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育児と家事を両立するなら、やっぱり「おんぶ」が便利!【助産師が解説】親子で快適な“おんぶのコツ”

  • 2025.10.29

助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、おんぶの基本についてお話ししてくれました。おんぶはいつからできるのか、おんぶのメリットとデメリットなどを詳しく解説します!


グズる赤ちゃんをあやしながら家事をするには、おんぶが便利です。しかし「怖くてできない」「どうやってするの?」と悩むママもいるかと思います。

今回は、赤ちゃんとママの心地よいおんぶについてお話しします。

おんぶはいつからできる?

おんぶができるのは赤ちゃんの首がすわってからになります。個人差はありますが、厚生労働省によると、生後4カ月以上、5カ月未満の赤ちゃんの90%以上に首のすわりが見られるとされています。

首すわりは、3〜4カ月健診でチェックされる項目です。健診では、腹ばいにしたときに頭を持ち上げるかどうか。あお向けに寝かせて、両腕を持って45度までゆっくり引き起こしたときに、頭が遅れずについてくるかどうかなどで、首すわりを判断します。

自分で判断するのが難しいときは、健診で首すわりを確認するようにしてからおんぶをしましょう。

おんぶのメリットとデメリットは?

メリット

・ママの両手があいて、家事がしやすい

・ママの背中に体がピッタリとつくので、赤ちゃんが安心感を得られる

そのほか、背中の高い位置のおんぶは大人と同じ目線になり、ママの行動を見て一緒に体験したような感覚を共有することで、赤ちゃんにとって良い刺激になるなどと言われています。

デメリット

・赤ちゃんの変化に気づきにくい

・慣れるまで少しコツがいる

そのほか、赤ちゃんの様子が見えないため、狭い場所などで赤ちゃんの手や足などをぶつけてしまうことなどがあります。

おんぶ紐の種類と特長

おんぶ専用のおんぶ紐のほかに以下のものがあります。

抱っこ紐(ベビーキャリア)

いろいろなデザインがあり、ママの好みやパパと兼用できるものを選べます。正しく使わないと、落下事故などの原因になることもあるため、取り扱い説明書をしっかり読んで使いましょう。

まずは、抱っこで使い方に慣れてから、おんぶに使用するのがおすすめです。また、取り扱い説明書の対象月齢を守ることも大切ですが、首すわりには個人差があるので、赤ちゃんの発達に合わせて使いましょう。

兵児帯(へこおび)、ベビーラップ

1枚の長い布を使って、赤ちゃんとママの体を布で巻きつけるように固定するものです。赤ちゃんをママの背中の高い位置におんぶができ、体にピッタリとフィットさせられるのが特長です。

兵児帯は日本に昔からあるもので、ベビーラップは欧米で生まれたものになります。布の幅に違いがあり、兵児帯よりベビーラップのほうが幅が広くなっています。巻き方にもそれぞれ違いがあり、少しコツがいるので、講習会を受講したり、巻き方の動画を視聴したりして練習するといいでしょう。

ママと赤ちゃんがラクなおんぶのコツ

抱っこのときと同様に、赤ちゃんの脚は伸ばさないように注意が必要です。鏡でときどきチェックして、脚がぶらんと下がった状態にならないように、膝と股関節を十分曲げて「M字型」になるようにしましょう。

また、赤ちゃんのおしりが座面にしっかりと乗っているか、側面からみると赤ちゃんの背中が自然なCカーブを描いているかも確認するようにしましょう。背中のCカーブができていないときは、赤ちゃんの太ももの付け根あたりをしっかり掴んで、膝をおなかにくっつけるように持ち上げ、赤ちゃんのおしりの穴がママの背中側に向くように調整します。

抱っこ紐(おんぶ紐)の場合、ウエストベルトが腰骨の上にあり、緩みがないか、バックル類の留め忘れがないかに注意します。また、赤ちゃんとママの間に緩みがないようにベルトを調整しましょう。しかし、締めすぎも良くないので、取り扱い説明書を参考に赤ちゃんの様子や姿勢をみながら調整していきます。

【鏡でチェックするポイント】

・赤ちゃんの背中が自然なCカーブになっているか

・足が下がっていないか、M字に開脚できているか

・赤ちゃんの手が下がっていないか

(両手は上に向いてママの背中に触れているとよい)

・赤ちゃんの位置が低すぎないか

・ママの背中と赤ちゃんに隙間がないか

・赤ちゃんが苦しそうでないか

おんぶのときの注意点

安全に赤ちゃんをおんぶするために注意することをいくつかお伝えします。

・赤ちゃんを背負うときも降ろすときも、低い位置(ソファの上や床にしゃがんで)にする

・大きく前にかがまず、かがむときは必ず膝を曲げる

・授乳直後のおんぶや、おんぶ中におやつをあげるなどは避ける(吐いて、それが喉に詰まる危険があるため)

・ときどき鏡で赤ちゃんの様子をチェックする

・顔にかぶさってしまうことがあるので、フードつきの洋服は避ける

・赤ちゃんが激しく泣いて反り返るようであれば、おしりなど体を支えて低い姿勢をとる

おんぶするママも、おんぶされる赤ちゃんも、慣れが必要かと思います。最初はほかの人に介助してもらい、鏡を活用してお家でたくさん練習して、お互いに心地よいおんぶができるようになるといいですね。

<参考>抱っこひも安全協議会HP

<参考>ベビーウェアリングジャパン「赤ちゃんの発達と抱っこ」リーフレット


監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀

2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業しました。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援しています。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたることも。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受けています。自身も一児の母として奮闘中です。

ベビーカレンダー編集部

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