1. トップ
  2. 「開始1分で…」「まさかすぎる」初回放送が“急きょ中断する”異例事態に騒然…だけど「さすがNHK」“圧巻の作品力”が光る名ドラマ

「開始1分で…」「まさかすぎる」初回放送が“急きょ中断する”異例事態に騒然…だけど「さすがNHK」“圧巻の作品力”が光る名ドラマ

  • 2025.11.15

圧倒的な取材力と骨太なテーマ設定で、重厚な人間ドラマを描き出すNHK作品。公共放送という立場から、民放では踏み込みにくい社会問題に鋭く切り込んだり、壮大なスケールで歴史を描いたりと、そのクオリティの高さで多くの視聴者を魅了してきました。今回は、そんな“至高のNHK作品”5選をセレクトしました。

本記事では第4弾として、2024年放送のドラマ『柚木さんちの四兄弟。』(NHK総合)をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

“至高のNHK作品”ドラマ『柚木さんちの四兄弟。』

undefined
映画「南瓜とマヨネーズ」の初日舞台あいさつに出席した臼田あさ美(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『柚木さんちの四兄弟。』(NHK総合)
  • 放送期間:2024年5月27日~7月18日

あらすじ

柚木家は、2年前に不慮の事故で両親を亡くし、現在は男ばかりの四兄弟で支え合いながら暮らしています。一家の大黒柱は、弟たちの親代わりとなって奮闘する高校教師の長男・柚木隼(藤原大祐)です。 そして、クールで大人びた秀才の中学1年生・次男の尊(大野遥斗)。同じ中学1年生の三男の湊(山口暖人)は、明るく元気いっぱいな性格です。末っ子である四男の岳(永瀬矢紘)は、まだ小学1年生ながら、誰よりもしっかりものな男の子です。

彼らの日常には、時として“ささやかな事件”が起こります。それは周りから見れば些細なことかもしれませんが、本人たちにとってはとても重大な問題です。四兄弟が互いに寄り添い、力を合わせながら、トラブルを一緒に乗り越えていく姿を描いたハートフルな物語―。

ドラマ『柚木さんちの四兄弟。』の見どころ ※ネタバレあり

ドラマ『柚木さんちの四兄弟。』は、両親を亡くした四兄弟が支え合いながら暮らす日常を丁寧に描いた、心温まるホームドラマです。最大の魅力は、現代社会の疲れを癒やすような兄弟たちの健気な姿や互いを思いやる優しさに満ちた世界観。老若男女問わず見やすい脚本と演出は、NHKならではの作品力を示しました。SNSでは「ほのぼのする」「世界一幸せな気分になれる」「毎回心が浄化される」といった声が寄せられ、視聴者に穏やかな感動を与えています。

そんな作品の温かい世界観を支えるうえで、四兄弟を見守る周囲の大人たちの存在も欠かせません。特に、霧島咲を演じる臼田あさ美さんの演技には、SNSで「めちゃくちゃよかった」と称賛の声が上がっています。臼田さんの持つ柔らかな空気感と自然体な演技が、作品のほのぼのとした雰囲気に完璧にマッチしています。また、同時期に放送されていたドラマ『新宿野戦病院』でのキャラクターの違いに、「イメージが全然違う」といった感想を持つ視聴者も見られ、さまざまな役柄を演じ分ける演技力の高さを披露しました。

「楽しみ!」「早く観たい!」→開始1分で中断にファン落胆

四兄弟が織りなす日常を描く待望のドラマ『柚木さんちの四兄弟。』。2024年5月の放送開始を前に、SNSでは「楽しみ!」「早く観たい!」といった期待の声が多数寄せられ、多くの視聴者がそのスタートを心待ちにしていました。しかし、5月27日の第1話放送当日、前代未聞の事態が発生します。

物語が始まってわずか1分後、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたという緊急ニュースが流れて番組は中断。この予期せぬ事態に、SNSでは「開始1分で…」「まさかすぎる」といった、視聴者の困惑や落胆の声が相次ぎました。

しかし、放送は翌日に改めて行われ、楽しみにしていたファンからも「1話から良すぎる「さすがNHK」など称賛の声が相次ぎました。

ドラマ『柚木さんちの四兄弟。』を観たことがない方、また本記事を読んで興味を持っていただけた方は、“不器用で愛おしい兄弟愛の軌跡”をぜひご覧ください!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です