が口や眼球から侵入するといったシーンが執拗に描かれます。SNSでは「何回観てもゾワゾワする」「トラウマになりそう」といったコメントが寄せられており、髪の毛がまとわりつく描写が観客の生理的嫌悪感を強く刺激し、強烈なインパクトを残します。

一方で、その常軌を逸した設定こそが本作の最大の魅力となっています。「呪いの髪の毛がエクステとして流通する」という荒唐無稽なプロットや、大杉漣さんが怪演した異常な髪フェチの男・山崎の強烈なキャラクター造形が、恐怖を通り越して独特のユーモアを生み出しています。SNSでは「色んな意味で面白い」「ホラー映画なのに大爆笑」という感想も見られ、ホラー要素だけではないぶっ飛んだ世界観が人気を博していることがうかがえます。

出番はわずか数十秒…人気女優の出演に「びっくりして再生停止した」

園子温監督が手掛けたホラー映画『エクステ』は、栗山千明さんや大杉漣さん、光石研さん、田中哲司さんといった豪華俳優陣が出演しています。そのなかに、SNS上で「気付かなかった…」「びっくりして再生停止した」といったコメントが数多く寄せられるほど、意外な人物が出演しているとして注目を集めました。それは、今や絶大な人気を誇る女優となったブレイク前の満島ひかりさんです。

満島さんは喫煙家の美容師・椎名百合子という役柄で出演しており、クールでボーイッシュな見た目が特徴的です。その出番はわずか数十秒にもかかわらず、どこか目を引く存在感が観る者に強烈なインパクトを与えました。SNSでは「脇役で一番存在感あった」「この映画を観てから好きになった」といった声が上がるほど、満島さんの才能の片鱗を伺わせる貴重な出演シーンとなっています。

映画『エクステ』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“死者の髪がもたらす絶叫ホラー”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です