駅員「なぜそれで電車に乗れると…」1ヶ月に1人は駅にいる　思わず困惑する“迷惑客”に「終着駅は警察へ」

電車を降りて改札を出ようとしたら、ICカードの残金不足でエラーとなり慌ててチャージした…という経験のある人も多いのではないでしょうか。スムーズに乗り降りするためにも、残金などを事前に確認しておくことは大切ですね。

運転士のひとりごと（@untenshi_hitori）さんが、「驚きの乗客」についてX（旧Twitter）に投稿したところ、「バスにもそういう人いた」「せめて現金は持て」などと話題になっています。

いったい、どんな乗客だったのでしょうか？

気になる投稿が、こちら！

現金｢持ってません｣
ICカード｢持ってません｣
クレカ｢持ってません｣
QR決済｢やってません｣

なぜそれで電車に乗れると思ったんや…
— 運転士のひとりごと (@untenshi_hitori) November 3, 2025

電車に乗るには必ず運賃が必要であることは、誰もが知っている基本的なルールです。支払い方法はいくつかありますが、自分が乗る区間に応じた切符代を支払わなければ、電車に乗ることはできません。

現金を持たずに過ごすことが多くなった現代では、現金が手元になくても理解はできます。しかし、現金がないのであれば、ICカードやクレジットカードなど、別の方法で支払う手段を用意するのが当然です。それらを何も持たずに電車に乗ろうとすること自体、やはりおかしいといえるでしょう。

本当に支払い手段を全て忘れてしまったのか、それとも意図的に払わず乗ろうとしたのかは分かりませんが、電車に乗る前には必ず確認しておいてほしいですね。

駅員は戸惑うばかり…

投稿者さんに詳しくお話をお伺いしました。

ｰｰｰ思わず絶句してしまいました…。何も持っていないと言われた時、どう思われましたか？

お金やそれに付随するものを何も持たず、どうやってここまで来れたのか不思議に思いました。

ｰｰｰ本当ですね。このようなお客様へはどのように対応されるのでしょうか？

ご家族などに連絡がつくのであれば連絡していただくか、最寄りの交番や警察署に相談するように案内します。結果、ご家族が迎えに来られるか、警察に向かわれます。

ｰｰｰ対応するのも大変そうですが、こういったお客様は珍しいのでしょうか？

駅員時代には月に1人ぐらいの頻度で出会いました。人によっては本当に持っていないことを財布の中身まで見せて証明してくれる人がいましたが、私にはどうしようもないのでただただ戸惑う出来事でした。

ｰｰｰ電車は運賃などによって運行されていることをしっかり理解してもらいたいですね。

こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。

せめて現金はもて

不正乗車する気満々ですね…

終着駅は警察へ変更で

バスにもいたそういう人。金払わんと降りてった。

ゴネたら何とかなると思っているかもしれないですね。

電車だけでなく、バスなどでも同じような事例があるとの声もあり、万が一に備えて現金を少し持っておくことや、公共交通機関を利用する前に持ち物をしっかり確認することが大切です。

公共交通機関は、乗客一人ひとりがルールを守ることで成り立つサービスであることを、改めて意識しておきたいですね。

取材協力：運転士のひとりごと（@untenshi_hitori）さん

※本記事は投稿者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています